「…………か?」(活動、手伝いましょうか?)
………概要です
鴇神冴とは、『ティンクルセイバーシリーズ』に登場するキャラクター。
美咲輝学院の征服を目論む部活・世界征服部に所属する少女で、主力部隊「極星衆」の一員として正義の味方部と日々対決している。
また、星徒会の一員という側面も持ち合わせており、そこでは書記を勤めている。
………プロフィールです
本名 | 鴇神冴 |
---|---|
学年 | 高等部2-黄 |
極星 | 黒 |
極星名 | 黒帝 |
年齢 | 15歳 |
誕生日 | 12月28日 |
星座 | 山羊座 |
所属 | 世界征服部・書記、星徒会・書記 |
血縁 | レティ(祖母その1)、紬(祖母その2)、父、母 |
趣味 | 植物育成、動物の飼育 |
好きなもの | 編み物、ガーデニング、クロウ(ペットのカラス)、???♥️ |
夢 | 幸せな結婚 |
初登場 | EPISODE3(無印)、ACTIVITY-3『征服部 てんこもりだよ にゅーかまー』 |
CV | 雪野五月(現:ゆきのさつき) |
………い?(私の事、知りたい?)
容姿
ショートカットの銀髪に青紫の瞳のタレ目が特徴。
また見た目では気づかないが、実はドイツ人の血統を受け継いでいる(後述)。
性格
気弱で泣き虫な性格をしており、作中でも涙を浮かべて落ち込む姿が度々見られる。
また、非常に無口で喋り方も以下のように…、
「…………か?」(手伝いましょうか?)
「…………い?」(言い過ぎじゃない?)
「…………も」(どこでも)
など、ほとんど語尾しか聞き取れないほど滅茶苦茶小さく、大抵の場合あきが彼女のセリフを聞き取り代弁することが多い(…ってか、あんな小声でよく聞き取れたな…)が、逆にあきや夕霞との会話や味方部との戦闘の際はやや聞き取りやすい声で喋っているので、無口っていうよりも超が付くほどシャイといった方が適切だろう。
人間関係
征服部部長の夕霞と同僚のあきとは中等部時代からの親友で、基本的にあきと共に行動することが多い。後に征服部に入部した翔子とは初活動に同行したことを機に早くも打ち解けている。
また、副部長の九郎に対して淡い恋愛感情を抱いており(入学式であきとはぐれたところを案内してくれたのが恋の始まりだそうな)、夕霞やあきもその関係を知っており彼女達から恋愛模様を茶化されたり陰ながらフォローされているが、前述のシャイな性格からその想いを伝えられず一向に発展できずにいるが、今の所日常会話で満足する辺りで落ち着いている模様。
………る!(活動、頑張る!)
「――ごめんなさい」
「私は…あきちゃんのように真っ直ぐには…戦えないから」
魔法とも言うべき他のメンバーとは一線を画した不思議な能力を有しており、戦闘では主に仲間の補助支援を中心にその能力を活用している。
一方、あきほどではないが極星衆の中ではあまり攻撃的ではなく、戦闘スタイルも正面からの真っ向勝負を好むあきや橙也、翔子と異なり転送技・門を用いた相手の虚を突いた奇襲戦法を得意としている。
しかし橙也や翔子に劣るものの戦闘力自体は高く、作中においてはやなを一時的に追い詰め、稜との戦闘では門で翻弄した上で動きを封じて返り討ちにし、味方部を敗北させるという快挙を挙げている。
サポートシステム
VSS-006 静(しずか)
冴が着用する戦闘スーツ。SSシリーズの完成型「ヴァリアブルサポートシステム(通称:VSS)」の一つで、あきのスーツ・聖とは対照的に黒い三角帽と黒いマントといった典型的な魔法使いのようなシルエットが特徴。
聖同様、音声でコマンドを入力することで一連の動きを発動することができる。
ちなみに同人誌版での型式は「VSS-B」だった。
- トリックツール「響」
先端がマイクのような形をした魔法の杖風な武器。冴の言葉に応じて形態を変えたり、物質を出現させる能力を備わっており、単音や詠唱などで先端部分を大剣や鉄槌などの形状に変形させたり、任意の場所に防壁や檻を成形させるなど、さながら魔法を使っているかのような動作を行うことができる。
極星「黒帝」
征服部以外に在籍している部活は不明だが、極星「黒」を所有しており、極星名は「黒帝」
また、極光の使い手でもあり、その練度は九郎同様、認識度が極星限定の状態でも一般人にも視認ができるほどにまで洗練されており、作中での魔法とも取れる一連の動作も極光を魔法という形で発動させているというのが事実である。
技
技は主に単語詠唱で発動する「帝装」と長大詠唱で発動する「黒帝装」の2種類に分けられる。
帝装
- 門(ゲイト)
地面に魔方陣を出現させ、任意の場所に転送する。
自分を含め、複数人も転送させられるほどの範囲力を持つ。
- 剣(セイバー)
響の先端に剣状の極光を形成し、対象を斬りつける。
- 盾(シールド)
魔方陣の形をした透明な防壁を出現させる。
また、広範囲に広げて防壁(ランパート)に派生させることも可能。
高い防御力を誇り、防壁にもなると味方部の装備ではアークセイバー以外はほぼ突破不可能と言われるほどの硬度になる。
黒帝装
- 荊檻(ブライアーケイジ)
「刈り摘む檻を織り成せ荊」
茨を三角柱を作るように出現させ、相手を閉じ込める。
生半可な打撃では破壊は不可能に加え、無闇に攻撃すれば茨の棘で自分がダメージを受けるという負の連鎖に繋がりかねない為、直接の攻撃力が低いソルセイバーにとってある意味天敵ともいえる技である。
- 黒帝腕(ギガントアーム)
「為せ形為せ我が名よ息吹け黒き王の腕」
黒帝(後述)の腕を顕現させる。
- 黒大剣(エボニークレイモア)
「腕よ虚な空に其の剣を振りかざせ」
巨大な極光の剣を形成する剣の強化版。
作中では前述の黒帝腕との併用で用いられた。
黒帝
「仮初の詠唱は今日はなし」
「私の言葉そのままに依る言魂のすべてを解放」
「今日は貴方の姿と剣も淀みなくすみやかにさらけ出して」
冴が極光を最大限に解放した状態で黒帝装によって顕現した黒騎士の姿をした巨人。
冴の技の中でも最大級の技で、はやなの必殺技にも辛うじて耐えうるほどの高い耐久力を誇るが、その分冴にも負担を掛ける技でもあり、夕霞の許可がないと使用できないいわば最後の切り札ともいえる大技。
- 重装陣(ファランクス)
巨大な盾を形成して防御力を高める盾の発展型。
その堅固性は今代極星3人ぐらいしか突破が難しいほどらしい。
また、後述の天槍万里擲射出の際の固定台としての役目も持っている。
- 天槍万里擲(グングニル・オーバーシュート)
光線状となった巨槍・黒帝の刺突部をどこぞの機動兵器のランスよろしく相手に射出する大技。
黒帝の質量的存在密度は高く、直撃すればビルに風穴が開くほどの威力を誇るが、射出直後から数秒で霧散するようイメージされているため、そこまで被害が出るような心配はない。それでも攻撃対象にそんな物騒なのをぶっ放すのはどうかと思うが…
ただ、射出部の再生成にはかなり時間が掛かる模様。
………余談?
藤枝氏の別作品『ことのはの巫女とことだまの魔女と』にて鴇神紬という冴と同姓の人物が登場しており、彼女達の関連性が窺われたが、後に藤枝氏から「冴はレティと紬の孫娘に当たります」と答えており、これにより冴はレティと紬の某国家の遺伝子技術で生まれたハーフと日本人の間に生まれたクォーターであるというある意味スゴい生い立ちだったという事実が判明したのだった。ちなみにお父さんはちゃんといるそうな
その為、作中での魔法とも形容される極光能力はある意味彼女達からの遺伝とも言える。
………関連タグです
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