おそらく概要
エルデンリングに登場するボスエネミーの一種。主に「地下墓」系のダンジョンでボス部屋に鎮座しているがプレイヤーである褪せ人が部屋に入ってくると殺意を全開にして襲い掛かってくる。
その姿は…
・・・い・・・犬?
尻尾は膨らみが無く長く細く、その体躯もおすわりをした犬というより猫に近く、顔面に関してはもはや犬っぽさはほとんどない。ゲームを始めてこのボスに出逢ったプレイヤーはその名前を見た後にボスの姿を見て「…犬?」とそろって首をひねることになり、このボスがいる部屋前のメッセージには多くの「犬?」「おそらく犬」「この先、犬はないぞ」といったメッセージが跋扈することとなった。
複数体存在しており、使う武器が違ったり頭部が頭3つになっていたり、地下ダンジョンを守っている厄介な雑魚であるガーゴイルを引き連れている個体等バリエーションが何気に豊かである。
ゲーム後半になるとただの雑魚敵として当たり前のように道中配置されるようになる。道中雑魚になっても普通にボスの時の性能のままで倒してもリポップするため、戦うだけ無駄。
余談?
名前にもある「還樹」というのは狭間の地における葬儀の文化である。そもそも「死ぬ」という現象を穢れとして極端に嫌う黄金律の下では野垂れ死にや普通の死は疎まれており、この世界でちゃんと弔ってもらうためには黄金樹の根っこに地下墓を掘り、その根っこに死体を取り込ませて文字通り黄金樹に『還る』行為、「還樹」が誉ある葬式となっている。地下墓のボス部屋に多くの人間が取り込まれた木の根っこが生えてるのはこの還樹によって葬られた人たちの成れの果て、ということである。
当然、黄金樹という神聖な存在の根の一部になるなんて誰でもやってもらえることではないため、破砕戦争での活躍を評価された、高貴なる身分の者である、何らかの英雄的活動を認められたことで各々の地下墓に還樹を賜ることができる模様。そのため、英雄たちの霊眠を妨げる不遜な者を葬るために産み出されたのがこの還樹の番犬…ということであろう。
公式漫画「黄金樹への道」では調霊師ローデリカが墓すずらんを目的に地下墓にもぐった回で登場。ローデリカが多くのプレイヤーと同じように「あれは・・・?」と首をかしげる中、猫派で主人公の褪夫は「アレは犬でしょ」と即座に犬であることを看破した。
ま…まああんたほどの実力者がそういうのなら………
おそらく戦闘
「大剣持ち」と「錫杖持ち」の2種類がいる。
「大剣持ち」は機械的な動きでじっくり接近し、その大剣を機敏に振り回してくる。大剣連続叩きつけや回転切りの攻撃が早く回避リズムが取り辛いため、この技を見切れるようになるのが初心者の最初の課題となる。
「錫杖持ち」は近接攻撃で大剣持ちに近い技を使うがこれに加えて輝石魔術を駆使するようになっている。輝石つぶてなどを投げてくるが、これらはディレイをかけて飛んでくる上に展開した時点で大体の場合番犬は近接攻撃や別の挙動を始めているため、錫杖振り回しとつぶてによる回避不能攻撃が展開されることもあるため注意。
共通するムーブは「火炎放射」であり、正面を陣取りすぎているとガード不可の火炎放射でけん制してくる。旋回性能も高いため、後ろに回って避けようとすると案外間に合わないことがある。
中盤の個体はガーゴイルなどを取り巻きにしており、ただでさえ面倒な敵の対処に苦慮してるところに番犬の重い攻撃が飛んでくるため厄介だが、機械系エネミー共通の隠し要素として「結晶投げナイフをぶつけられるとショートし、混乱状態になる」というものがある。これによってガーゴイルと番犬を同士討ちさせることができ、攻略難易度が大きく変わる。