超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー
ちょうしんせいゔぃーなすらせいんとまざー
不死鳥編第1弾において登場した光文明のフェニックス。名前は金星の英名から来ている。
パワーは12500と、進化元を3体必要とするカードとしてはさほど高いというわけではない。
このカードの恐ろしいところは、進化元がなくならない限り場を離れないという、その光文明譲りの驚異的なしぶとさにある。
『デーモン・ハンド』『アクア・サーファー』『ナチュラル・トラップ』など、各文明の名だたる除去手段をことごとく跳ね返し、毎ターンT・ブレイカーを食らわせるという相手からすれば面倒なことこの上ないクリーチャーなのである。
相手にとっては放置しておくと負けが見える大きさであるのでどうにかして退場させなければならないのだが、退場させるか攻撃を防ぐために、普通に考えても4枚、手札や場のクリーチャーを消費しなければならないため、排除するのには見た目以上の労力が必要となる。
つまり直接シールドを割れなかったとしても、相手に何らかのカードを犠牲にすることを強いるということなので、場に出ただけで相応の働きが見込めるカードなのである。
さらに、進化元もガーディアン、アーク・セラフィム、グレートメカオーという、展開しやすく守りに長けた種族ばかりのため、意外とすぐに進化ができ、なおかつ進化元とした味方の後続も出しやすいという、扱いやすいカードでもある
。
ちなみに「クリーチャーのパワーが0以下になるとルール効果で破壊される」ので、TCG版では、
パワーが0以下なので破壊→セイントマザーのメテオバーン能力で留まる→まだパワーが0以下なので破壊
となり、結果的に破壊される。
超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー SR 光文明 (6) |
進化クリーチャー:フェニックス 12500 |
進化GV-ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィムのいずれか3体 |
シンパシー:ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィム |
T・ブレイカー |
メテオバーン1:自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きければ、かわりにこのクリーチャーの下にあるカード1枚を墓地に置く。そのクリーチャーはそのターン、そのパワーが0より大きければ、バトルゾーンを離れない。 |
カードパック第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」に収録。
シンパシーが追加され、メテオバーン能力の範囲がそのターンの味方にも及ぶようになった。
デュエプレ版の方はメテオバーンの発動が強制だがパワーが0になったことでバトルゾーンから離れる場合が効果発動の対象外になったので無駄撃ちが無いようになっている。
ただ、クリーチャー一体事に別々に発動するので、場合によってはたった一枚のカードでメテオバーンの残弾をゴッソリ消費させられるため、どちらかというと弱体化している。
また、Ver.2.2.0時点での検証結果では「同時破壊は処理上最も左側の対象カードから順番に破壊され、置換効果は一部例外を除き(例えば《秘護精マキシマムコブラ》自身は自己置換効果が最優先されるので位置に係わりなくメテオバーンで破壊から守ることは出来ない)最も右側のカードの効果が優先される」という仕様があると目されており、位置次第ではメテオバーンを他のクリーチャーの保護に使ってしまい、肝心の自分自身を守れないという事態に陥る場合もある。
環境では第7弾環境のTier1である「青白グレートメカオー」にフィニッシャーとして採用されていた。
《廃鳥機フェニコーラー》や《装甲支援ガトリンガー》により手札に抱えた状態で、《機動要塞ピラミリオン》などでシンパシーを満たした状態で召喚する使い方が主だった。
パワーが12500と、地味に当時環境のトップにいた《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を殴り倒せる数値だったためその点でも環境に刺さっていた。(なお当時のサファイアは《ロスト・チャージャー》で墓地に落とした後《インフェルノ・ゲート》でリアニメイトするのが主だったため、出てきては破壊されるのを繰り返すこともしばしば)
《超神星マーキュリー・ギガブリザード》と並び立った時のフィニッシュ力は桁違いで、《ホーリー・スパーク》や《ヘブンズ・ゲート》などによる呪文の逆転をギガブリザードで防ぎ、《アクア・サーファー》などのクリーチャートリガーによる単体除去はセイントマザーで防ぐという、相手からしたら絶望以外の何物でもない布陣を引くことができた。
しかし《光神龍ペティス》などのブロッカーには弱いという欠点も存在した。(なおこの問題は《キャプテン・ミリオンパーツ》を入れて展開すれば解決する為そこまでデメリットにはならなかった)
第7弾環境後半~第8弾環境になると進化元のグレートメカオーが除去されてしまっては何もできない、そもそも進化させる前に殴りきってしまえば勝ててしまうという欠点が浮き彫りとなり、徐々に母数を減らして行った。