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センシティブな作品

概要

「あぁ…なぜこんな目にあわなければいけないの!」

何万もの人間を乗せエリダヌス座イプシロン系惑星「アルファ」を目指し宇宙を航(ゆ)く恒星間航行用宇宙船・ダイダロス――その広大な船内にある丘の上で目を覚ました金髪の少女。

赤とピンクで背中の開いたトップスに、両端に黄色い留め具が付いた赤いパンツ※・同じく赤色のグローブブーツという痴女い……いやそのもとい、この時期のSF作品のヒロインとしてはむしろ標準的ともいえる露出度の高い格好をしている。

自分の名前を除くすべての記憶を失っていた彼女は、しかしその置かれた状況に不安を覚えるよりも早く、ダイダロス内で起こった居住区爆破事件を目の当たりにする。

それはダイダロス内の人間を管理するメインコンピューターに対する革命の始まりだった。

騒乱の中、幾度にもわたり中央管理局のロボットに捕えられ、拘束されてしまうクリス。だが彼女の存在はどういうわけか人員管理されているはずのダイダロス内の住民リストに登録されていないため処分の対象にはならず、そのたびに服だけを返却され釈放される。

革命派のリーダー・キースとの出会いと別れを経て、その遺志を受けついにメインコンピューター破壊を為した彼女は、ダイダロスの最奥部において自らの正体と、革命の裏に隠された真実を知る……!

※わざわざ「パンツ」という言葉を選んでいるのは、ある場面で「パンツ ヌグ」と入力すると、路上に、本当に脱いだと思しきパンツが置かれるシーンが存在するからである。これ自体は攻略に関係ないお遊び要素ではあるが。

センシティブな作品

前作品にあたる「ウィル_デス・トラップII」もそうだが、この「アルファ」というゲームにおいては、こういったお遊び的隠し要素がほぼ全シーンに存在している。

猥談、もとい余談

上記の通り、物語中クリスは何度も中央管理局に捕縛されるが、そのたびに全裸にされ鎖で拘束されるシーンが入る。(冒頭のセリフは、その拘束時のもの)

このシーンが発生すると、基本的にその時点で所有しているアイテムが全没収されてしまう。それが原因で必要なシーンで必要なアイテムが使えずゲームが進行できなくなる、いわゆる「ハマり状態」に陥ることもある。

物語も佳境に入るころ、死にゆくキースから小さな、しかし重要なあるアイテムを受け取るクリス。直後、またもロボットに捕縛されひん剝かれてしまうが、キースから託された「それ」についてはしっかりと隠し持つことに成功する。

……その状態でどこにどうやって隠したんですかねぇ。(ゲス顔

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センシティブな作品

あっ 間違えた。

以下、ネタバレ

その正体は、少女型アンドロイドである。

下記の役割を持たされて「造られた」彼女は、記憶喪失などではなくそもそも過去の記憶がなかったのだ。

地球を旅立ったダイダロスだったが、惑星アルファまでの距離は10.7光年ものはるかはるか先――人工冬眠技術の確立していない状況において、目的地までには、世代交代を前提とした数百年の歳月が必要とされた。

その旅路で船内の人類が万が一にも死に絶える事が無いように、ダイダロスにはコンピューターによる徹底した管理社会を構築したが、その結果、ダイダロスがアルファ衛星軌道上に到達するころには人類は自らの意思や希望を持てないものになり果てていた。

その末路を予期していたダイダロス建造当時の連邦政府最高責任者は、人類を支配から解き放つべく2体のアンドロイドを用意していた。

そのうちの1体が「革命」を起こし直接に人類を目覚めさせる役割を持つ男性型アンドロイド「キース」。

そしてもう1体、ダイダロスの人々をアルファに導く役割を持つのが――

写真に写る、惑星アルファに降り立つ人々、そしてクリスの笑顔で、「アルファ」の物語は幕を閉じる。

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  • アルファ (memories of CHRIS)

    スクウェアの80年代の名作、アルファとブラスティーの再販を記念しまして投稿させていただきます。 原文は某掲示板に投稿したもの。 ……初プレイから、もうン十年になるのか。何もかも皆なつかしい……。

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ALPHAのクリス
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ALPHAのクリス
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