人物像
『鬼食い(オーガイーター)』の異名を持つ十二神将。「陰陽1種」取得者。額の×印が印象的な、禍々しい男。
霊災を修祓する祓魔官の役職にあるが、職務に対する態度は真面目とは言い難く、問題行動も非常に多い。常にサングラスをかけている。
粗野で傍若無人であり、自分のやりたいことだけをする人間である。
自分の目的の為には手段や体裁などは気にしない。
決して争いを好んでいる訳ではないが、納得がいかないことにはそもそも自分が納得するという選択肢をもっておらず、各方面と衝突したり結果として喧嘩を売ってしまうこともしばしば。
呪術に対して真摯で純粋な一面もを覗かせており、作中で最も呪術そのものに強い憧憬と羨望を抱いているような書かかれ方をしている。
また、大友陣に呪詛を流し込まれた際に、「賢いキミは九割方ハッタリやと見抜いていても、最後の一割で無視出来ん。絶対に出来ん。」と言われており(これ自体が呪詛の可能性もある)、かなり慎重かつクレバーな面も持ち合わせている事が窺える。
また、流し込んだ呪詛について大友は「それも古文書引っ張り出さな分からん代物ばっかりや」と言っており、鏡の呪術に対して造詣の深さが読み取れる。事実、鏡は春虎から伝聞しただけで八目の荒籠鎮めの呪詛を導いている上、大友のアレンジさえも調べ上げ再現して見せている。
武力に関わらず自分以上の「力」を持つ人間には彼なりの敬意を抱いており、それが鏡が陰陽庁に所属している理由でもある。宮地や大友とは性格が合わないと嫌っているが、自分以上に「力」を持つ人間であると認め、称賛している場面もある。
額の×印は、問題行動へのペナルティであり、倉橋により呪力を封印されている。決してタトゥーなどではない。天海と大友の会話の「首輪は嵌めたし、鎖にも繋いでる」は部分的にこの事を指してると思われる。なお、作中で同様の封印を鈴鹿、天海も施されている場面がある。(鈴鹿は術比べの際に大友により解かれており、天海は陰陽庁に捕らえられた際に封印されている。鏡の封印は鈴鹿に比べ大きく、天海と同等くらい。)
自らと同じで「鬼」を有する冬児に興味を持っている模様。
能力
現十二神将の中では神童『大連寺鈴鹿』に次いで若いが、その実力は折り紙つき。
調伏した鬼を使役しており、それが『鬼食い(オーガイーター)』の由来である。
しかし、封印された呪力では扱える鬼のレベルにも限界があるとの事。
封印されてる身でも、膨大な霊力と、多彩な呪術のバリエーションを併せ持ち、禹歩などの非常に高度な呪術も扱う極めて強力な陰陽師。
特に甲種言霊と火界咒、九字印を用いる場面が多く、移動には禹歩を使う。
シェイバという使役式の式神を所有しているが、禁呪指定されてる為、陰陽庁から許可がないと使用出来ない。