プロフィール
人物像
豊ヶ崎学園に通う高校3年生で、下級生からの人気が高い美少女。
成績は優秀で学年トップに君臨するほど。普段は物静かだが毒舌な面があり、真顔で下ネタを言ったりもする。その内容は安芸倫也と自身を対象にしたものである。
実は裏で「霞詩子」のペンネームでライトノベルを書いている人気作家でもある。
倫也のサークル『blessing software』では脚本を担当。
不死川書店のファンタスティック大賞に選ばれて、処女作『恋するメトロノーム』で新進ライトノベル作家としてデビュー、活動している。
物語開始前年、初めてのサイン会で後輩の倫也と会って以来、自作『恋するメトロノーム』について語り合うようになり、倫也が語る妄想や要望に対して後続の巻で答えるなど、倫也に向けた作品作りをするようになっていくが、自作の遠回しの告白でもある発売前の最終巻の原稿を読んで感想を求めたものの、あくまで一介のファンでいようとする倫也に拒絶され、倫也を皮肉の意味で「倫理(りんり)君」と呼ぶようになり、物語開始時までの3か月以上、倫也と音信不通状態を続けていた。
自他ともに認めるヤンデレキャラで、アニメ版では怒ると髪の毛が炎のように舞い上がって燃えるような轟音を出す。
当初はクールなキャラクターで澤村・スペンサー・英梨々に澄まして毒舌を吐いていたが、中盤の加藤恵と倫也のデートから取り乱すなどし、次第にボケキャラへとなった。
学園卒業と同時に紅坂朱音に引き抜かれてサークルを脱退するが、脱退の理由の一部を敢えて語らず、倫也に嫌われようとした。それでも倫也が詩羽の選んだ進路を応援することにしたため、倫也にキスして、倫也のことを「諦めることを諦める」。それ以上倫也に強く迫ることはやはりしないものの、以後も倫也とは手を繫ぐなど肉体的にも接触を求め、倫也とサークルのことを気にかけて連絡を取っている。
(なお、倫也に強引にキスした際には「不倫理君」、倫也と肉体関係まで行くところを夢想した時は「絶倫理君」と呼んでいた)
他の人物との関係
英梨々とは不仲で、幾度となく熾烈な女の戦いを繰り広げる(大抵は英梨々が負ける)が、彼女のイラストレーター「柏木エリ」としては高く評価している他、倫也に他の女の影がちらつくと共闘することもある。
恵もその他の女の1人だが、恵も負けじ劣らずの毒舌で、やんわり返されることも。WEB予告版では恵の倫也に対する壮絶な皮肉にドン引きしていた。
サークル参加後から次第に倫也へのアプローチがエスカレートし、どさくさにまぎれて倫也にキスをしようとする、裸で勝手にベッドイン、バーでデートに誘う、仕舞いにはほぼ逆レイプに近い事を倫也にしようと仕掛けたり…。
とまあ肉食系女子なのだが、素直な感情表現が出来ない為正直に思いを告げる純粋な告白が出来ず、英梨々からは「口先だけのチキン」「ヘタレ」等揶揄されている。
なお、作者の丸戸史明や倫也役の松岡禎丞は『倫也は詩羽の自分に対する好意に気付いていないわけではないが、普段の自分に対する態度や「こんな美人が自分なんかを好きになるわけがない」という自信のなさから踏みとどまってしまう』、と述べている。要は2人共ヘタレ。
また、彼に振られた後も完全には諦めておらず、あわよくばと言う感じでちょっかいを出している。また泥棒猫(恵)を敵視するようになり彼女を挑発するようになった。
倫也と恵の結婚式では披露宴でもないのに酔っぱらい、自身と倫也の妄想結婚式話を披露しようとし、彼のいとこの氷堂美智留やその親族にドン引きされた。
ネタ
とりわけメタ発言が多く、「前回出番が全くなかったから」と倫也のベッドに潜り込んだり、WEB予告では第2期の前番組『クズの本懐』で性描写が多かったから自分たちも規制に挑戦しようと言い出したり。第1期12話では『ここがあの女のライブハウスね』と言ってしまったり、英梨々に対し「君が持てない理由を教えましょうか」と中の人ネタをやったりも。
恋するメトロノーム(コミカライズ)
彼女をメインヒロインとしたコミックで原作以上にヤンデレ、チキンぶりが出ている。倫也が町田に詩羽の編集者アルバイトとして雇われているストーリーとなっている。
そのためライバルの恵が倫也と坂道で会っていないため登場せず、英梨々も倫也とは仲が戻っていないためイメージしかでない。他の2人も同様。
代わりに彼女の第2作品、『純情ヘクトパスカル』のイラストレーター嵯峨野文雄こと相楽真由がライバルとして登場している。
この手の外伝としては異例で本編のストーリーをコミカライズした作品より長く続いた。(本編は8巻、恋メトは10巻)
そのためコミカライズの勝者は詩羽と言われている。
関連イラスト
関連項目
冴えない彼女の育てかた 安芸倫也 加藤恵 澤村・スペンサー・英梨々 恋するメトロノーム
山神ルーシー貴美子(略):中の人繋がりである上にスタイルも似ており、制作会社にソフトレーベル、さらには趣味まで一緒である。
相座凪:中の人繋がりでアニメ第1期放映時の後半枠作品の登場人物。外見や言動など、いろいろな意味で詩羽とは真逆のキャラであり、かやのんファンにとって一粒で二度おいしい1時間であったことは想像に難くない。