概要
1965年に人民解放軍はジャングル戦で使用できる短機関銃の制作を要求し、数十人程度の人員で実務経験のない大学生ばかりである上に実験室や機械加工の機材もないような状態で開発が進められた。
その後文化大革命による中止と開発再開の繰り返しや設計図が盗作されたり、林彪によってプロトタイプが盗まれリバースエンジニアリングされたことで作られたコピー品が100丁規模で製造されて暗殺クーデターで使用されかけるというアクシデントに見舞われながらも1971年~1978年まで運用試験がされ1979年に採用された。
しかし、連射スピードがあまりにも早い上に装弾数がたった20発で引き金を引けばすぐに撃ち尽くしてしまう上、内部が繊細な為にジャングルの過酷な環境ではジャムが頻発してしまい、当時のサブマシンガンの用途とも合致していなかったせいもあってか直ぐに廃止されることとなったが、その受け皿になったのが警察であった。
というのもこの銃は当時としては珍しい短機関銃でクローズドボルトを採用していた為、単発での精度が非常に高く、使用弾薬は当時中国の正式採用拳銃だった54式拳銃と同じ7.62×25mmトカレフ弾のコピー弾薬が使われていたお陰でボディアーマーを着た相手を容易に撃ち抜くことが可能で、上記の内部が繊細である問題は市街地では欠点にならなかった為に使用する警官から大きな支持を集めた。
結果的には時代が速すぎたが後に再評価されたMP5と辿った道は全く同じである。
軍では既に別の短機関銃に更新されており、本銃を更新する案も通り段階的に廃止される予定なのだが、1981年から1992年までに約20万丁も生産された為に現在でも定期的に新たなカスタムパーツが生産され、現在ではAR-15ストックパイプやM-LOKレールにBCMのカスタムパーツやAimpointの光学機器を装着された魔改造状態で特殊部隊に運用されている。
2007年には狙撃銃の代用として本銃が使用され、見事犯人の射殺に成功したこともあってか、サブマシンガンであるにもかかわらずスコープを載せて狙撃仕様にしたものが運用されている。
ドールズフロントラインのキャラクター
→79式