概要
殺し屋組織「エルペタス」最高幹部と思われる人物の仮称。
エルペタスのトップである大丸靖公からはかなり信頼されており、御前との交渉を一任されるほどである。
本編よりも回想で登場することが多く、現時点では戸狩玄弥、祇園織文(オリオン)、イヌワシ、ミスト、世良蓮二郎の5名の回想で登場している。
人物
容姿
紫色のシャツに黒いコートを羽織った男性。口の周りを囲むように伸ばしているヒゲも特徴的だが、御前と謁見した回を除けば髭は薄めに描写されている。
性格
登場シーンが少ないため詳しくはわからないが、今のところ、感情を感じさせる描写がなく表情を変えることもないため冷酷な印象を与える。
担当業務
EL戦争終結後に契約締結のため御前に謁見していたことから、外部関係者との交渉などが現在の主業務だと思われる。
他のキャラクターの回想で登場した際には、孤児の引き取りや暗殺命令伝達などの裏方業務に加え、歴史など訓練生向けの座学担当講師も務めていたが、現在も継続しているかは不明である。
また、エルペタスのトップランカーとなるイヌワシの育成を担当した教官でもあり、作中の描写から察するに彼に対しては主に剣術の指導をしていたものと思われる。後にミストにも剣術を指南している描写が出たため、エルペタスの構成員全体の剣術の指南役を担当している可能性がある。
能力
御前との交渉を一任されていたことから察するに、高いレベルの交渉力を持っていると思われる。
イヌワシやミストに剣術を指南している描写があるため、剣術に心得がある可能性が高く、教官を務められる程度の戦闘力は保持しているものと思われる。ただし、戦闘描写がないため具体的にどのくらい強いのかは不明である。
登場回
回想
天王寺組最高戦力である戸狩玄弥の過去編こと「戸狩伝説」。
また、本記事の人物の初登場回でもある。
人身売買組織から幼少期の戸狩玄弥を買い取り、何人もの子どもたちがいる雑居部屋へと案内した。
なお、この時点ではまだエルペタスの構成員であることが明かされていない。
「入れ…今日からお前はここで生活するんだ」
祇園織文(オリオン)の過去編。
訓練生たちへの歴史教育を担当しているシーンと、祇園織文の初任務について事前説明をしているシーンが描かれた。
「秋田犬、初の暗殺ミッションだ。生の戦場で結果を出せ」
イヌワシの回想にて、彼の指導教官を担当していたと思われる描写があった。
イヌワシの常軌を逸した訓練に「正気の沙汰ではない」と呟いていた。
「正気の沙汰ではない…だが、凄まじい速さで強くなっている」
ミストの過去編に登場。
幼少の頃のミストに剣術を教えていた。
「うむ、剣のカンが非常に良い」
世良の過去編に登場。
当時、訓練生だった世良やオリオンたちの座学を担当し、エルペタスの理念を教えていた。
「諸外国が日本を蝕んでいる!日本人としての誇りを持て!」
現在(EL戦争終結後~)
- 2023年7月21日の動画(瓜生龍臣)
契約締結のため、エルペタスの代表者として御前に謁見していた。
「御前…我々エルペタスに乗り換えて頂けたことを光栄に思います…」
- 2023年8月26日の動画(瓜生龍臣)
セリフはないが登場。
世良とともに「日本の政治家との癒着を深めなさい」という大丸靖公からの指示を受けていた。
…これ以降、回想以外での登場はなくなった。
余談
彼は作中で最初に登場したエルペタスの現役構成員なのだが、本名はおろかコードネームすら未だに判明していない。
前述したように本編よりも回想での登場の方が多く、過去が明かされたエルペタスのトップランカーの中では下積み時代を雷一族にて終えた雷電を除く全ての人物の下積み時代に登場している。
ただし、未だに回想で不定期に登場していることから、「存在を忘れられた」や「初期登場故の設定ブレ」などの可能性は低いと思われる。