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荒野のコトブキ飛行隊

こうやのことぶきひこうたい

女の子×レシプロ戦闘機(公式より)
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空戦が日常。

概要

ガールズ&パンツァーSHIROBAKO水島努横手美智子が手を組んだ新作オリジナルアニメ。コンセプトはメイン概要にもある通りに「女の子×レシプロ戦闘機」と言う事もあって、早速だが「空のガルパン」とも呼ばれている。

女性パイロットによって結成された傭兵集団・コトブキ飛行隊の、戦いに明け暮れる日々を描いている。

今作に関しては少しずつ制作をしていた物であり、ようやく発表できるという事で今回の発表となった模様。放送時期は2019年1月から
アニメーション制作はGEMBA。
TOKYOMXおよびBS11、ついでに毎日放送テレビ愛知で放送。

登場する戦闘機は国産(日本製)縛りとなるようで、メッサーシュミットは出ないと水島氏のtwitterでも言及されている。外部リンクの方も参照までに。

コトブキ飛行隊隊員の愛機が既存品に特製デカールを添えたキャラクターフィギュア付きスケールモデルという形でハセガワから発売されている。
カップヌードル日清食品)とのコラボ商品『カップヌードル飛行隊特別セット』なるものが存在する。2019年3月4日から予約を受け付けている。

2019年2月13日からは、スマホゲーム『荒野のコトブキ飛行隊 大空のテイクオフガールズ!』が配信開始。

登場人物

コトブキ飛行隊

オウニ商会の輸送飛行船『羽衣丸』の護衛を担う戦闘機隊。
使用機材は一式戦闘機(隼)I型だが、合計撃墜数が200機を超えるという凄腕の集まり。
合言葉は「一機入魂」。

キリエ(CV:鈴代紗弓
快活で能天気な少女。
操縦技術と空間把握能力が卓越しており、並のパイロットなら復帰不可能になる失速機動さえ難なくやってのける。
お調子者な割に隊の中で最も正確で教科書通りの操縦を行い、教官に適しているとさえ評されるが、ケイトからはそれ故に予測しやすいと言われている。
パイロットとしての腕は優秀だが、頭に血が上りやすいという欠点を抱えている。特に好物のパンケーキが絡むと破壊力が増し、因縁の蛇のマークの零戦三二型を見ると見境なしに飛び掛っていく。
ナツオほどではないが機械修理の心得がある様で、ジャンクパーツを使って愛機の修理を行い、航行不能の状態から回復させたことがある。
チカ同様子供っぽいが、一応酒の飲める歳らしく、アプリ版では「たまには飲みたい」と言っている(劇中世界の飲酒可能年齢は不明)。
金に関してはあまりうるさくなく、それに動かされることも振り回されることもほとんどない。ゆえに現金輸送のミッションを単独で任されたことがある。
愛機には尾翼に赤い猛禽の絵が描かれている。これは人生の師匠・サブジーにあやかってのもの。

エンマ(CV:幸村恵理
キリエの幼馴染で、お嬢様口調ながらも毒舌が冴える。
物事を見る目が鋭い。
空戦では目を付けた相手をしつこく追い回す、相手からすれば全く質の悪いパイロット。
没落貴族らしく、屋敷を持っているものの荒れ果てているが、エンマは時折庭木(ソメイヨシノ)の手入れをしに帰っている。
隊員の中でも特に空賊に敵愾心を燃やしており、家が空賊によってひどい目に遭ったことが示唆されている。ちなみに両親は一応健在ではあるが、財産を巻き上げられたにも関わらず未だに楽天的で詐欺にかかりやすいようで、エンマは気苦労が絶えない。
愛機の胴体には青いラインが引かれ、尾翼には青色の大鎌と白抜きの薔薇があしらわれている。

レオナ(CV:瀬戸麻沙美
コトブキ飛行隊隊長。いかなる事態をも想定しながら戦いに挑む。
冷静沈着かつ厳格で、何かとつけて頼りになる。何事においても借りを作ることを嫌う。
普段は隊長らしくセオリー通りの合理的な戦法を取るが、本性は熱中すると敵機撃墜以外のことは考えられなくなる性格で、かつては「一心不乱のレオナ」と呼ばれていた。
また男勝りな彼女にも意外な弱点が……。
日課は筋トレ。
ラハマの孤児院で育った。飛行機乗りになってからもまめに訪問し、仕事の報酬を寄付している。そもそも傭兵パイロットになったのは孤児院の運営を助けるためだったりする。
愛機には緑の帯が引かれ、尾翼には三本の横線と稲妻があしらわれているが、よく見ると「寿」という字に見えなくもない。

ザラ(CV:山村響
副隊長兼司令塔。
隼とは全く性格の違う雷電で峡谷間を飛ぶなど、技量はかなり高い。
だがその一方で好き。また、とてもご立派なものの持ち主でもある。
過去に空の駅で働いていた経験があり、料理が上手。他にもダンスや格闘術なども得意で絵画の知識もあり、男のあしらい方も上手い。
レオナ以外の隊員の中では最古参らしいが、上記の多芸ぶりは「昔ちょっとね」の一言ではぐらかしている。さらにレオナとは、コトブキ飛行隊結成前からの付き合いでもある。
愛機は竜かフェニックスをモチーフにした金色のライン状のものが入っている。ただ迷彩塗装が他の隊員の機体よりも濃く描かれているだけにそれが余計に目立っている。これでは迷彩塗装の意味がない……というか、そもそも荒野ばかりの世界では緑色の迷彩自体に意味があるか疑わしい
他にも雷電や零戦五二型なども一部を除き荒野には場違いな実機同様の塗装で登場している。推測ではあるが、実用性よりも後述のユーハングから伝統として引き継がれたであろう塗装や、搭乗者の芸術性を重視するのがこの世界の飛行機乗りの文化・美学なのかもしれない。

ケイト(CV:仲谷明香
部隊随一の頭脳派。
とてもクールで常に無表情だが感情は人並みにあり、仲間思いでもある。
常に論理的に思考し、理詰めで計算尽くの行動を取る。その為か読書家ではあるが、読むのは実用書に限られている。
空戦では常人には不可解な技で敵を翻弄し、特に逆宙返りなどマイナスGのかかる機動を得意とする。
戦略眼にも優れており、第7話では自分より立場が上であるマダム・ルゥルゥやレオナに意見を述べ、作戦立案も行った。
アレンという兄がいる。
愛機には尾翼に紫色の矢印が描かれている。また、主翼の先端にも紫のワンポイントが入る。

チカ(CV:富田美憂
最年少隊員であり、見た目・性格いずれも見事なまでにお子ちゃま。
体重が軽いため対G体制が高く、また大の男を投げ飛ばすほどのパワーがある。
キリエとはしょっちゅう子供じみた喧嘩をしているが、これは似た者同士だからのようだ。
アレシマで買ったアノマロカリスのぬいぐるみがお気に入り(他の隊員からは不評)。
愛機にはピンクのストライプが引かれ、その尾翼には何だかわからない生き物(7話でチカの好きな絵本のキャラクターと判明)が描かれている。
幼い頃に絵本に親しんだからか(絵本とはいえ)物語としての文学の良さを知っており、ケイトにも薦めていた。
第2話から登場しているが、他のメンバーより一足遅い登場となったのは、1話の時点では大怪我をして病院生活を余儀なくされていたため。

オウニ商会

ラハマを拠点とする運送屋。飛行船『羽衣丸』を運行し都市間の輸送を担う。

マダム・ルゥルゥ(CV:矢島晶子
オウニ商会の女ボス。常に長煙管煙草を吹かす美女。
女だてらに危険の伴う運送業を営んでいるだけあって、かなり抜け目のない性格。
コトブキ飛行隊の雇い主であり、場合によっては町の防空などの仕事を受けることもあるが、報酬にかなりの金額を要求する。

ナツオ(CV:大久保瑠美
コトブキ飛行隊からの信頼も厚い、腕利きの整備士。荒い口調で話す当たりいかにも職人。見てくれは子供だが、立派な大人である。
公式Web番組『荒野のコトブキ通信』内のコーナー『ナツオ整備班長の戦闘機講座』では登場した戦闘機の解説を担当する。

サネアツ(CV:藤原啓治
オウニ商会所有の飛行船・羽衣丸の副船長。
実質的には船長のはずなのだが、頼りない・日和見主義・決断力ないと三拍子揃ってしまっており、クルー達から見下されるばかりか、ペットのドードー(後述)に船長の座を奪われている。
だがオペレーターたちの話によると「全滅した飛行隊の生き残りには多めに報酬を出す」らしく、優しい人物ではあるようだ。また第2話ではイサオの名前を聞いて一瞬顔色を変えている。
第8話では序盤から下痢を起こしてトイレに篭っていたため難を逃れた。このときは能動的に動き、コトブキ飛行隊へ船内の状況を伝えた。

ジョニー(CV:上田燿司
羽衣丸船内の酒場でバーテンダーを務める男性。かなり気弱な性格で、ウェイトレスのリリコからも辛辣な言葉を浴びせられている。
だがかつては凄腕の用心棒であり、羽衣丸がハイジャックの憂き目に遭った際には華麗な銃さばきを見せている。爆発物処理の技術もある。
ミキという女と結婚したのを機に血生臭い世界から足を洗ったはずだったが、ガンマニアから足を洗うことが出来ず、そのせいで彼女に逃げられた。無論今でも未練タラタラで、酒場の壁に彼女の絵を飾っており、いつか彼女と縁を戻すために銃を撃つことを忌避している。
二つ名は『逃げられジョニー』とのことだが、由来は強すぎて敵がすぐに逃げ出すためか、それとも妻に逃げられたためか、或いは両方なのか……。
劇中で使用したのはシングルアクションアーミーバントラインスペシャル、シュネルフォイアーM1887ソードオフモデル等を元にした架空銃。飛行船内ということもありゴム弾を使用している。

リリコ(CV:東山奈央
羽衣丸の酒場でウェイトレスを務める赤髪の女性。
客にもジョニーにもは冷めた態度を取るが、コトブキ飛行隊には若干態度を和らげている様子もある。
ハイジャック犯との戦いではアクションシーンを披露したが、ザラ曰く彼女はジョニーと違いただのウェイトレスとのこと。だが『ナツオ整備班長の戦闘機講座』では二式複座戦闘機(屠龍)に乗ったことがあると語られた他、ナツオに自分の過去をバラされそうになった際は彼女を脅して止めさせている。

ドードー船長
羽衣丸のペット兼マスコット。幻と悲運と悲劇の鳥・ドードーの一種だが、それにしてはえらい立派な翼が付いており、結果、空を飛ぶことが出来る。それを生かしてコトブキ飛行隊が帰還すると飛んで知らせたり、手紙を届けたりする。
サネアツがヘタレのためかどうかは分からないが、これが船長として崇め奉られている。ただし爆弾低気圧への対策を面倒くさがったサネアツをどやしつけたり、爆弾のスイッチを押そうとしたハイジャック犯を攻撃したり、本当に船長らしい振る舞いもする。

アンナ(CV:吉岡美咲
羽衣丸の操舵士。運行管理を行う。
勝気な性格で、上司であるはずのサネアツを見下している。
ピンクのロングヘアだが、一部をリボン状にまとめている。

マリア(CV:岡咲美保
羽衣丸の操舵士。飛行高度や飛行スピードの指示を出す。
控えめな性格で、オドオドしていることが多い。
ヘアスタイルは青のボブカット。

アディ(CV:島袋美由利)、ベティ(CV:古賀葵)、シンディ(CV:川井田夏海
羽衣丸のオペレーター。3人とも容姿がそっくりだが、姉妹ではない。
アディはレーダーを使っての監視や索敵、ベティは航法や気象情報の伝達および長距離無線でのやり取り、シンディはエンジンの状態や燃料の残量、被害状況の報告を担当している。

その他

ユーリア(CV:清水彩香
ガドール評議会議員の女性。
イジツの危うい未来と真摯に向き合い、強い信念を持って行動してる人物だが、議会での過激な発言に加えてエンマ以上に毒舌(というか嫌味)ばかり吐くため敵が多い。
ルゥルゥとは幼稚園からの知り合いで、彼女からは「変態」と評されている。
もっとも、本人も性格の悪さを自覚しているフシがあり、意外と金払いは良く、コトブキ飛行隊がルゥルゥを通さずに請求した報酬を額面通り支払っている(のだが、ルゥルゥ経由だったら値切り倒すつもりだった)。
純粋な人間に対しては性悪になりきれない節があるようで、そのためルゥルゥは報酬の受け取りにキリエを送っている。
第9話でガドールが自由博愛連合に加わることが決定してしまい、議員としての立場が危うくなったばかりか自分の身にも危険が迫ったため、護衛たちの手引きで亡命することとなる。

イサオ(CV:小西克幸
イケスカの町に本社を構えるトウワ・ブユウ商事という商社の会長を務める男性。国家統一連合構想を掲げて政界へも進出しつつあり、自由主義を重んずるユーリアにとっては政敵である。
次期市長候補の呼び声も高かったが、8話において市長になったことが描かれている。
やたらと陽気なマシンガントークを繰り出しつつ手品を披露しまくる。一見優男だが、実は煮ても焼いても刺身にしても喰えない人物であり、ユーリアはこの人物を政敵というだけでなく人間的にも嫌悪している。また彼女と仲の悪いルゥルゥも彼を嫌悪・警戒しているようである。
その一方で実は“天上の奇術師”の二つ名を持つ腕利きのパイロットであり、本来は戦闘機ではないはずの流星を操って、空賊第三百一親衛隊の零戦五二型1機を撃墜し、四式重爆撃機2機の内コトブキ飛行隊が撃ちもらした1機を狙撃して航行不能に追い込んでいる。
レオナはかつてリノーチ大空戦で撃墜された際、彼に助けられたと語っている。

ナサリン飛行隊
ナンコーから来たフリーランスの傭兵部隊。
メンバーはフェルナンド内海、アドルフォ山田、ミゲル、ロドリゲス、イスマエルの五人で、使用機体は紫電(紫電改ではなくその前身の紫電一一型)。
アドルフォのスコアは不確実撃墜を含め11+7.5機で、少なくとも現実世界の基準ならエースを名乗れる腕を持つが、コトブキ飛行隊にはかなり劣り、予想外の練度を持つ空賊ドブロク団との戦いで全機撃墜される。
フェルナンドとアドルフォのみが生還し、第5話でアレシマ防衛に参加した。その際は圧倒的に不利な状況だったにも関わらず敵2機をマニューバーキル(相手の操縦ミスを誘い自滅に追い込ませること)しているので、やはり下手ではないようだ。
フェルナンドは元々聖職者だったらしい。

エンブレムは本作の空戦アクションを監修しているウイスキーパパ競技曲技飛行チームのものを若干変更して使っている。フェルナンド内海は同チーム代表で本作特殊飛行アドバイザーの内海昌浩氏、アドルフォ山田は同チームパイロットの山田健太郎氏が由来かもしれない。

ラハマ町長(CV:桜井敏治
オウニ商会の拠点であるラハマの町長。かつてはラハマの貴公子と呼ばれた名パイロットだったという。
しかし今や事なかれ主義で一人では何も決められず、民主主義を言い訳に決断力の無さを誤魔化そうとする有様である。
エリート興行が武力をもって雷電とウキヲエの交換を迫ってきた際、自警団の戦力では太刀打ちできない上、コトブキ飛行隊を雇う予算もないことから要求を飲もうとし、エンマから痛烈な罵声を浴びせられる。
さらにオウニ商会から「街が一丸となって戦うなら契約料金は安くする」と打診され、町民たちの意思が徹底抗戦に傾いたため戦うことを決意。
味方の旗色が悪くなるのを見て勇気を振り絞り出撃、エンマの窮地を救ったものの、空戦中に飛び移って来たトリヘイに雷電を乗っ取られ、泣く泣くパラシュートで脱出した。
機体に合った一撃離脱戦法を取れていれば結果は変わっていたかもしれないが、早急に援護しなくてはエンマが撃墜されていたため、優位な位置を取る暇がなかったと思われる。
当人は自分の不甲斐なさに涙していたが、助けられたエンマは彼に感謝し、先の非礼を詫びた。

アレン(CV:山本和臣
ケイトの兄。ユーハングの謎を研究している、飄々とした性格の青年。
かつてはこの人もまた飛行機乗りだったが、かつてユーハングが現れたゼロポイントの調査中に何者かに撃墜され、一命を取り留めたものの車椅子生活を余儀なくされている。ケイト曰く「治らない可能性が高い」とのこと。
当時の愛機は九七式戦闘機(デザインはコトブキ飛行隊機の没案の流用)。
ケイトの兄なだけあって頭脳明晰で、操縦できなくなった今でも射手およびナビゲーターとしては並外れた腕を持つ。
結構な酒飲みで、当人曰く「酒が入った方が命中率が良い」とのこと。
飛行機乗りだったからか、レオナとも面識がある。

サブジー(CV:田中完)
幼き頃のキリエが出会った老人。彼女にとっては人生の師匠。ユーハングのものと思われる書籍や航空機の部品を所有しており、当人もユーハングの航空技術者であったことが仄めかされている。キリエに飛行機の操縦を教えたが、ある日自宅を焼き、愛機の零戦三二型に乗って飛び去った。キリエは家の跡地に礎石を起き、度々挨拶に訪れている。
ちなみに件の機体はラバウル等で現地改修された無線アンテナを撤去した仕様で、胴体と主翼に赤いマークの痕跡が残っている。

ソウヤ(CV:小市眞琴)、ミユリ(CV:前田佳織里)
レオナが育った孤児院で暮らす子供たち。コトブキの面々とも面識がある。

タミル(CV:関根明良
エンマの学生時代の友人。髪型はお嬢様っぽいが、服装はかなりラフ。
現在は都市警備のアルバイトをしている。搭乗機は黄色の零戦二一型。

ムサコ(CV:松田利冴)、ヒガコ(CV:松田颯水
二式単座戦闘機(鍾馗)を駆り郵便配達員をしている双子の姉妹。レオナとは昔からの馴染み。
姉のムサコはパンクなファッションに身を包んでおり、妹のヒガコはピンクのメイド服を着ている。
ちなみに中の人(達)も双子である

敵勢力

蛇のマークのパイロット

「ハートに巻き付いた紫の蛇」をパーソナルマークとする零戦三二型(こちらはアンテナが有る通常仕様)のパイロット。
零戦三二型の降下性能を生かした戦法を取り、第1話で空賊ドブロク団を率いて羽衣丸を襲撃した。
かつてキリエを撃墜したことがあるらしく、雪辱を果たそうとする彼女を圧倒的な技量で手玉に取るが、翼を振ってからかうような仕草を見せるなど不可解な行動を取る。6話ではユルギス・コブラ(ロシアの曲技飛行士のユルギス・カイリスが繰り出すテクニックのひとつ。詳細は各自調べていただきたい)に似た難易の度の高い機動を行っている

ドブロク団

第1話に登場した空賊。使用機体は零戦二一型で、飛行帽をかぶった蛇(のような生き物)のマークを描いている。
蛇のマークのパイロットに率いられて羽衣丸を襲撃。空賊としてはかなり高い練度を持ち、コトブキに先んじて迎撃したナサリン飛行隊を全滅させた。羽衣丸に積み荷の引き渡し要求などをせずいきなり墜とそうとしたり、多数の味方が撃墜されても退却しないなど、略奪が目的ではなかった可能性が高い。

シロクマ団

第2話に登場した空賊。シロクマ団と言いつつ猫のマークを描いている。
使用機体は九六式艦上戦闘機のはずだったが、何故か三式戦闘機を装備しており、大編隊で羽衣丸を襲った。この世界において整備に手間のかかる液冷エンジン機を配備できる勢力は限られており、本来なら空賊が運用できる機体ではないらしい。

エリート興業

峡谷を根城とする風変わりな空賊。総戦力は40機ほどで隼三型を主力とし、彗星も装備している。塗装は一部を除き赤塗りで、腹面と尾翼にはインベイジョン・ストライプが施されている。
人事部、営業部などが存在し会社の体裁を取っているが、やっていることは武力に物を言わせたウキヲエの押し売りである。
ラハマの町に殴り込んでまんまと雷電を分捕ったものの、奪還に来たコトブキ飛行隊に砦を攻撃され、さらに人事部長の陰謀により内部分裂を起こしてしまう。結果的に社長のトリヘイはコトブキに助けられた形となり、機体を返却した。
第7話では、ナンコー油田の火災を鎮火するためにキリエとケイトがエリート興行の彗星に搭乗している。
初登場時は酷い歌詞の社歌を流しながら現れたが、アプリ版のイベント画面ではこれがフルで流れており、プレイヤーからは「歌が気になってイベントの説明が頭に入らない」という声も出た。

トリヘイ(CV:土田大
エリート興業社長。空戦中に敵戦闘機へ生身で飛び移って乗っ取るという胆力の持ち主。姐さんのウキヲエを本気で素晴らしいと思っており、その良さをイジツ中に伝えるために押し売りを行なっている。間違っても善人ではないが悪党としては純情すぎる面があり、姐さんを思う気持ちをヒデアキに利用されていたらしい。酒には弱い。ラハマ攻撃時はヒデアキの彗星の後席、エリート要塞では金富士が描かれた専用の隼III型に搭乗する。

ヒデアキ(CV:真殿光昭
エリート興業人事部長。公式の人物紹介では人事部長名義だがスタッフロールでヒデアキと表記されている。搭乗機は彗星12型。何者かと内通しており、コトブキ飛行隊の襲撃に乗じて離反。雷電の持ち逃げを目論むがザラに奪還されてしまったため、彗星に乗って遁走した。相手が不慣れな機体だったとはいえザラの追撃を振り切るほどの操縦技術を持つ。姐さん曰く、トリヘイを唆して悪事へ向かわせた張本人らしい。
第7話で登場した彗星は彼の乗機とは別。第4話のラストでトリヘイらがロータでコトブキ飛行隊を見送る場面に映っていた機体と思われる。
第9話では内通相手の指示でかアレンの入院先に押し入り、彼の留守中に病室から研究記録などを盗み出している。さらにユーハングについて知りすぎたアレンを抹殺しようと目論み、刺客として紫電改の部隊を差し向ける。

営業部長(CV:江越彬紀
エリート興業営業部長。公式の人物紹介でハブられている悲しい男。ラハマ空襲時は隼III型に搭乗していたがキリエに撃墜された。エリート要塞ではヒデアキとともに離反。雷電の鍵を姐さんから奪取しようとしたがザラに昏倒させられ以降の動向は不明。

姐さん(CV:宮下早紀
トリヘイが熱を入れる女性。ウキヲエの作者。
周囲からはエリート工業の女帝のように思われているが、実際は純粋に絵を愛する少女。
ザラに雷電の鍵を託す。

空賊第三百一親衛隊

ユーリアとイサオの会談に際し、アレシマの町を爆撃しようとした組織。使用機体は四式重爆撃機と零戦五二型。
名前は公式サイトからの引用。誰の親衛隊なのかは不明。

謎の組織

ナンコー油田火災の消火を妨害したり、羽衣丸のハイジャックを行った組織。四式戦闘機や屠龍(37mm戦車砲搭載型)を装備しており相当の腕前を持つ。機体性能で上回るとはいえナサリンの紫電2機、コトブキの隼I型4機、彗星1機の7機を相手にたったの4機で翻弄、紫電1機、隼I型1機を撃墜し、味方に1機の損害もないまま撤退した。
ロータを襲撃したのもこの集団と推測される。

用語

  • イジツ

この作品の舞台となる世界。
海はとうの昔に干上がり、果てしない荒野に街が点在している。
少なくとも舞台となった地域に統一国家と言えるものは存在しないようで、各都市が自治を行なっている模様。
都市間の輸送は航空機と飛行船に頼っており、それを狙う空賊も存在する。
さらに地下資源が枯渇しつつあるため、収入源を失い廃墟となる街も多く、未来が危ぶまれている。
ただし空賊稼業が成り立つことからガソリンは余裕があると思われ(良質なガソリンの産地は限られるようだが)、また食文化のレベルは低くなく酒も豊富にあるため、飲料水も不足していないようだ。
魚はユーハングが持ち込んだ淡水魚が少数養殖されているようで、極めて珍しい生物、またはかなりの高級食材として扱われている。
存在する航空機は第二次大戦期の日本軍機のみで、それ以外の技術レベルも当時と同程度のようである。
ただし食べ物の自動販売機が存在するなど、部分的には進歩しているようで、特に都市同士が離れているため通信技術はかなり発達している。

  • ユーハング
かつて「世界の底が抜けた」ときイジツにやってきた存在で、人々に飛行機をもたらし生活を一変させた。
その後イジツから去った(アレン曰く「70年前の出来事」なのだが・・・・・!?)らしく、工場跡などが残っている他、飛行機と共に伝えられた浮世絵などがイジツの文化に影響を与えている。
語感からしてジパングのことと思われるが……?
  • スタンドン石油
イケスカ市に拠を置く大手の石油元売企業。
会社の方針としては薄利多売らしく、売っているガソリンの質はあまりよくないとされる。第7話でナツオが試しに仕入れたガソリンはナンコー製の半分の値段だったが、ノッキング(不正燃焼)が多発する粗悪品だった。
社用機として一〇〇式輸送機が登場している。
  • ラハマ
オウニ商会が活動拠点とする町。
岩塩が産出するため収入源はあるが、安穏としてはいられない状況。
町長の専用機として雷電を保有しているが、自警団の装備は隼より旧式の九七式戦闘機と偵察・救難用の九五式一型練習機『赤とんぼ』のみ。
自警団の機体と雷電には黄緑・白・赤紫のラウンデルマークが描かれており、また雷電はよく見るとかつての識別マークの痕跡が残っている。
  • キマノ
廃墟となった街。10年前まで栄えていた
  • モトツ
  • ムロガシ
資源のない街。ここ3年で人口が半減している
  • ロータ
空の駅。エリート興業の砦に近い場所にある。うどんやパンケーキの自動販売機がある。エリート興業ではない別の空賊の襲撃で主要施設は破壊された。
  • ガドール
ユーリアが評議会議員を務める都市。
評議会は議員の護衛などを行う戦闘機隊も有しており、第2話では鍾馗の部隊が登場した。
都市の自治権と独立独歩の重要さを主張するユーリアの訴えも虚しく、イサオ率いる自由博愛連合に加わることとなった。
  • アレシマ
多数の飛行船が寄港する大都市で、飛行隊などを登録・管理するための空運局がある。
政治的にはイサオ寄りらしい。
防空戦力としてアレシマ市立飛行警備隊を有し、三式戦闘機を大量配備できる財力と整備力を持つが、空賊の陽動にまんまと引っかかってしまった。
飛行警備隊の識別マークは『荒』の字を崩したもの。
  • ナンコー
ナサリン飛行隊の拠点である田舎町。小さな油田がある。
寂れた街だが比較的良質なガソリンを精製しており、ラハマ及びオウニ商会のガソリンもこの町から仕入れている。ゆえにスタンドン石油に狙われているらしい。
ラハマから距離が近いため仕入れコストも安く済むという事情もあり、油田火災発生時にはコトブキ飛行隊が消火に出動した。
  • イケスカ
イサオが市長を務める(8話「以降」)都市。衰退とは無縁の繁栄した都市と言われる。
市としての飛行隊は紫電改が確認されている
  • ドアン
レオナが訪れた都市
  • シブシク
チカが訪れた都市。本が豊富にある
  • 自由博愛連合
イケスカを本拠地とする組織で、おそらくイサオの国家統一連合構想に基づいて結成された都市同盟のようなものと思われる。
名前に反して他の都市への内政干渉を行い、従わない場合は一方的に空賊と決めつけて爆撃するなど、覇権主義的な外交を行う。
航空戦力は五式戦闘機I型、四式重爆撃機等を多数配備している。
  • オフコウ山
峡谷に挟まれた山。
頂上は卓上台地となっており、その大きさが海に浮かぶ滑走路の全長と同じなため、ユーハングが着艦訓練や実験に使用していた。しかし技量未熟なパイロットが大勢事故死したため『お不孝山』の名で呼ばれるようになった。ユーハングが去った今でも当時の残骸が散乱しており、戦闘機の墓場のような様相を呈している。
第6話で蛇マークの零戦に敗れたキリエが不時着し、残骸から部品を回収して愛機を修理した。
  • 羽衣丸
オウニ商会の保有する商船でコトブキ飛行隊の母船。おそらくは硬式飛行船でゴンドラ以外にも居住区画や貨物区画、全通式の飛行甲板及び整備・格納区画を気嚢本体内部に持っている。浮揚ガスにはヘリウムを使用。
艦上機でない一式戦闘機や二式複座戦闘機が着艦できることから相当な大きさと思われ、空母以上であることも示唆されている。
レーダーも搭載し、自衛用に遠隔操作式の動力銃塔を装備。

追記

  • 日本製(国産)の飛行機しか出て来ない本作品なのだが、その結果、第1話においていきなり隼と零戦のドッグファイトという、ある意味禁断の対決が実現してしまった。その後も隼のⅠ型とIII型のドッグファイトという、これまた想像だにしなかった対決までも実現している。
  • そればかりか、練習機や艦上攻撃機、さらには輸送機旅客機)や爆撃機でさえも国産のみである(第9話時点)。
  • 本作での艦上攻撃機や艦上爆撃機の扱いは、戦闘機代用やウォーターボマーといった、本来の目的とはかけ離れたものでしかないのだが、戦闘機代用については、実は現実世界でも、前方機銃を持つ艦上爆撃機や艦上攻撃機が爆装せずに制空戦闘を行った例は存在する。
  • 本作における零戦は、物語前半を中心にヒールキャラとしての登場が目立つ(無論サブジーの愛機やタミルが操縦していたものといった例外もありゃするが)。零戦をヒールキャラとして描いた作品は、日本の作品では極めて珍しい。
  • 本作の製作協力企業に、東京都立川市を本拠地とする持ち株会社の立飛ホールディングスが名を連ねている。「何で持ち株会社が??」と思われるだろうが、実はこの会社、かつては飛行機を作っていたことがあり、その縁で本作の製作協力企業となった次第。ちなみにこの会社が生み出した飛行機の1つが、九五式一型練習機だったりする。また、隼の生産を請け負ったこともあった。


関連タグ

2019年冬アニメ

レシプロ機 戦闘機

第三飛行少女隊

ガーリー・エアフォース - 同時期に放送開始された戦闘機アニメで、何かと比較される事が多い。ただしこちらはライトノベルが原作、現代ジェット戦闘機が題材など、いろいろな意味で正反対な作品であり、コトブキ飛行隊が『ガールズ&パンツァー』なら、こちらは『蒼き鋼のアルペジオ』によく例えられる。

外部リンク

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