曖昧さ回避
妖怪ホオナデ
山梨県の道志村々史編纂資料蒐集委員会の一員・伊藤堅吉の著した『道志七里』で紹介された妖怪。
南都留郡では暗い小道を歩いていると、青白い手が暗闇から現れて頬を撫でるといわれていた。
また東京都の西多摩郡檜原村に伝わる話では、天保年間に剣道が得意な兄弟がホオナデが出るという道を歩いていたところ、先に通った弟の頬が撫でられた。
次に兄が先に通るとやはり撫でてきたので、刀で切り付けると茅の穂が2つに切れており血が流れ出したという。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成26年11月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。
創作での扱い
- 水木しげる作品
少女の頬を撫でる茅の穂が、手のひらに化けている妖怪画が描かれている。
珠洲に登場する固定敵である寄り神の一種として登場。