私ハ 名モナキ ファラオ。頭ヲタレナサイ 不敬 デアルゾ
……コラッ 中ヲ ノゾイテハ イケナイ!
プロフィール
真名 | ニトクリス |
---|---|
クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 162cm |
体重 | 51kg |
出典 |
|
地域 | エジプト |
属性 | 秩序・善・天 |
好きなもの | 崇メ讃エヨ(第1再臨)、水辺で泳ぐこと、プール(第2再臨以降) |
嫌いなもの | 不敬 |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | 縞うどん |
CV | 田中美海 |
いったい……何クリスなんだ……?
概要
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』に登場するニトクリスの水着版。レアリティは☆4。イベント開催と同時のピックアップ召喚において、エレナやネロと共に実装された。
……だが、初期状態はご覧の通り、頭頂部から耳の生えたメジェド様そのもの。
あまりにもインパクトのある見た目でマスター達の腹筋にBraveチェインをくらわせた。しかも、言動に合わせて表情差分が多数用意されており、見た目に反してやたらと感情豊かだったりする。
諸葛孔明以来となる霊基再臨状態でキャラが大きく変化する仕様で、この姿の時はメジェド様になりきっているつもりなので、片言になっている(この為、マスターからは下から中を覗こうとしたり、イスカンダルからはめくり上げようとしたりと、知った上で弄られている様な面もある)。
人物
謎の存在がカルデアにあらわれた。
その神々しさ、その凛々しさ、その堂々たる姿は何者か!
古代エジプト神話におけるとある存在に酷似しているようだが……?
その正体は、己を恥じたニトクリスである。うん、知ってた。
ファラオ・オジマンディアスに無礼を働いてしまった事を深く恥じ入ってしまい「もはや合わせる顔がありません!」と自ら衣を被って、メジェドの似姿となった。何この可愛いファラオ。
ただし、通常時同様にファラオとしてのささやかな誇りは胸に秘めている。
あくまで他のファラオの方々に対して恥じ入っているだけである。服装を変えたところ、なぜか霊基も変化した。アサシンのクラスとなって宝具も変わってしまったが……中身は普段のニトクリスそのもの。早とちりも短気もうっかりも普段通り。安心の平常運転。何この可愛いファラオ。
自身のマスターに対する態度は変わらない。あくまでマスターは自分にとっての「同盟相手」である。ちなみに、イシュタルカップが無事に終わったら、せっかくなのでこの神秘の御衣を用いてサマードレスなどこさえてみましょう、と本人はぼんやり考えていたのだが……気付けば、考えた通りの姿になっていたという。何この可愛いファラオ。この奇妙な現象(いつものことだが)は「メジェド様の祝福」として、カルデア職員の間で語り継がれることになるとか、ならないとか……
ちなみに、再臨が進むと従来の水着姿となるのだが、第2再臨状態におけるバトルグラフィックをよく見てみるとメジェドの目が描かれた白いビート板を持っている。何この可愛いファラオ。
2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』に登場した際には、この状態から更に精神的に神寄りになったようで、神性がEXランクに跳ね上がっており圧倒的な防御力と力を奮う存在として立ちはだかる。どうやら頑張りすぎた際にはシェヘラザード曰く「急性メジェド中毒(仮称)」になり、神性がオーバーフローしてしまう模様。神性(メジェド)EXに急性メジェド中毒ってなにそれ……
能力
通常時に比べると、クレオパトラ由来の物理攻撃を使用するシーンが目立っている。
モーション中では、アクロバティックな蹴り技や頭突きの他、メジェドの目からのビーム、3体のメジェドを召喚して袋叩きにさせる、巨大メジェドを召喚して光線を発射させるなどもしている。
第2再臨以降は、持った手鏡から黒煙を放出する、メジェドを旋回させてビームの集中砲火をかける、通常時の宝具『冥鏡宝典』で放出している死霊を手から発射するなどの攻撃も追加される。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | E | E | B | A | A | B |
保有スキル
気配遮断(A) | アサシンのクラススキル。其処にいるけれど何処にもいない。メジェドの似姿をとったニトクリスは、高ランクの『気配遮断』スキルを保有する。 |
---|---|
神性(B+) | 神霊適性を持つかどうか。メジェドの似姿をとったせいでランクが上昇しているのかもしれない、と彼女本人は語っているが真実は定かでは無い。 |
白き御衣(A) | ニトクリスが纏った白い御衣。この御衣はメジェド神の寵愛と加護の証であるという。自己申告によるものである為、実際のところどうなのかは分からない。まあ、確かに『神性』ランクは通常時よりも上昇しているが…… |
ビーチパニック(EX) | 何だあれ……?何……?メジェド神の加護なのか何なのか、白き御衣を身に着けたニトクリスは立っているだけで異様なまでに衆目を集めてしまう。 |
熱砂の王道(A) | 『皇帝特権』が変化したスキル。このスキルの効果によって、ニトクリスは本来であれば有していない筈の、白兵戦闘能力をある程度得ている。クレオパトラの使う『ファラオ闘法』を見ていて何かを閃いたのかもしれない。 |
宝具
穢れを漱げ、青く美しきナイル(スネフェル・イオテル・ナイル)
- ランク:B→B+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜30
- 最大補足:100人
「参ります。」
「不敬に罰を、悪逆に死を。神々を軽んじる者、ファラオを愚弄する者……お前達の罪は、此処で濯がれる――沈め沈め沈め沈め!『穢れを漱げ、青く美しきナイル(スネフェル・イオテル・ナイル)』!!そーれ、ざっぱーん!」
王にして神たるファラオの座を弄ぶ不敬に、罰を。
我が愛しき兄弟の生命を奪い取った悪逆に、死を。
神々を軽んじる有力者達の悪行を、彼らの傀儡としてファラオとなったニトクリスは決して許さなかった。密かに作り上げた巨大な地下室へと彼らを集めて宴を開いた後、ナイルから引き込んだ大量の水を地下室に満たす事で一人残らず溺死させ――ニトクリスは復讐を完遂したという。
ギリシャの歴史家ヘロドトスの著『歴史』に記されたこの復讐譚は、アサシンのクラスを得たニトクリスの宝具となった。すなわち対象の周囲を石壁で囲み、ナイルの水を注ぎ、死にいたらしめる復讐の再現。固有結界と似て非なる大魔術の行使である。水着なのにドシリアスな宝具である。
ゲーム上での性能
最大HP | 11,518(LV80) |
---|---|
最大ATK | 8,812(LV80) |
コマンドカード | Quick:2/Arts:2/Buster:1 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | 白き御衣(A) / 自身の防御力大アップ(1T)+自身の防御力&弱体耐性アップ(各3T) |
スキル2 | ビーチパニック(EX) / 自身にターゲット集中状態を付与(1T)&被ダメージカット状態を付与(3回・5T) |
スキル3 | 熱砂の王道(A) / 自身の攻撃力&宝具威力&NP獲得量アップ(各3T) |
宝具 | 敵全体を低確率で即死<オーバーチャージで確率アップ>&敵全体に強力な攻撃&敵全体の防御力をダウン(3T) |
宝具(強化後) | 敵全体を低確率で即死<オーバーチャージで確率アップ>&敵全体に強力な攻撃&敵全体の防御力をダウン(3T)&スキル封印状態を付与(1T)&フィールドを〔水辺〕状態にする(5T) |
性能は良くも悪くも堅実な自己完結タイプ。攻守両方に強力なバフスキルを持ち、アサシンでは数少ない全体宝具をArtsチェインを軸に回転させることが出来る。防御バフの存在によってバーサーカーや等倍相性の相手にも強気に出られること、Arts寄りのカード構成によって他クラスを交えた編成でも邪魔をしないこと、第2スキル「ビーチパニック」のターゲット集中効果でピンチの味方をフォローも出来ること等から、複数クラスによる混合編成では特に強みを発揮するだろう。
弱点は綺麗に纏まり過ぎた自己完結性。能力的な不足が殆ど無い代わりに単体だけで突出した個性を持たないため、突き詰めたコンセプト編成では器用貧乏に陥りかねない。最大限に活かす場合は味方や礼装を選ばない特性を生かし、運用方針に合わせた礼装選択やパーティー選びによって個性を伸ばしていこう。火力に特化してArtsアサシン編成の主砲にするも良し、耐久を伸ばして不屈のアタッカーとして最後まで立たせるも良し、敢えてクリティカル性能に寄せてArtsクリティカルと宝具との二刀流を狙うも良しと実戦運用の幅はカタログスペック以上に広い。雑に使っても使えるし使いこなそうと思えば奥が深い、見た目同様に様々な顔を見せてくれるサーヴァントである。
関連人物
2017水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』にて共演した褐色キャスター仲間。ファラオの威光を広めるために、イシュタル主催のレースに「デザート・ビューティ」として出場を決意。
当初は他のファラオ達の宛が外れた事による、〆切ギリギリに何とか捕まえた相方であったが、実際にレースが始まるとレースへの焦りから短絡思考に陥りがちなニトクリスを相方が冷静沈着な分析で窘め、逆に慎重になり過ぎる相方をノリと勢いで引っ張ってみせるなど、相性は抜群である。
作業疲れで気が滅入った時には話をおねだりし、それに語り手が応えてみせるなど、かなり打ち解け合っていた。居丈高でも慈悲深く誠実なニトクリスは、彼女にとっても好ましい王であった。
最終的には立派な相棒として認め、相棒のキャスターとして彼女の傍らに立つようになった。
その後も2018年には一緒にサークルを作って同人誌を描いたり、2019年には色々あってカジノのオーナーとなったニトクリスから警備主任を任されているなど、良好な関係が続いている。
後輩ファラオの1人であり、彼女と同じくアサシンクラスとなっている。
披露する格闘術は彼女を参考にしたらしいが、煌めきが足りないらしい。
後輩ファラオの1人であり、彼に無礼を働いたとして自らメジェドの姿となった。
一方彼から「そのような衣もよく映えておるわ」と水着を褒められて、照れていた。
後輩ファラオの1人であり、メジェドモードではしきりに布を捲られそうになっている。
ファラオモードでも不意に背中を叩かれたり、顔を覗き込まれて笑われたりしている模様。
契約した同盟者であり、上位者として接しようとするが上手くいかない。
メジェドモードでは布を捲られそうになっており、その度に慌てて制している。
ファラオモードでは幼馴染ムーブが上手く、お揃いのメジェドの姿にしようとする。
オジマンディアスに対して不敬な態度を取る、同盟を結んだ英雄王。
でもやっぱり怖いので、遠くから不敬を咎めるというセコイ行動に出た。
エジプト神話の猫の神であるバステトと見間違って、慌てて訂正している。
どうやら、ホルスにかまけて調理から離れていたツケが来ると恐れている模様。
直接の関係は無いが、冥界繋がりなのか彼女の宝具の演出のラストにたまに登場している。
崖の上からキング爺ちゃんと共に爆散する敵陣を見つめる様は、シュール以外の何物でもない。
余談
元々『FGO Fes』においてビジュアルが先行公開されていた。といっても、第2段階である普通の水着姿であったため、イベント開幕直前におけるメジェド様姿は、余計にマスターへ衝撃を与えた。
イベント開始前日の8月8日に生放送された『カルデア・ラジオ局』でも、担当声優である田中氏が頭からシーツを被り簡易コスプレを行うという出オチを盛大にかました。しかもこのシーツは2分で用意されたと番組内にて語っている。翌週15日放送回では名前で呼ばれずシーツ呼ばわりされた。
気配遮断のランクがAランクと妙に高いのは、扮しているメジェド神が「不可視の神」であることに由来していると思われる。変なナリをしているが、れっきとしたアサシン要素はあるのである。
ちなみにこのインパクトある姿はTwitterで流行った「1番目にマイルームに来たサーヴァントに2番目に来たサーヴァントの服を着せる」タグで猛威を振るっており、多くのサーヴァント達を判別不可能なシーツに取り込み多くの絵師も兼ねたマスター達に血涙を流させた。よりにもよってアサシン要素が猛威を振るった相手は彼女を引き当てたマスター達及びそのサーヴァント達だったという事は皮肉としか言えない……(下半身が異形のサーヴァントは当時はまだ少なかったので尚更)
『Fate/Grand Order Arcade』の本編と違う第六特異点では本設定の第六特異点と同様に太陽王と共に登場しているが、なぜかこちらの姿となっている。また、彼と同様に本家での戦いを記憶しているかのような発言をしている。因みに、劇中で共演した以蔵からは「布の人」と呼ばれていた。