霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)
- ランク:A→A+
- 種別:対山宝具
- レンジ:10~999
- 最大補足:1000人
「良いのだわ、冥界まで落としてあげる!」
「天に絶海、地に監獄。我が踵こそ冥府の怒り!出でよ、発熱神殿!反省するのだわ!『霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)』!!」
イシュタルの宝具、『山脈震撼す明星の薪』と同じもの。ただしこちらは大いなる天から大いなる地に向けて放たれるものではなく、地の底から地続きに行われる冥界の女主人の鉄槌である。
地震、地殻変動によってエビフ山脈を崩壊させるアースインパクト。
威力ではイシュタルの金星ブラスターに劣るが、この宝具の神髄は『地形を冥界にする』事にある。
冥界であれば絶大な権力を持つエレシュキガルは、彼女と共に戦うもの、そのすべてに強力な護りを与える事だろう。
FGOにおけるカード種別はBusterで、効果は【自身のBusterカード性能をアップ(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉+敵全体に強力な攻撃+「冥界の護り」状態の味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)】。
強化クエストクリア後は【〔地の力を持つ敵〕特攻攻撃】へ変化すると共に【「冥界の護り」状態の味方全体に被クリティカル発生耐性をアップ&即死無効状態を付与(各3ターン)】の効果が追加される。特攻対象エネミーの多さもあってアタッカーとしても磨きが掛かった。
ちなみに、この宝具の演出をよく見ると、ラスト辺りの左上と右上にランダムで何やら見た事のあるメジェド神っぽい誰かと、首大好きおじいちゃんが現れる。(片方だけの場合もあれば、二人揃っての場合もある)
おそらく冥界繋がりであると思われる。
アニメ版ではティアマト神との最終決戦で使用。こちらは大地から無数の岩盤を隆起させてネルガルの「神殿」を作り上げて相手を封印する宝具となっており、一時的とはいえティアマト神の動きを封じるという活躍を見せた。
読みに当てられている「クル(Kur、地/山)」「キガル(Kigal、大地)」「イルカルラ(Irkalla、暗闇)」はどれも古代メソポタミアで「冥界」を指して使われた言葉。特にイルカルラはエレキシュガル自身の別名として使われることもあったと言われる。