「考えて、解く」
概要
伊頭家シリーズの第1作で、伊頭家の長男遺作が登場する、鬼畜系アドベンチャーゲームの先駆け的作品。タイトルとなっている『遺作』は、elfの社屋移転前最後の作品」という意味で命名されたが、雑誌にタイトルだけ大書きされた広告が掲載された際に「elfが倒産(もしくは解散)したのでは?」という憶測が流れ、その意味でも話題となった作品である。
ちなみに本当にelfの遺作となったのは2015年発売の『麻呂の患者はガテン系3 完結編』である。
あらすじ
桜蘭学園の三年生・小暮健太は八月のある日、差出人の名前がないラブレターを受け取った。手紙の指定通り旧校舎に向かったが、そこにはあこがれの女性浅川琴未を始め友人達が集まって来た。
琴未の幼馴染で無理矢理ついてきた蘇我宗光以外は健太同様手紙で呼び出されたと言う。
不審に思う一行。突如、チャイムが鳴りだし旧校舎の出入り口は施錠されてしまった。
既に使われなくなった旧校舎の窓は全て板張りにされている為出られなくなった一行は懸命に脱出の手立てを探るが・・・。
攻略
ゲームは、旧校舎の五階から始まる。プレイヤーは、旧校舎内に用意されたアイテムを取得して閉ざされた道を開き、下の階に下りて行かなくてはならない。
取れるアイテムは、その場で何に使うか分からなくてもすべてとる必要がある。
選択を誤ると、仲間が遺作に浚われ、凌辱されてしまう。
一人でも遺作にさらわれた仲間がいるとたとえ脱出に成功してもバッドエンドになる。