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Battlestations

ばとるすてーしょんず

かつて存在したゲームメーカーであるアイドス社が開発したSTG。
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英アイドス社から発売されたアクションリアルタイムストラテジーゲーム。日本ではスパイクから発売された。

タイトルは「戦闘配置」を意味する英語に由来する。


概要編集

第二次世界大戦の太平洋戦線を舞台にした作品で、PCとXBox360で展開された。

本ゲームの最大の特徴はSTGとRTSを融合させた独自のシステムになっている。

戦場に展開した艦艇・航空機を選択し、自ら操艦・操縦することが出来る。さらには操艦・操縦は自動で射撃のみ自分で行うことも可能。

逆にユニットを直接操作せずに完全なRTSとしてのプレイも可能で、登場するユニットが増える後半戦ではむしろこっちが主体になりがち。

シリーズ作品はMidweyとPacificの2作のみである。


Midway(1作目)の概要編集

キャンペーンモードは米軍のみで、「ヘンリー・ウォーカー」という新米士官が主人公になる。(ステージによっては彼の友人である海兵隊パイロットのドナルド・ロックリアに変わる)

日本軍はチャレンジモードのみ操作できるが、逆にチャレンジモードは米軍の比率が少ない。潜水艦ステージは3分の2が日本軍、空中戦ステージは全て日本軍である。

アメリカ主人公の洋ゲーということもあって日本軍はボス格の南雲忠一を含め悪役として描写されているものの、山本五十六に限っては主人公もある種の敬意を表するカリスマとして描写されている。

また日本海軍の軍艦は戦前の駆逐艦のように側面にカタカナで艦名が描かれているが、大和以外の戦艦は「代華」、「台尋」と艦名ですらない謎の漢字が描かれている。


自機ユニット編集

第1・2ミッションの自艦。第2ミッション「フィリピン防衛戦」ではジョン・F・ケネディのPT-109と共闘する展開がある。

  • ケイン(DD-235)

第3ミッションの自艦。

該当ミッションは旧式であるクレムソン級駆逐艦のこの艦のみで沿岸要塞・水上機基地・輸送艦隊を殲滅する必要がある。

第5・6ミッションの自艦。

本来であればクレムソン級駆逐艦だが、何故かフレッチャー級のプロトタイプという設定になってる為フレッチャー級扱いになっている。

一応第5ミッションのモデルであるバリクパパン沖海戦には参加している。

第7ミッションの自艦。

上官でもあるアジア艦隊司令トーマス・C・ハートから託されたノーザンプトン級重巡洋艦。

この艦で英国艦隊と合流することになる。

チャレンジモードでは重巡洋艦「那智」でこの艦に挑むステージがある。

第7・8ミッションの自艦。

ヘンリーは昇進してフレッチャー提督の下でこの艦に配備される事になった。

最終ミッションの自艦。

この艦か僚艦の「ホーネット」のどちらかを生存させる必要がある。


Pacific(2作目)の概要編集

開発元はアイドスのハンガリーの子会社アイドス・ハンガリー。もちろん洋ゲーなのだがなんと後述のように日本軍の描写が妙に細かく最初のトレーラーは全編日本語の特攻隊員の独白だった。

修理システムが簡略化し、艦船の耐久力が時間経過で少しずつ回復される様になった。

また火災が大幅弱体化しており、旧作では放置で即死したが今作ではスリップダメージに変わっている。

特攻(艦艇への体当たり)ダメージが大幅に強化され日本軍には特攻隊も実装されている。

前作では英語音声にしていても日本軍の音声は日本語だったが、英語圏ユーザーとしては状況判断が難しいためややカタコトの英語に差し替えられた。もちろん日本語版では流暢な日本語である。


日本軍にもキャンペーンモードが実装、真珠湾から「ミッドウェイに勝利した」架空戦記となる。

米軍は第二次ソロモン海戦からマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、硫黄島の戦いを経て沖縄戦に至る。


本作では日本軍の艦艇の側面にカタカナの艦名や珍妙な漢字が描かれることは無くなっている。


また、各ミッションでは1種類だけ獲得済みのアップグレードユニットに差し替えることができる。

例を挙げれば

  • マレー沖海戦で一式陸攻桜花搭載機にする
  • ミッドウェイ海戦で震電を飛ばす
  • ガダルカナル島にミズーリを配備する(史実だと当のミズーリはまだ進水すらしていない)

関連項目編集

第二次世界大戦 太平洋戦争 ミリタリー

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