邪神の弁当屋さん
じゃしんのべんとうやさん
弁当屋を営んでいるレイニー。その正体は実りと死を司る神、ソランジュである。
北の国で神として崇められていたが、魔物の様なその姿から他国では邪神として扱われ、それが原因で起こった戦争の罰として創造神に無期限謹慎を言い渡された。
神としての力を取り戻すためには善行を積む必要がある。と思った彼女は、一日一善をモットーに今日も弁当を売る。
レイニー
弁当屋の店主にして、神ソランジュの仮の姿。
いつも得意げな笑みを浮かべており、北の国の旧市街地で弁当を売っている。
誰かを傷つけるものに対しては怒りを露にする。
ライラック
北の国の大臣。
弟のナタリオと共に跡継ぎを亡くしたばかりの国王に引き取られ、実子の様に育てられた。
しかし、政に対して絶望的なほど向いていなかった為、国防を担う戦士として生活している。
ナタリオ
北の国の国王。
ライラックの弟で、兄の代わりに国王として国を治めている。
堅物の兄と違っておちゃめな性格で、国王としての生活に少し息苦しさを感じている。
ダリア
レイニーと生活を共にしている女性。酒場で働いており、たまに歌を歌っている。
彼女の祖母はレイニーの料理の師匠であり、その頃からの縁で今も一緒に住んでいる。
拒食症のような病を患っているようである。
イーゼル
北の国の戦士の一人。
ライラック、ナタリオ兄弟とは幼馴染であり、立場を超えた付き合いをしている。
元は南の国出身のようである。
チュンちゃん
レイニーの荷車を引く大きなニワトリ。
鉱山に棲むニワトリの種族らしく、人一人程度なら軽々運べる。
ベルナルド
北の国の市場で暴れていた魔物。
レイニーに一喝され、現在はペットとしてレイニーに飼われている。
ハルヴァ
南の国で信仰された愛と美の神だが、ソランジュ以外にその存在を覚えている者はいないと思われる。
ハルヴァの神体である鏡が盗まれた事が、ソランジュをレイニーとした戦争の発端となっている。