概要
福島県福島市北部の飯坂地区にあり、摺上川(すりかみがわ)を挟んで大規模な温泉街を形成。
歴史は古く古代の日本武尊が湯治した伝説から始まり、平安時代には西行法師が、江戸時代には俳人の松尾芭蕉が訪れたとされる。
福島交通飯坂線の終着駅である飯坂温泉駅があり、東北自動車道の福島飯坂インターチェンジからも10分強ほどでアクセスが可能。
温泉の特徴
熱い。
泉質は硫酸イオンの割合が多めの中性~アルカリ性単純温泉。
9つある共同浴場はシャンプー・石鹸などは備え付けられておらず自分で持ち込むようになっているが、受付で販売もしている。
シャワーも波来湯を除き無いので、かけ流しの浴槽から汲んで洗い流すようになっている。
波来湯、仙気の湯、導専の湯は温めの湯と熱めの湯の二つの浴槽に分かれている。人によっては温めでも熱く感じる。
なお、クッソ熱いのは共同浴場と一部の旅館だけで、大半の旅館やホテルは程よい湯温である。
関連用語・観光名所等
- 鯖湖湯
日本で最古ともされる木造建築の共同浴場で、名前は西行法師が詠んだ歌に由来しこの地の温泉の通称であった。とても熱い。
- 波来湯
こちらも歴史のある共同浴場。
2011年に建て直され、見た目は天守閣を備えた城。浴場は地下にあり、42℃と45℃の二種類の浴槽がある。
飯坂温泉駅からも近いので初心者向け。
- ラヂウム玉子
いわゆる温泉卵であり飯坂温泉における名物グルメ。調理する場所は共通だが販売店ごとに熱湯に浸けておく時間などが違うため、仕上がりも若干違うのが特徴。
飯坂温泉特別観光大使の温泉むすめ。
発表から一年三ヶ月後の2019年2月14日(真尋ちゃん誕生日)に初めてパネルが各所に設置された。その後旅館やホテル、飲食店などにパネルが設置され、グッズ展開が成された結果、温泉街は真尋ちゃんだらけで凄まじいことになっているので、ぜひ現地に来てその目で確かめて欲しい。
- ゆげお
飯坂温泉のマスコットキャラクターのゆるキャラ。ラヂウム玉子の妖精。イベントでよく登場する。2023年3月にはツイッターフォロワー2000人チャレンジを行い、割とギリギリで目標達成。それに伴ってか活動頻度が増えた。
ツイッターを始めた頃は普通の文章だったが、キャラ立ちのために語尾に「ゆげ」を付けるようになった(正確には飯坂温泉公式アカウントでのゆげおのお知らせに使っていたものが逆輸入された)。
こちらも大人気でグッズが数種類製作されている。
関連項目
俵藤太 - 飯坂温泉にも大ムカデ退治伝説がある。