概要
1958年大学卒業後、TBSラジオ劇団養成所を経て、NHK俳優養成所に入り1960年卒業。NHKでは舞台や脇役俳優や声の吹き替え(飯沢匡脚本『ブーフーウー』の狼役等)の仕事に従事する。
1964年、本格的に新劇俳優を目指し、念願の文学座付属演劇研究所に入る。卒業後、文学座研究生となるとすぐに『友絵の鼓』で主役に抜擢され、初舞台を飾る。1964年、NET『徳川家康』にテレビ初出演。1965年には、吉永小百合主演の日活映画、『私、違っているかしら』に出演し、映画デビューを果たす。
1967年、岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』の青年将校役に抜擢(ばってき)され、注目を浴びる。以後、岡本作品に立て続けに出演し、性格俳優として欠くべからざる存在となる。
舞台でも『花の館』で1970年、芸術祭優秀を受賞するなど活躍。
テレビドラマでは『鳩子の海』『おしん』『鬼平犯科帳』などに出演した。
1996年〈平成8年〉5月19日膵臓癌のため死去した。60歳没。