御堂あき
みどうあき
※この記事は単行本未収録・同人誌収録のネタバレ情報を含みます |
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御堂あきとは、『ティンクルセイバーシリーズ』に登場するキャラクター。
美咲輝学院の征服を目論む部活動・世界征服部に所属する少女で、戦闘装備「サポートシステム」を制作している征服部のエンジニア。
自身も主力部隊「極星衆」の一員として正義の味方部と対決している。
また、征服部以外では星徒会の一員という側面も持ち、そこでは会計補佐を担当している。
本名 | 御堂あき |
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学年 | 高等部2-翠 |
極星 | 白 |
極星名 | 白煌 |
年齢 | 15歳 |
誕生日 | 9月23日 |
星座 | 天秤座 |
所属 | 世界征服部・会計、ロボット研究部、星徒会・会計補佐 |
趣味 | 機械いじり、料理、テニス |
好きなもの | ポテチ、ロボットアニメ・漫画全般 |
夢 | 巨大ロボット建造 |
初登場 | EPISODE3(無印)、ACTIVITY-3『征服部 てんこもりだよ にゅーかまー』(NOVA) |
CV | 半場友恵 |
性格
非常に明朗快活で自分の意見ははっきりと主張する行動力のある性格で、ボクっ娘。
また、世話焼きな面もあり、九郎に密かな好意を抱く冴を陰でフォローしたり、熱くなりやすい遊や橙也を窘めることも多い。
メカニック
上記で語ったように、メカニックとして優れた技術力を有しており、征服部以外ではロボット研究部(通称:ロボ研)に在籍しており、SSシリーズを始めとした戦闘装備や戦闘用ロボットの開発及び待機は科学部部室で行われている。
あきは自身が製作したメカを「このコ」と我が子同然の強い愛情を注いでいる。
また、中等部時代からロボ研に入っており、技術力もそこで培われたと思われ、後のトリックツールの原型とされる運動能力補助機能搭載の道具を製作していた。
これはかつて高等部でロボ研に在籍していた部員への憧れからきており、その人物が残した試作品の数々を実用化までに仕上げている。
人間関係
征服部部長の夕霞と同僚の冴とは中学時代からの親友で、基本的に冴と一緒に行動していることが多い。また後に入部した翔子に入部祝いにVSSを用意するなど入部して間もないながらも早くも仲良くなり共に行動することが増えており、作者からは自身と冴、翔子の三人を指して「征服部三人娘」と公式認定されている。
遊とは目的の為ならば手段を選ばない戦法や自分たちに対し居丈高な振る舞いから犬猿の仲で、九郎から指揮が彼になったと聞くと「あいつ嫌い!」と露骨にイヤそうな顔を浮かべ、はやなとの戦闘後は彼女に対してあまりにも卑劣で容赦のない戦法が拍車をかけ「心底嫌い」と格上げ(格下げ?)した上で「次の作戦には二度と来ない」と断言するほど遊のことを蛇蝎の如く嫌っているが、戦闘で強行手段に走ろうとする彼を窘めたり終盤ではASSを授けるなどなんだかんだで遊のことを気遣っている。
また橙也とは当初は遊ほどではないにしろ反りが合わず、一度SSシリーズの価値観を見下されたことがあり、彼が自分のところに訪れた際は不快そうな表情を浮かべていたが、当の彼がその件を謝罪した上で価値観を改めてSSの製作を懇願されてからは彼にPSSを与えるなど関係がある程度良好になっている。
副部長かつ先輩の九郎に対しては彼の人柄故か同輩に近い対等な接し方をしており、また冴が九郎に密かに好意を抱いていることを見抜き、夕霞と共に陰でその恋模様の進展を後押ししている。一方、自身も同級生の祐之介から淡い思いを抱かれているが、本人はあくまで友人として接しており、彼の好意には気付いていない。
高等部ロボ研に所属していた人物を師匠として尊敬しており、同時にその人物を越えることを目標としている。
身体能力は5人の中では低く、本人も「戦いは嫌い」と主張しているが、いざ戦闘となると装備VSSを身に纏っての戦闘を行う。
活動中は、卑怯な戦法を嫌い、相手と正々堂々とした正攻法で戦い、AI「烈風」が搭載された装備による自身の身体能力の低さをカバーと性能を活用した戦闘スタイルを得意としている。
また、趣味の一つであるテニスもラケットを始め運動能力補助機能を搭載した装備を使用していた模様。
遊ほどではないものの、指揮能力も優れており、遊が不在時には3人のまとめ役や緊急時の部隊編成を執り行った他、水刃との戦闘では戦闘用ロボット・疾風と旋風との連携戦を披露したが、一方で指揮権が九郎に移った際は九郎を差し置いて果たし合いを提案したさつきに動機を尋ねようとしたことがあった。まぁ、「(指揮は得意じゃないから)おまけで来た」と(自虐の篭った)フォローする九郎君も九郎君なんだが…
また、はやなとの初戦闘では彼女の戦闘力がAD由来のものではないことにいち早く気づいたり、突如介入してきた赤コートの女の正体を知るや独断で撤収をかけるなど鋭さや判断力も高い。
サポートシステム
VSS-002 聖(ひじり)
あき自身が着用する戦闘スーツ。SSシリーズの完成型「ヴァリアブルサポートシステム(通称:VSS)」の一つで、僧侶か山伏を彷彿とさせる白を基調としたベレー帽とインバネスコートが付随している。
装着者の運動能力を補助するシステムが備わっており、ブーツには電動インラインスケートが組み込まれており、これを展開することで高速ダッシュが可能となっている。
また、本機に搭載されているAI「烈風」により、音声コマンドで一連の動きを発動することが可能。
ちなみに同人誌版での型式は「VSS-W」だったそうな。
- トリックツール「烈風(れっぷう)」
先端の左右に鎌のような刃の付いた錫杖風の武器。
一見すると錨状の大鎌のような見た目だが、性能的には斬撃ではなく、穿つ攻撃を主目的とした鶴嘴である。
極星「白煌」
「「創る」コトがボクの極星としての力」
「だから…この子たちがボクの力なんだ」
卒業を控えていた紫子と彼女の極星「白」を賭けたテニス対決に勝利し、彼女から正式に「白」の名を継承している。
だが彼女は運動能力補助機能搭載のテニス用具一式を使用していたため、勝利後はそのことに負い目を抱いたが、紫子から「それがあなたの力なのでしょう?」「そのコたちと一緒に胸を張って名乗ってちょうだい」と論されたことで自信をつける。
極光の発生については当初は自身にも出せるのかと可能性を見出だせずにいたが、勝負を申し込んできた稜の「そのコたちに本気を出してもらえばよいのですね」の言葉を聞き、紫子の言葉を思い出したことで吹っ切れ、極光を発生させる。
「…ごめん ボクが…できないとかじゃなくてーー」
「ボクたちが…!できるかだったね!」
自身の足りない部分を機械で補い、活用すること…それこそがあきの極星として力、そして…彼女の最大の動力源なのである。