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解説

アナログレコードや両面DVDのようなメディアでA面の反対側になる面のこと。

転じて、アナログオーディオテープリバーストラックについてもオートリバース機能が一般化するまでは物理的にテープを逆方向に向ける必要があり、リールもしくはカセットを物理的に裏返すことからこの際にリール・カセットハーフがユーザー側を向いている面をB面と称した。

片面しか記録層のないCDでは、シングル盤でも片面にしか記録層がないため、レコードからの移行が本格化する1980年代終盤から1990年代前半には、日本で歌謡曲ソフトを発売するレコード会社はC/W曲(Coupling with)と称して定着を図ったが、結局従前の慣例で「B面曲」と呼ばれてしまうことが多く、1990年代後半に入るとほとんど使われなくなった。

A面曲、B面曲の違い

通常レコード会社がマーケティング上重視するのはA面曲で、B面曲はあくまでもおまけという意味合いで、あまり重視されない。

しかしA面曲以上にB面曲が人気になり、B面曲がA面曲に「昇格」する例もある。

A面曲はレコード会社の商業戦略にある程度則った曲が使われるが、B面曲はそもそもレコード会社が重視していないので、作り手の好みが強く出ていたり、実験的な要素を取り込んでいたりする例が多い。誰だ桑田佳祐の遊び場とか言ったのは(ただし、彼はそれさえも全力)。

両A面

CDのタイトルが「○○/○○」となっているのが主に両A面と呼ばれる。例えばアニメのオープニングとエンディングや別々のエピソードで使用された挿入歌を同じシングルCDに収録する場合などに両A面となる。ラブライブ!2期挿入歌のLove wing bell/Dancing stars on me!など。

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