概要
2015年に放送された「艦隊これくしょん(アニメ)」は当時の人気ゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」のアニメ化ということもあり、放映前から多くのファンの期待を集めていた。
だが、第3話において所謂「如月ショック」と呼ばれる出来事が発生したのを皮切りに、回を追う毎に数々の矛盾・整合性の無さ・説明不足・キャラ崩壊・設定の形骸化が多発。
最終的にお世辞にも高いとは言えないクオリティのままで終わってしまった。
この惨状に、各所のコミュニティでは罵声と「どうしてこうなった」という嘆きの声で嵐が吹き荒れたという。
ニコニコ界隈にて
アニメ産業と関わりが深いニコニコ動画及びニコニコ大百科も例外ではなかった。
「艦隊これくしょん(アニメ)」は同期のアニメや他の艦これメディアミックス作品、艦これの二次創作、更には過去の迷作とそのクオリティーを比較される破目になる(もっとも、声優の演技や映像の出来などは悪いとは言い切れないため、その2つを見たことのある者からは「本当にそれらを見て言ってるのか?」と突っ込まれがちな所ではある)。
そして遂には「大掛かりな割に低クオリティ」「主催者のセクハラを始めとする問題の数々」といった事情から、低クオリティ同人ボイスドラマの代名詞として定着してしまった「【東方合同動画企画】魔理沙とアリスのクッキーKiss」、通称「クッキー☆」と並び称される事態に陥ってしまった。
「作る側に曲がりなりにも熱意がある分、クッキー☆の方がまだマシ」「このアニメと同列扱いは流石にクッキー☆に失礼」という意見すら見られる。
そして視聴者からの拒絶反応が特に酷かった第10話からニコニコ動画界隈で定着し始めたのがこの「金のかかったクッキー☆」である。
当時の「KADOKAWA(角川ゲームス)」および「DMM.com」はネット上における主だった二次創作・同人活動媒体サイトの運営会社を買収ないし系列企業に収め、サイト上での宣伝ないし多数種におよぶアンソロジー企画による大手同人サークルの引き抜きを行い「艦これ」の二次創作を後押ししていた。
その中にはこの「Pixiv」や「ニコニコ動画」も含まれており、当時のニコニコ動画界隈の評価が艦これ界隈にとって無視できない影響力を持っていたことは間違いない。
意味の転用
時が流れて「艦これ」の話題性がなくなっていくと同時に言葉の意味が転用され、ハイクオリティな東方二次創作アニメに対する称賛の意味に使われたり、逆に低クオリティな商業アニメに対する蔑称としても用いられるようになった。
近年では環境省が作ったお粗末な出来の萌えCGアニメが発掘され、文字通り国民の税金のかかったクッキー☆などと呼ばれているようだ。
注意
無用な対立・荒れを避ける為、明らかにクッキー☆をネタにしている、若しくは艦隊これくしょん(アニメ)を批判している内容の艦これイラスト以外の作品にこのタグを付けるという「アニメネタを持ち込む」「風評被害を拡大させる」ような行為は極力慎むようお願い致します。
関連作品
関連タグ
ムッシー☆ 命のかかったクッキー☆
メッモー☆ 数百円くらいは金のかかったクッキー☆