概要
奥軽井沢・山中の洞窟で日本魔法『魔天道』を代々守り続けている一族の末裔である少女。
主人公の悪魔くんこと埋れ木真吾からは、日本の魔女であると評された。
89年~90年連載の漫画『ボンボン(最新)版悪魔くん』にのみ登場。初登場回は第15話『どくろのトミーの巻』。
意外にもアニメ版『悪魔くん』には未登場である。
キャラクター創案は月刊マンガボーイズ『地獄童子』原作者である金田益実氏。
2020年5月。金子氏Twitterにて、同氏所有の『どくろのトミーの巻』シナリオ原本から公式年齢が13歳であった事が明らかになった。
“魔天道のミコ”という名は作中で使用された便宜上の通り名であり、姓は不明。
公式キャラクター紹介の際は“ミコ”と表記されている場合が多い。
人物
自分の事を「魔女」と呼ばれるのを嫌っており、飽くまで日本魔法『魔天道』の継承者であり使い手である事に対し誇りと自信を持っている模様。
味方である真吾らに対しての物腰は柔らかだが敵とみなした者には容赦なく、『魔天道』の秘密を狙いにやってきた悪魔・どくろのトミーに対して「スケベ悪魔」「オカマ骸骨」と言い放ったり、初対面だったメフィスト2世に対して「ただのがき悪魔」呼ばわりするなど、毒舌で勝気な面も見受けられる。
ミコの使用する『魔天道』はメフィスト老の妻である魔女・サマリンが日本へ伝えた西洋魔法が独自に進化したものであり、サマリンはミコの先祖であるとされている(つまるところサマリンの息子であるメフィスト2世とミコは、超が付く程遠い血縁関係にあたる)。
ミコの家族は本編に登場していないが、メフィスト老に対して「おじさま」と呼ぶなどメフィスト家の面々と度々親しくしている場面が描かれている。
2020年5月に一部公開された『どくろのトミーの巻』シナリオ原本のキャラクター説明には、「悪魔くんと二世のお姉さん的存在」と記載されていた。
真吾達が東嶽大帝との最終決戦に赴く際には、「ご先祖さまとメフィストおじさまの奥さま 魔女サマリンさんが日本にうんだ魔天道をまもるためにも!」と自らの意思で真吾と12使徒らと共に戦う事を決意する。
容姿
髪はポニーテール。頭に赤いリボンを着けている。
巫女装束に身を包んでいるが、袴は女袴ではなく男袴(馬乗り袴)を着用している。
漫画内では巫女装束に特に模様などは描かれていないが、公式カラー絵では上半身の小袖は「薄青の輪紋のような柄」で、袴は「オレンジと黄色の縞模様」で描かれている。
ミコに関する二次創作作品は「白衣」に「緋袴」と一般的な巫女装束の姿で描かれることが多い。
能力
魔法を扱う事ができ、作中ではどくろのトミーに光線の様な魔法を出して攻撃したり、『魔天道』の力が込められているとされる『魔天道の炎』と呼ばれるものを使用していた。
また魔天道特有のエネルギーの波長『魔天力』を発する存在を感じ取ることもでき、作中ではサマリンが発するこの波長を追い、東嶽大帝の拠点を探し出すなどの活躍も見せた。
身体能力も高く、どくろのトミーと対峙した際は殆ど体術のみで相手を一時撤退させる事に成功している。
武器はミコの身丈ほどある大幣(おおぬさ。別称・祓串)。また常備している姿は確認出来ていないが、どくろのトミーとの初戦で矢を用いての不意打ちに成功している。
関連イラスト
関連ダグ
松下一郎版における同ポジションのキャラ(ただし、アニメ版では敵キャラとして登場する)。