既に廃れた過去の祭儀で使われていた朱色の杖。
概要
オープンワールドRPG『原神』にVer1.3で実装された☆5長柄武器。限定武器祈願でピックアップされている場合のみ入手可能。いわゆる胡桃のモチーフ武器であるが非常に高い汎用性を誇る。
魔神の死体から発生した穢れを祓い、穢れによって犠牲になった死者たちを弔うための祭儀に使用された朱杖
性能
メインステータス | 基礎攻撃力608(最大強化Lv.90時) |
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サブステータス | 会心ダメージ66.2%(最大強化Lv.90時) |
武器効果「縛り無き朱色の蝶」 | 精錬1(無凸) HP上限+20%。また、キャラクターのHP上限の0.8%分、攻撃力がアップする。キャラクターのHPが50%未満の時、攻撃力が更にHP上限の1%分アップする。
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☆5武器らしくメイン、サブステータスが高い水準でまとまっている。特にサブステータスは長柄武器では貴重な会心ダメージアップ(これ以外で会心ダメージを伸ばせる長柄武器は☆4の「黒岩の突槍」しかない)。武器効果はHP上限アップとHP上限をもとにした常時発動する攻撃力バフで全体的に火力を伸ばしやすいアタッカー好みの武器。
武器効果が片手剣の磐岩結緑と酷似しているが、こちらは装備キャラのHPが50%未満になるとバフ量がアップするかわりに素のバフ量が控えめになっている。
(護摩HP50%以上<磐岩結緑<護摩HP50%未満)
最大バフを起動させやすいキャラは限られるが、HPと会心ダメージ、攻撃力を常時強化できる上、HPを攻撃力に変換する特性上基礎攻撃力が低く、攻撃力%バフの恩恵を受けにくいキャラも火力を伸ばしやすいため、非常に高い汎用性を誇る。どのくらいかと言うとほとんどの槍キャラで火力を出したい時の最適候補として名前が挙がるほど。そのため取り合いになってしまう場合もあるが、凸も非常に強力なので重ねるか否かが悩ましい。
相性の良いキャラの例
相性の良いキャラを全て挙げるとキリがないので、特に相性の良いキャラのみを記載する
胡桃
元素スキルで自身のHPを消費しHPが少ない時に圧倒的な火力を得られる背水アタッカー。
会心率は聖遺物で補う必要があるが、同時に実装されたこともあり性能、見た目ともに最高の相性を誇り、発動時に現在のHPを30%消費する代わりに胡桃の非常に高いHP(全キャラ中2位)をもとにした攻撃力アップなどのバフを得られる元素スキル、HP50%以下の時炎元素ダメージを上昇させる固有天賦「血のかまど」など、本武器の最大バフを起動させやすく、バフの恩恵を受けやすいとあらゆる面で強力なシナジーを持つ。
更に、胡桃の全キャラ中ワーストの基礎攻撃力も武器効果でカバーできるため隙がない。完璧に噛み合った性能故に凸による恩恵が大きいため、胡桃の火力を追求したいのならば重ねてしまおう。
魈
毎秒HPを消費する代わりに強力な自己強化を掛ける元素爆発を持ち、高い殲滅力を誇るアタッカー。
本武器の攻撃力バフと会心ダメアップを爆発のダメバフに乗せて火力を伸ばすことができる。更に、キャラレベルの突破時に会心率が伸びるためサブステータスの会心ダメアップを活かし
やすく、元素爆発のスリップダメージで最大バフを起動させやすい点も好相性。
注意点として爆発のバフ量は天賦Lvに依存する(バフの倍率はステータスに影響されない)上に、魈は基礎攻撃力が非常に高い(全キャラ中1位)が、HPは特別高いとは言えず、HPを参照する天賦も一切持たないため、本武器のバフを伸ばすために聖遺物で攻撃力を差し置いてHPを伸ばすのは
非推奨。
鍾離
非常に強固なシールドを張ることができ、ローコストながら高火力の元素爆発を持つサポーター兼サブアタッカー。
HP上限アップにより、シールドの耐久値を上げるだけでなく固有天賦「贅沢な食饌」のバフ量も上げることができるため耐久と火力を両立できる。鍾離自身もHPが高めなのでバフ量は多め。
ただし、HPを伸ばす事を意識しすぎるとサブステータスの会心ダメアップが腐ってしまうので聖遺物で会心率を盛る事を忘れないようにしたい。更に注意として、鍾離は自傷で事故りやすい上記の二人との相性が非常に良く、同じパーティーで使用されることが多い。そのため本武器を誰に装備させるかはよく考えよう。
ストーリー
炎ですべての不純を払い、穢れを炎の光と共に、全てを受け入れる中天へと。
この祭儀はかつて世の末時に存在し、各地の薪火を照らし、祝福と退悪の狼煙を起こした。
この灼熱の祭儀は遥か昔、争いの絶えない時代に流行した。
静寂な神骸の妄念と夢は、いずれ疫病や障気と化し、
彼らの物で無くなった民と元から属さない人々を連れ去る。
その際、死を救う医者は夕暮れの如き焔からそれを聞いた、
油が沸き、薪が破裂する音に隠れた囁きを。
「縛り無き焔のみが天地の穢れを浄化する」
「緋色の薪火を上げ、妖魔ども撃退せよ。」
医者は赤い杖を持ち、悪で穢れた物を燃やした。
悪事と災難に巻き込まれた往者と深い悲しみに耐えれぬ死者は、
火の中で塵の蝶に変わり、濁った世界の不幸と傷から解放される。
無数の薪を燃やしてきた医者も、いずれ蝶の如く煙へと変わっていくだろう。
平和と年月とともに祭儀は忘れ去られたが、
暗闇の神の威厳と対面し、心に焔を抱えた者はきっと聞こえるだろう。
煌めく焔の舞が囁き、縛り無き炎のみが天地を浄化すると…
余談
- 相性の良いキャラについて
胡桃は葬儀屋「往生堂」の堂主で鍾離はその客卿、魈は魔神の残滓「業障」を祓う仙衆夜叉の
一人であり、穢れを祓い死者を弔う祭儀に使用されたこの武器との相性が特に良いのも頷ける。
(ストーリーにある「神骸の妄念と夢」とは業障を指すものと推察できる)
- あだ名
旅人たちから付けられたあだ名は「胡麻」。単純に護摩の変換ミスであるが定着している。
- 原神の最優武器?
ほとんどの槍キャラで火力を出したいならこれ。と言われるほど高い火力と汎用性を持つため、
一部では原神の最優(最強)武器と呼ばれている。
- 鍾離の真のモチーフ武器?
一時期、鍾離が伝説任務とお試しで自身のモチーフ武器であるはずの破天の槍ではなく本武器を
握るという珍事が発生した。(あまりの噛み合わなさっぷりに我慢できなくなったのだろうか...)