概要
人間の生活圏で暮らす半野生のゆっくり。
捨てられた元飼いゆっくり(およびその子孫)や、元々野生だが人間の生活圏に入り込んで定着したゆっくりがこう呼ばれる。ちなみに人家の中を専門に住み着くものは家ゆ、自然界で暮らすものは「自然種」という。
自然種は人間の生活圏から距離をおいて暮らしているためほぼ無害だが、家ゆや野良ゆは思いっきり害虫である。
生態
- すみか
捨ててある段ボールやガラクタ、ゴミ箱・自販機といった設置物の陰、公園や道ばたの植え込みのスキマなど、とにかくいろいろなところに住んでいる。ゆっくりは元々狭くて暗いところを好むため(さすがにある程度の広さは欲しがるようだが)、そうした場所の多い町中はまさにうってつけなのだろう。
より快適な「ゆっくりぷれいす」にするため、雨漏りやすきま風の原因になるスキマを塞いだり補強したりするやつも多いようだ。
- たべもの
基本的に生ゴミをあさる。
そのためゴミ捨て場を「かりば」としてマークするゆっくりも多く、場合によってはナワバリとして他のゆっくりを牽制したりもする(いわゆるショバ代として収穫の半分を巻き上げたりする)。
- 天敵「清掃業者」
ただでさえ天敵の多い野良ゆだが、中でも清掃業者は最大級の敵。
理由は諸君のお察しの通りで、連中の視点では「無慈悲にぷれいすを破壊する大怪獣(動く天災)」だからだ。
もちろん捨てられたガラクタとかゴミを業者が収集に来るのは正当な行動であり、ぷれいすが壊れるだのエサ場が無くなるだのという野良ゆどもの抗議や懇願を聞き入れる必要性も余地もまったく無い。うるさく騒ぎ立てて作業を妨害してくる害虫は、鬼威惨でなくても潰したくなるだろう。ということでまず見逃される事はなく、物理的に黙らせた後他のゴミとまとめて収集されたりする。
なおゆっくりは「ナマモノ」なので、ゴミとしては可燃(生ゴミ)と思われる。
- ゲスゆだらけ
野良という半野生のスタイルがそうさせるのか、性格は高確率でゲスである。
- 強請タカりのゆっくり
道行く人間に絡んでいっては「飼いゆっくりになってやってもいい」と偉そうに売り込み、ストリートライブといわんばかりに「おうた」や「だんす」を披露し、対価としてあまあまを要求したりする。
無視しようにもうるさくてしょうがないのでとにかくウザい。
- すっきりー問題
野良同士で勝手にすっきりー(交尾・繁殖)する分には誰も困らないのだが、往々にして飼いゆっくりとすっきりーに及んでおちびを造る事がある。野良ゆの方から入って来る場合と、家を飛び出した飼いゆが野良ゆと番になって戻って来る場合とがあるが、どちらにせよそんな不純すっきりーが認められるはずもなく、見つかり次第駆除される。
ゆっくりは首輪やリードなどで拘束されることを嫌うため、対策は「野良ゆが入って来ないようにする(戸締まりをきちんとする・複数階あるなら二階以上で飼うなど)」事と避妊や去勢を行う事(雌雄同体なので、ぺにぺにを切り落とす&まむまむを縫合して「しーしーは出せるが挿入はできない」状態にする2段階仕込み)。
しかしゆっくりは雄役の精子餡がかかるだけでも「植物型にんっしん」をしてしまうので、避妊や去勢をしても安心はできない。やはり野良ゆと近づけない事こそが最大の対策。