サスケ「術の名は“麒麟”……雷鳴と共に散れ」
概要
うちはサスケが打倒うちはイタチのために開発したオリジナルの雷遁忍術である。
作中に登場した(通常の範疇の)雷遁では最大クラスの技範囲と破壊力を持ち、「インドラの矢」や外道魔像の放つ雷撃に次ぐスケールを持つ。
発動には、火遁の術・炎遁(作中では豪龍火の術や天照)を用いて気温を急上昇させ、上昇気流によって雷雲を生成しなければならない。
よって、雷と火のチャクラを持ち、大出力の忍術を発動可能な腕利きの忍がその場にいなければならない。全体的に見ても、かなり手間がかかるだけでなく大きな隙も発生させるため、一人での術の発動条件の難易度はかなり高いと思われる。
イタチとの戦いを迎えるに当たって、
- うちは一族同士であるため、必然的に火遁の撃ち合いになる
- イタチには炎遁の「天照」もある
- 万華鏡写輪眼を相手に立ち回る以上、トドメを刺せる状況に持ち込んだ時には自分のチャクラは枯渇する
という条件が発生することは容易に想定できるため、その状態で確実にイタチを殺すための術として考案したのがこれだったと思われる。
用途の面でも使用可能な状況の面でも、まさに対イタチ用に特化した術と言える。
そのため、原作漫画版ではイタチ戦以降使用されていないが、アニメでは「僅かなチャクラを呼び水に空気中の静電気を収束させて放つ」という不意打ちの術に進化。ナルトとの最終決戦において、須佐能乎の中から使用して背中を狙い撃っている。
またゲーム版では「BORUTO」バージョンの奥義として「地爆天星・麒麟双臨」が登場。地爆天星で閉じ込めた敵にこの術を二発同時に打ち込むというオーバーキルな攻撃になっている。
なお、疾風伝において、新生第七班がサスケと邂逅した際に、サスケが発動しようとして大蛇丸が「その術はやめておきなさい」と静止した術の詳細は不明である。
余談
関連タグ
エネル:同じジャンプ系作品のキャラクターであり、「麒麟」と同じく発動に手間がかかる雷撃系の大技として「雷迎」を持つ。
猿飛サスケ:うちはサスケの名前の由来と同じネーミングであり、「火」と「雷」に関する技を持ち、その中の一つには「麒麟」というキーワードが含まれている。