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レンズマン

れんずまん

レンズマンとは、アメリカの作家E(エドワード)・E(エルマー)・“ドク”・スミスによるSF小説シリーズ。
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この概要は完全でもなく決定的でもない

超能力に秀でた善良な宇宙人アリシア人から、法の執行官である事を示す複製不可能な身分証「レンズ」を授かった「レンズマン」達が、銀河パトロール隊を結成して活躍していく。

アメリカの古典SFであり、一言で言えば「国境や惑星を越えて逃げる犯罪者を追う、宇宙のFBI」である。

「銀河パトロール隊」VS「宇宙海賊」が、「宇宙の善意である高位種族」と「宇宙の悪意である高位種族」の代理戦争であるというアイデアは、後の作品にも多数の影響を与えている。


ストーリー

自動車の普及により犯罪者が別の州に逃げると地元警官は手が出せない。航空機の普及により犯罪者が外国に逃げると国家の警察は手が出せない。では恒星間宇宙船が普及して犯罪者が別惑星に逃げると、言葉も文化も解らない未知の惑星で、どうやって政府の警察機構を探し出せばいいのか?そして、身分証を偽造して警官を自称する犯罪者が増えている事への対策も必要だ。

第二段階レンズマン

これを解決するアイテムが、アリシアに託された「レンズ」である。万能言語翻訳機として機能し、テレパシー種族とのテレパシー交信を可能にするから、異星人の言葉が解らないという展開が出てこない。未知の異文明種族であってもソレを一目見た瞬間に、銀河系宇宙に於ける法の執行官/裁判官/処刑執行人である事を納得するのだ。着用者以外の者には触れる事も出来ず、複製は絶対不可能、着用者が死ぬと痕跡も残さず消滅する、アリシアの精神科学によって作られた擬似生命体である。


重要なポイントとして、「女はレンズマンに成れない」

レンズマンは非常に殉職率の高い職業である。いつ死ぬか解らない。四肢を失って帰って来るかもしれない。そんな男に惚れるより、もっと平凡な男と結婚して平凡な家庭を築くべきなんだ、いいか、女はレンズマンを愛してはならない!レンズマンは迂闊に女を愛してはならない!という理屈は解っても納得出来ないのが人間ってもんだ。

センシティブな作品

だけどいろいろあって、キムボール・キニスンとクラリッサ・マクドガルは結婚して5人の子供を持つ。クリストファー、キャスリン、カレン、カミラ、コンスタンスのキニスン五兄妹は人間を超越した超人類となり、両親を助けつつ、銀河系の敵に立ち向かうのである。

センシティブな作品

これは、銀河系秩序の破壊と混沌を企むエッドール人が影から宇宙海賊を支援していたように、銀河系の平和と秩序を目指すアリシア人が、影から人類の優れた血統を育てようとしていた成果である。本筋以外の部分では「キニスン一族」と「赤毛の一族」がアリシア人に見守られている姿が語られる。


影響下にあるかもしれない作品

古典SFとして、本作を参考にして作られたSFは非常に多い。

グリーンランタン(設定に共通点が多いと言われるアメコミヒーロー)

超人バロム・1(宇宙の善意からアイテムを託された正義のエージェント)


アニメ

レンズマン

『SF新世紀レンズマン』というタイトルでアニメ映画化されており、1984年7月に全国の洋画館で公開された。制作費は12億円もかかったが、配給収入はその6分の1程度しかなかったという。

その後『GALACTIC PATROL レンズマン』というタイトルでテレビアニメ化、朝日放送テレビ朝日系列局(ただし一部系列局除く)ほかにて1984年10月から1985年3月まで放映された。全25話。

コミカライズが「週刊少年マガジン」(講談社)に掲載されている。


映画版とテレビ版とではキャラクターとメカニックデザインや基本設定は「ほぼ」共通しているが内容はかなり異なる(どうもパラレルワールド扱いらしい)。


登場キャラクター

CV表記は映画版/テレビ版(単独表記は映画版・テレビ版共通)

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