鎮目ひびき
しずめひびき
Ep.Alcorの予告で初登場したキャラクター。
見た目は黒髪紫目の少女、基本衣装はパブリックスクールの制服。戦闘支援時は時空管理局製の衣装を纏い、夏日常イベントでは私服を着用していた。
元々は現今世界の分岐である冥導世界の住人で(ただし現今世界にも同一存在がいる)、ロボット兵器騒動の最中で冥導変身をリベレート化する能力をもつ事が判明する。
騒動が一旦収束した後はフィフス・フォースに保護されており、2022年メインストーリー以外の日常や宣伝イベント、夏イベントにも登場している。ミネルヴァと違い水着と声はなかったが。
Ep.Alcorのダークな雰囲気もあって、これまでのNPCや後のPCである隼坂翠と湊小春とは違い、見た目も性格も正統派の儚いヒロイン。
五次元感知能力も有するようで、挟まれるフラッシュバックの様子からEp.Iのアルタイル・トルテ並みの過酷な過去を持つ疑惑もある。
「現時点で唯一周知されてしまった音痴キャラクター」である事が数少ないギャグ要素。
しかもこの人と違いもはや発声の時点でヤバいらしく、歌声を初めて聞いた面々は耳を抑えて悶えることになった。
一方で脚本の腕は初挑戦ながら高いようで、劇団エテルノのメンバーに助けてもらいながら脚本を完成させ、エテルノのメンバーからの喝采を浴びることになった。
初めて公式サイトにてメインキャラクター並みの基本プロフィール公開された女性NPCでもある。(3サイズ未公開の代わりに好き嫌いがある)
緋ノ宮二穂:Alcorの主人公で、割と絡む事が多い。彼女と正反対のネタバレな共通点がある。
隊長さん:さまざまな重要な場面で同行する。彼(彼女)と同じネタバレな共通点がある。
この先Ep.Alcor第11話以降のネタバレが含まれます。
真実
その正体はまさかの完全な人間型妖魔。本章の元凶的存在の一人「芙治川正法(冥導世界)」の養女、本名は「芙治川ひびき」だが、彼女は主に本来の人格と区別するためこの名前を名乗る。
どうやら「かつて人間だったものが妖魔と化したにもかかわらず、姿の変質も人類への敵対心もなく育った存在」らしい。
しかし本人が言うには「隊長の意識が私に向いたことでわたしの運命が変わった」と発言しており、何かしらの要因で隊長の意識が関わった結果妖魔の本性(13話にて別人格と判明)を現して行動し始めることになったらしい。
これまでEp.Alcorに関わるストーリー(※)におけるセリフログの赤字のメッセージも彼女の「本性」側の仕業。
※本編だけでなく冥導変身初登場時の新ガチャ告知等にも存在していた。
スクストにおける歴代ヴィランにはブラック上司、史上最悪のモルガナ、根は善人のロボットと負の感情が擬人化した異様な存在がいたが、
本章ではとうとうラスボスになってしまったヒロインが登場した。対妖魔生体兵器群である冥導版ストライカー(ミザールの使者)の重要「材料」の一つでもある。
11話最終局面にてひびきの本名と正体を識った隊長の前に姿を現したところで11話は幕を降ろす。
その時彼女が隊長に投げかけた問いは、これまで隊長として戦い続け、日常イベントでひびきとも交流を経たプレイヤーにとって酷く重いものとなる。
「私はあなたが滅ぼそうとしている存在です。」
「あなたは私を否定しますか?」
なんとEp.1最終話を彷彿とさせるある方法でこの世界の隊長、即ちプレイヤーと接触を試み始めた。
しかもご丁寧にもスキップボタンが普段通り消えた後で試み始めた為、文字通り逃げられない。
この際彼女が行った行為は長いスクスト歴でも類を見ない恐ろしいものであり、スクスト歴が長い隊長達を戦慄させた。
(似たような方法で現実世界の隊長に接触したキャラクター達は歴代で二人いるが、いずれもひびきよりずっと穏便な方法で接触している)
前述の公式プロフィールも、この名場面をモチーフとした文字化けの芙治川ひびき仕様プロフィールがある。
12と13話ではひびき妖魔化の経緯および彼女が経験した非人道研究を描く、物語上では未だ危険な立ち位置にいる。
純粋な悪役ではなく、ひびきもミザールの使者も非人道研究の犠牲者であるが、彼女がオブリ兼冥導世界側兵器の制御役である限り、エテルノとは相容れない存在である。
むしろひびき本人もこの無限ループの運命を終わらせるためにエテルノと敵対する。
本章の協力戦決戦相手は中ボス立場のミザールの使者版冥導ストライカーであるためか
(加えて23年3月にはグリモアAコラボイベントも開催)、
Alcor最終話直前のひびき関連戦闘イベントは混沌プラトーンとなっている。
ひびき討伐は避けられず、冥導世界と共に消滅したが…。
アルコアの導き
ひびきの「冥導世界生体兵器群」としての姿。
厚い装甲を身に纏い、モルガナ同様大型ビットによる遠隔攻撃を使用する。
HPと攻撃力が高く、システムの違いもあって、彼女を確実に倒すにはアイテムや自動回復を利用した長期戦しかない。
余談
正体判明以降のメインストーリーはダークな展開連発だが、13話配信の翌日はコミカルな元敵役もるがな誕生日エピソード、更に次の日のパラノマコラボイベントでは書き下ろし美少女化オブリ看板付きの変態妖魔「バ美肉オブリ」が登場する。
ちなみに公式プロフィールによると、誕生日も3月1日。
関連タグ(ネタバレ)
解離性同一性障害:13話で確定、彼女の妖魔人格は悪というわけではないが…?
2度目の邂逅
冥導世界の戦いが終わった後、猫隊長がひびきのハンカチを持って現今世界とある草原に向かう。そこで五稜館制服を着用した現今世界のひびきと再会を果たした。
どうやら1話冒頭の隊長とひびきの邂逅シーンは現今世界の出来事のようで(当時はキャラ名を一切表示しなかったためミスリードになった)、彼女にとっても2度目の邂逅である。
曰く「父の仕事の都合で五稜館に転校した」とのこと。
果たしてひびきはこのまま本物の一般人としてフェードアウトするのか、それとも新しい仲間(NPC含め)または新しい事件の兆しになるのか…。
だが真の問題は、「10周年を目指す」というインタビューで明言された運営の目標の現状か(後の10周年メッセージはゴールではないと訂正)。2メインストーリー風格も各異世界単品完結で、彼女と違って言及されない(一応Σは世界破壊以外の手段を探す)、再登場の可能性未だ低い。
武縫メモカはソロ路線に戻るが、リリースは毎月最大4体に変わるため、一周全キャラリリース時間は星導・冥導と同じく9-10ヶ月またはほぼ1年度(限定マルチ含めた場合)。
ひびきはAlcor ED曲が挿入される限定マルチメモカにも登場するため、このまま(いずれの世界のひびきも)合流しない場合は雨森このえに近い位置とも言える。
上記のマルチメモカとメインストーリークリアで貰える称号には「82光年」という文字があるが、実はこれにまつわるニュースが存在する。
2020年9月、82光年先に「白色矮星(「死の段階」を超え、『燃えカス』となった星)となった恒星の近くを原型を保ったまま周回する惑星」が発見された。
本来、恒星が寿命を迎え「赤色巨星」となると、周辺の星は飲み込まれてしまうか、軌道の変化を余儀なくされる。
しかし発見された惑星「WD 1856b」は、『白色矮星となった主星(「WD1856+134」)の遥か外の軌道から「他の惑星との相互作用」によって主星に近接する軌道に投入された』、
つまり他の惑星からやってきた星である可能性がある事が判明した。
この星と出来事を、「戦いが終わった後の現今世界のひびき」と照らし合わせる人もいる。