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概要編集

Mike Klubnika氏が開発したPCホラーゲーム。2024年4月5日正式リリース。

ショットガンを使ったロシアンルーレット」というシンプルなルールにアイテムを使った駆け引き、地下クラブで大金を賭けて怪物相手の命懸けのギャンブルというInscryptionを彷彿とさせるダークな雰囲気が魅力。

発売当初はAI相手のPVEモードのみであったが、11月1日にマルチプレイのPVPモードも実装。


キャラクター編集

主人公

プレーヤーキャラ。一人称視点のためドアを蹴破る足以外の姿は見えず、名前はプレーヤーが免責同意書にサインをすることで決まる。ディーラー相手に命と大金を賭けたギャンブルを挑む。ショットガンで撃ち抜かれても除細動器一発で何度も起き、ディーラーほどではないが超人っぷりを見せる。


ディーラー

地下クラブでのギャンブルを仕切るディーラー。牙が並ぶ巨大な顔と、腕の無い独立した手が浮いた姿をしている。超能力のようなものを使ったり、何度撃たれても除細動器無しで起き上がり、最終ゲームで負けても赤い眼を光らせて立っている等、見た目相応の人外っぷり。開発者のMike Klubnika氏によると、「歯医者からは禁煙を勧められ、ノンアルコールビールは飲まない。好きなビールの銘柄はアイテム(下記)として登場するDigita」との設定がある。


ドクター

地下クラブで待機している医者。シルエットのみの姿で、廊下で喫煙している姿が確認できる。賭けに負けて倒れたプレーヤーを除細動器で叩き起こす役割を担い、体力が尽きても最終ゲームでなければトイレ(ゲーム開始時の部屋)まで運んで蘇生させる。そして「THE NIGHT IS YOUNG.(夜はこれからだ)」と告げてギャンブル続行を促してくる。尚ディーラーは続行には苦言を呈してくることも。


本編には登場しないが存在が示唆されている。主人公も書いた免責同意書に「GOD」の名前が書かれ、書類が血まみれのことから、ディーラーとのゲームに負けた模様。主人公が最終ゲームで倒れると除細動器が使われないままあの世に行くのだが、この時のあの世は荒廃した世界となっている。これは神が亡くなったことによるものではないかと考察されている。

なお、免責同意書に「GOD」と入力することはできない(名前が受け付けられず、先に進まない)。



ルール編集

ゲーム開始時、プレーヤーとディーラーにはそれぞれ同数の体力が与えられる。

①ラウンド開始。後述のアイテムが配られ、ショットガンに実弾と空砲がランダムに装填される。順番はわからないが、どれが何発ずつ装填されたかは教えられる。


②プレーヤーから発砲する。実弾をくらうと体力が1減る。この時、銃口を自分に向けて撃つか相手に向けて撃つかを選ぶことができる。そして自分に向けて撃って空砲だった場合、相手のターンをスキップして再び自分が発砲する。


③「自分に実弾を撃つ」あるいは「銃口を相手に向けて撃つ(実弾空砲問わず)」を行った後、相手の番に交代する。


④お互い生き残った状態で弾が無くなった場合はラウンドが終わり、①に戻る。

これをどちらかの体力が無くなるまで繰り返す。

アイテム編集

発砲する前に使用可能。使ったものは無くなるが、一度に複数使うことができる。

相手の体力を削りきった後、次の勝負へ移る際に全て没収される。


Beer(ビール)

使うと発砲せずに排莢できる。つまりは次に撃たれる予定の弾を手番を使わずにスキップする。薬室の弾の数を減らし、確率を狭める目的で使える。

また上手いタイミングで使って弾を減らせばディーラーが銃を持つ回数を減らして次のラウンドに進める。(ラウンドの開始は必ずプレーヤーから始まるため、有利にできる)


Cigarette Pack(タバコ)

使うとタバコで一服して体力を1回復する。

最初に与えられた体力の量以上は回復しないので注意。


Magnifying Glass(虫メガネ)

使うと次に撃たれる弾が実弾か空砲か確認できる。

使用時にプレーヤーはなぜかレンズを叩き割った後にテーブルに突き立て、薬室を開いて自分の目で確認する。ディーラーも同様に叩き割るが、それを目に当てそのままのショットガンを見て「VERY INTERESTING…(なるほどな……)」と述べる。透視でも使っているのだろうか?

なお、2024年4月12日のアップデート前の日本語訳は「面白そうだな…」だった。


Hand Saw(ノコギリ)

使うと次に撃つ弾の威力をにする。当然空砲の時に使っても意味が無いため、残りの弾が確定した時か虫眼鏡と合わせたい。

使用時は銃身をこれで切り落としてソードオフショットガンに改造する。プレーヤーは刃を往復させ、ディーラーは一太刀で切り落とすが、なぜか両者ともマガジンチューブごと切り落とす。撃った後は勝手に再生して元通りになる。

2024年4月10日のアップデートで初期体力が2のラウンドでは配布されなくなった。


Hand Cuffs(手錠)

使うと相手に手錠を嵌めて、相手に手番を渡す時に一度だけスキップして自分の手番にする。

プレーヤーは左手辺りをテーブルに繋がれ、ディーラーは手渡しで受け取り自らの両手を拘束する。

重ねがけは不可能。



以降はアップデートにより追加されたアイテム。最初に遊べるストーリーモードでは出てこないが、ダブル·オア·ナッシングモードで登場。


Burner Phone(使い捨て携帯)

使うと謎の通話相手から「ランダムなタイミングの弾」について教えてもらえる。例えば「SIXTH SHELL……BLANK(六発目…… ...空包 発(※))」と表示されたら今から六発目の弾は空砲となる。

携帯の画面には幾何学模様が表示されているが、アドバイスの後はピーという雑音しか流れなくなり、プレーヤーによって叩き折られる。ディーラーは折らないが乱暴に引き出しに仕舞う。

なお、アップデート前は「〇番目の弾は……空だ」といった表記で、アプデしたことで何故か日本語が怪しくなった。


※…ほぼ原文ママ。「包」の文字が中国語の表記になっている。


Adrenaline(アドレナリン)

使うと相手のアイテムを一つ奪い、即座に使用する。ただし相手のアドレナリンは奪えない。また選択に時間をかけ過ぎると効果が切れて、不発に終わる。

プレーヤーが使うと感覚が鋭くなって音楽が大きくなる演出が入る。ディーラーは胴体が無くて注射できないせいか、床に放り投げてしまう。


Inverter(インバータ)

使うと次に撃たれる弾の種類を逆にする。実弾なら空砲に、空砲なら実弾に変わる。

プレーヤーの場合普通に機械のスイッチを入れるだけだが、ディーラーはなぜか拳で叩き壊す。


Expired Medicine(期限切れ薬)

使うと50%の確率で体力を2回復する。タバコより回復量が多いが失敗すると体力を1失う。

プレーヤーが失敗すると画面が暗転し、除細動器で叩き起こされる。

ディーラーはコイントスのように口の中に放り込むが、失敗時は無言で横にぶっ倒れるため中々シュール。

2024年4月10日のアップデートで成功/失敗確率が40%/60%から50%/50%に調整された。




モード編集

ストーリーモード

最初から遊べるモード。このモードでルールを把握し、ディーラーとの3本勝負を制して大金をつかもう。

このモードの1本目の勝負のみアイテムが配られず、3本目の勝負の時はあるタイミングで体力の回復が不可能になる。


ダブル·オア·ナッシングモード

ストーリーモードをクリアすると遊べる。トイレからそのままディーラーの元へ向かわず、錠剤を飲むとこのモードに突入。

4つの追加アイテムを用いた3本勝負の後、現在獲得した賞金をそのまま持ち帰るか、賞金2倍を賭けてもう3本勝負をするかを選べる。命が続く限り何度でも2倍にできるが、このモードに入ると廊下でタバコを吸っていたドクターがいなくなる。すなわち蘇生してくれる人がいなくなり、このモードで死ぬと全てが帳消しとなって新たなプレーヤーとしてまたトイレから始まる。


関連タグ編集

Steam ショットガン ロシアンルーレット

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