概要
細田守監督アニメ映画「竜とそばかすの姫」に登場する仮想世界『U』で存在するアバター。「Autonomous self(自律的自己)」の略で「As(アズ)」と呼ばれる。
Uを利用するユーザーは、Uの中だとこの姿「As」で行動することになる。
Uのアプリでユーザーをスキャンするとユーザーの生体情報を読み取り「As」が自動生成される。外見は写真やその他の要素から作られている。
生成される姿は人型の他に、妖精型・獣型など人(ユーザー)によって様々。また作中の様子から、As本体のデザイン自体を変えることは原則として不可能と思われる。
ただし、服装などを変更することは可能。
例として自警集団「ジャスティス」の服はメンバーを問わず原則同じものであり、また体型も同じだが同じ体型のAsのユーザーのみ参加できるのか、他に体型を変える方法があるのかは不明。
操作はイヤホンとスマートフォンのアプリあるいはパソコンのアプリで本人の意識を読み取って行っており、特にキーボードやタッチパネルを触れて操作するわけではない。
Asとそのオリジンとのギャップに差があることも珍しくないことから、アンベイルされてしまうと『U』での立場を失うことがままあり、「ジャスティス」軍団はAsへの主な制裁手段として強制アンベイルを用いている。ただしオリジンを公表してるAsも少なくない。
尚、劇中で正式なAs名が明らかにされているのはBelle、ペギースー、ジャスティンの3名のみで、その他は通り名やオリジンの名前や見た目の後に「As」とつけられて呼ばれている(ヒロちゃんAs、天使As、等)。
能力
Asの能力はユーザーの生体能力をベースに生成されていると思われ、現実と同様に手足などを動かす動作が自由に行える。
基本能力には、飛行能力や空中浮遊能力なども持ち合わせている。Asが再起不能にされるなどして使用不可になると、Asが氷漬けになるような演出が出る。
『U』のボディシェアリング技術はユーザーの潜在能力を引き出す作用もあり、現実では歌えなくても『U』では思うがままに人を惹きつける歌を歌うAsとなったり、現実ではひ弱な少年だが抑圧された境遇とヒーローになりたいという願望によって『U』では破格の戦闘能力を持つAsになることもある。
また、Asの容姿はそのユーザーの身体的・精神的特徴が事細かに反映される(Belleのそばかす、竜の背中の痣など)他、ユーザーが現実で外傷を負うとAsも同様に同じ位置に傷が出来ることもある。ダメージは肉体的だけでなく、精神的ダメージも同様に反映される。
その他
仮想世界『U(ユー)』で使われるアバター・As(アズ)のキャラデザには、漫画「虎鶫(とらつぐみ)-TSUGUMI PROJECT-」のカニ人ことippatu氏、PALOW. − sss氏、IKEGAMI_YORIYUKI氏といった数名のクリエイター達が参加し、とてもユニークな可愛らしいキャラクター達を生み出している。
2021年8月には、Twitterで公式の特別企画・『竜とそばかすの姫』特大集合絵を制作が開催された。
一般の方が描いたアバター<As>の画像がツイートされることで、公式が用意した<U>の世界(キャンパス)に追加していくという内容。イラストには「#Twitter夏祭り」「#竜とそばかすの姫屋台」のハッシュタグが付いてる事が条件などの期間限定な創作で実施。
参考:こんな感じで創作される画