概要
『ウルトラマン80』第13話に登場する予定だった怪獣。
『80』は第13話「必殺のフォーメション・ヤマト」から教師編からSF編へと移行してしまったが、そのまま教師編が続いていた場合の13話に登場するはずだった怪獣である。
登場タイトルは「高度5000mの恐怖」。脚本の決定稿まで作られながら未制作に終わった。
怪獣デザインも完了しており、上まぶたと下唇が分厚く、パッチワークのような体表模様を持つ爬虫類型怪獣である。
設定によると、高度5000mの上空に巣喰う怪獣で、鳥が光る物を集める習性がある様に橋や建物を集める趣味を持ち、口から吐き出す風船のような透明な泡で様々な物を包み込み、上空へと舞い上げて自分の棲み処へと持ち帰っていた。
尚、風船は電磁波を吸収する性質があるのか、レーザーには感知されず、自身のコレクションを守るために周囲の温度を零下120℃の超低温に保つ習性を持つ。また、80の2倍の力を持っているとされている。
因みに風船に閉じ込められた生物(人間)は抜け出す事か可能だったとか。
ちなみに書籍『君はウルトラマン80を愛しているか』によると、デザインは15話「悪魔博士の実験室」に登場する実験怪獣ミューに流用されたとのこと。
尚、あらすじによれば、最終的に80の放った風船状の光線に閉じ込められて宇宙へと追放される結末を迎えることになる様だ。