「また一人くだらんラームを吸ってしまった」
声、人間体:西村陽一
概要
第31話「羊とパイと現金と」に登場する闇生物で、全身をシャボン玉の泡のような水色の凸凹で覆われ、トンボ玉のようなカラフルな眼を持った外見をしている。自身が演奏する尺八の音色には絶対的な自信があり、これを侮辱されるとラームを吸収するなど暴力的な手段に出る。ラームを吸収する際は尺八を用いる。
尺八を演奏するのが趣味で、これを聞かせる相手を求めて虚無僧になりすまし人間社会に潜伏していた。しょっちゅう尺八を吹くため、ヴィンスーとガウザーはこのことにうんざりしていたので、いい厄介払いができたと胸をなでおろしていた。
活躍
夜な夜な尺八を吹いて桐原るい以外の涼村探偵事務所のメンツを睡眠不足に陥らせていた。そんなある夜、いつものように尺八を吹いていると、眠りを邪魔されたホームレスに「この下手くそ野郎!」と自身の演奏を侮辱された為、正体を現しラームを吸収。
更に翌日、白昼から尺八を吹いていたことで、赤ん坊が起きるから尺八を吹くのを辞めるよう注意されたことで、その注意してきた母親のラームも吸収。
これにより堪忍袋の緒が切れ、「所詮人間などという低俗な生き物に自身の高尚な音色は理解できないのだ!」と葬送曲を聞かせ人間を皆殺しにしようとしたが、偶然その場にいた車いすの少女・相原ミクに演奏を褒められ、自身の境遇を話すと共に演奏を中断する。
そしてミクから「これから足の手術を控えていて、それをすればまた歩けるようになる」ことを聞かされると「案ずることはない」と返す。
すると「失敗して二度と歩けなくなるのが怖いので、手術中尺八を吹いていて欲しい」と頼まれると「子守の為に尺八は吹かん」と断り尺八を吹き続けるが、そこへ現れた誘拐犯2人に自身の演奏を侮辱された為、フルボッコにした後、正体を現しラームを吸収。
その直後に駆けつけシャンゼリオンに変身した涼村暁と交戦するが、睡眠不足で思うようにパワーが出ない暁に対して優位に立つ。しかし、参戦したリクシンキに反撃にあい、その隙にリクシンキの「ショックビーム」で眠気を吹っ飛ばしたシャンゼリオンの「シャイニングアタック」を受け、大ダメージを受ける。
最期は怖がりながら手術に向かうミクのことを思いながら、残された力で尺八を吹き、その音色が彼女に届くと安心したように爆死した。
関連タグ
シャボヌルン、シャボンシャドー:この他、石鹸がモチーフの怪人たち。
虚無八、ハチョウチン、ウデン、カイデンバグスター:これらも虚無僧に関連する怪人たち。
ジャイアン:自身の音楽センスに絶対的な自信を持ち、それを侮辱されると暴力的な手段に出るキャラ繋がり。