プロフィール
性別 | 男性 |
---|---|
誕生日 | 1967年9月12日 |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | ソウル特別市 |
ポジション | 投手 |
所属球団(選手) | OBベアーズ(1998-1998)、斗山ベアーズ(1999-2001) |
指導者歴 | 斗山ベアーズ(2002-2011)、SKワイバーンズ(2012-2014)、斗山ベアーズ(2015-2022) |
経歴
1990年にOBベアーズに入団。即戦力として重宝され、90年代を代表する最高の守備型捕手の一人として活躍を続けた。1995年にはチームの優勝を決める最後のアウトを見届け(実際に奪ったのはピッチャーゴロをさばいた権明哲)、また1998年から2000年までは斗山ベアーズの10代目主将も務めた。
2001年から球団に指導力を評価され、チームからの提案を受け入れてプレイングコーチに就任。翌年からは選手をやめて斗山のバッテリーコーチに専念。10年間務め、2001年には韓国シリーズ優勝コーチになっている。
2011年シーズン後、斗山の次期監督候補に上がったが実際に就任したのは金鎭旭ブルペン兼残留軍コーチであり、首席コーチにも伊東勤が就任したため彼は居場所を失い、SKワイバーンズに移籍した。
しかし2013年シーズン後に金鎭旭と伊藤が退団し、2014年に監督に選ばれた石山一秀は同年の成績不振を理由に解雇され、2015年から金泰亨が斗山に復帰することになった。
するとレギュラーシーズンでは3位だったもののポストシーズンでは準プレーオフでネクセンヒーローズ、プレーオフでNCダイノス、韓国シリーズで三星ライオンズを次々に破り、チーム14年ぶりの年間総合優勝となった。翌年は同年以上に成績を伸ばし、自分が選手時代に経験した1995年以来21年ぶりのレギュラーシーズン優勝を達成。韓国シリーズでもNCを4勝0敗で下してチーム史上初の同シリーズ2連覇を達成した。
さらに2017年と2018年は結局敗れはしたものの韓国シリーズ出場をクリアし、特に18年は2位に14.5ゲーム差をつける独走優勝(93勝51敗、勝率0.646)を成し遂げた。続く2019年は逆に一時は首位だったSKに9.5ゲーム差をつけられたが後半から徐々に差を詰めていき、レギュラーシーズン最終戦で勝利したことで優勝を決定し、さらに5年連続出場となった韓国シリーズではレギュラーシーズンで唯一負け越したキウムヒーローズを4タテして制覇に導いた。
この指導力はさらに高く評価されて彼は2020年からの3年契約を勝ち取り、2020年と2021年も韓国シリーズ進出にチームを導いている。特定のチームが7年連続で韓国シリーズに進出するという現象は、00年代後半のSKや10年代前半の三星ですらできなかった快挙である。
そして2022年は主力に怪我が相次いだことと王朝期のメンバーの大半が引退もしくは移籍したことが決定打となり、彼も手出しできないほど墜落したチームは9位にまで転落した。オフに上述の契約を満了したことに伴い、惜しまれながら斗山監督職を勇退した。後任は李承燁が務める。