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「必ずお前を正統派ヒーローに更生してみせるからな!」

演・CV:石黒久也

概要

第30話「ヒーローの先生!」に登場する闇生物

人間態は瓶底眼鏡をかけたキモオタ風の男性で、首に赤いマフラーを巻いている。

モチーフは帽子で、裏モチーフは人造人間キカイダーヒトデムラサキorキカイダー01シャドウ鬼ヒトデ

実は闇生物でありながら大のヒーローオタクで、自分好みのかっこいいヒーローに倒されることを夢見ているという少々変わった闇生物。

その性格は、先に戦って倒された先輩の闇生物がうらやましいと語るなどもはや変態の領域。

それゆえにチャランポランなシャンゼリオンを自分好みのヒーローに更生しようとさせている。

と、やっていることは地味ながら、本質は「自分の好みを他人に無理矢理押し付けようとする厄介者」である。

好みのラームは不明だが、おそらく子供。

活躍

幼稚園バスを襲撃しようとしていたところを速水たちを騙して温泉に行こうとしていた暁と遭遇。

足を滑らせてコケた暁を「こんなのヒーローじゃない!」と一蹴するが、その暁がシャンゼリオンであることを知って「う、うそだぁ、こんな奴がシャンゼリオンだなんて……」と落胆し、泣きながら退散。

アジトでシャンゼリオンの戦いを記録したビデオを見ながら、シャンゼリオンを自分好みのヒーローに更生させると決意する。

そして自作したシャンゼリオングッズを持った人間態に変身すると、暁の事務所に乗り込み、暁を更生させたいと語り、自分勝手と反論する暁に「勝手なんか許されないのよ!ヒーローってもんは!」「ヒーローはヒーローになったときから小市民の幸せは捨てる!基本中の基本ですよ!」と自分の勝手なヒーロー像を熱弁。暁をパトロールに行かせるが寂しそうにしている子供をスルーしたことで怒りが頂点に達し、全く関係ない暁の容姿まで侮辱しゴハットとしての正体をさらし、必ずヒーローとして更生させると宣言し去っていった。

その後、桐原るいを拉致し、駆け付けた暁がシャンゼリオンに変身すると「ヒーローはまず出てきたら名乗りでしょ!」と説教を垂れ、自らお手本の名乗りをすると「シャンゼリオンキィーック!」

とノリノリで飛び蹴りをかまし、戦いを優勢に進める。

挙げ句の果てにはるいにまで正統派ヒロインのあるべき姿について(実演つきで)熱く語り始めた。

呆れたシャンゼリオンに「やってて恥ずかしくないの?」と言われるが、再度るいを拉致すると「スーパーヒーローマニュアル」なる冊子を渡して姿を消す。

採石場に磔に資されたるいを助けるべくやってきた速水とエリがクウレツキを呼ぶが、「そもそもおたくらが手伝って甘やかすから、ご主人様があんなになるんでしょうが!」と説教をかまし、クウレツキもそれに納得して帰ってしまう。

するとそこにトランペットを吹いてカッコよく名乗りを上げた暁がシャンゼリオンに変身。シャンゼリオンジャンプやシャンゼリオン爆弾パンチ、爆裂投げにきりもみシュート、フライングタックルというったこれまで一度も使ってない技でゴハットを追い詰める。

しかし、なかなか倒してくれないことにやきもきしついに自分の弱点を教え、嬉々としてシャイニングブレードを弱点の腹部に受けてヒーローらしいヒーローにやっつけられるのが夢だったと語り、爆死した。

余談

この回のみ、井上敏樹ではなく荒川稔久が木下健名義で執筆している。ちなみにこの次の話も荒木憲一が執筆している。

劇中に登場した「スーパーヒーローマニュアル」は、スタッフの伝手でとある同人作家に書いてもらったらしい。その後、その年のコミケで実際に売られたんだとか。

関連項目

超光戦士シャンゼリオン

チェレーザ:自分勝手な理想のヒーロー像を主人公に押し付けた悪役繋がり。

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