概要
タワーに納められた旧時代の技術の復元を行っている研究機関。
AC用の武器腕やUNACは財団より提供された技術によるものである。
シリウス、ヴェニデ、E.G.F.の何れにも与せず、あくまでも技術を提供する組織として中立の立場(エンブレムにもそれが見て取れる)を表明しているが、一方でその行動は戦いを煽っているようにも思える。
かつてミグラントと呼ばれた行商人により設立された組織であると言われ、三大勢力が成り立つ以前から存在するとも言われているが、劇中にて登場する財団の関係者が代表者しか存在しないため確かな情報が少なく、謎が多い。
同組織が三大勢力へUNACを供給し始めた頃から死神部隊が活動を開始した為、同部隊との関連も噂される。
財団(人物)
人物像
だがもし、君が例外だというのなら……。
But if you think you are different…
財団の代表と言える人物。
人を喰ったような性格をしており、相手を腹立たせるような言動が目立つ。
財団はその設立の経緯や、内部事情などを公開しておらず、この人物以外にどれほどの人間が関与しているのかは一切不明である為、彼が財団そのものといって差し支えない(実際に劇中でもマグノリア・カーチスにそう呼称されている)。
三大勢力にUNACを提供するが、そのシステムに時限式のウィルストラップを仕掛け、三大勢力のUNACを暴走させた張本人である。
正体
彼の発言から、かつては人間であったが今は人であることをやめた(死神部隊同様に意識が電子化された人間である可能性がある)事が窺える。
人類に対して否定的で「人によって人は滅びる」と説き、人間同士の戦いによって世界が滅ぶ事を望んでいる。
その為に死神部隊と結託し、UNACを暴走させ自身の計画を妨害する「黒い鳥」を排除していた。
UNACの暴走事件の真の目的は、タワーに侵入してその基幹システムのひとつを稼働させる事にあった。
タワーのシステムは世界各地に眠る無人兵器のエネルギー源となる特殊な粒子を放出させ、いつ目覚めるとも分からない無人兵器の脅威を三大勢力へと植え付けた。結果、三大勢力はタワーの処遇について会談の場を設けるが交渉は決裂し、彼の思惑通り、世界はタワーの支配権を奪い合う戦争「ヴァーディクトウォー」へと突入する事になる。
死神部隊の壊滅と共に財団を名乗る人物は歴史の表舞台から姿を消すが、ヴァーディクトウォーの最中においても死神部隊は存続しており、ワールドモードで傭兵に登録したプレイヤーに死神部隊への参加を依頼してくる人物が彼ではないかと言われている。
なお、過去にフランシス・バッティ・カーチスやロザリィをタワーへと案内した後に行方をくらましたアイザックという男がACVD-LINK内でのアーカイブにて確認されており、その言動や行動理念から、彼こそが財団その人ではないかと言われている。
余談ながら、人類の秩序を否定し、人類そのものを滅ぼさんとする姿勢は、かつての時代にどこかの世界で出現してしまったのかもしれない最強最悪のイレギュラーを彷彿とさせる。