AKMSとは、ソビエト連邦で開発されたAKMのストックを折りたたみ式としたもの。
概要
AKS47にAKM相当の設計変更を加えたものである。即ちストック以外では概ねAKMに準じる事となる。
折りたたみ機構は、AKS47のものをそのままにAKM同様の直銃床となるように展開時の角度の改良が加えられている。
小口径化によって登場したAK-74と共にAKS-74が後継となることとなった。
しかしながら、第三国や非正規戦では現在でも多く使用されている他、ロシア連邦軍など旧ソ連構成国でも一部の部隊で現在でも使用されている。
特殊部隊や偵察部隊などでは、国外作戦では弾薬が入手しやすく、小口径高速弾を用いるAK-74系と違ってサプレッサーと減速弾での組み合わせも充分な実用性(AS-VALと比べて対防弾装備の貫通力は劣るが静音性はほぼ同水準)があることから、作戦次第では本銃が引っ張り出されることも。
暗視装置用のマウントレール付きのモデルも存在する。
英語圏ではAKMSN、ロシア語でАКМСЛと呼ばれるモデルで、後のAKシリーズ同様にレールは側面に取り付けられている。
ストックはこのレールを躱す為に左側が外側に張り出す形の専用品が使われている。
フラッシュハイダーも専用品で、SVDのものに似た細長いものが装着されている。