そもそもまだマイナーなメーカーであり、記事作成者が必死にイラストを探した所、CCプロトタイプの後継であるCC8Sこそ見つかったもののCCプロトタイプそのもののイラストは発掘出来なかった為ユーザーの投稿待ってます。
すべてのぶっ壊れの原点
1994年、1971年生まれの実業家であり当時22歳のクリスティアン・フォン・ケーニグセグ(Christian Von Koenigsegg、現Koenigsegg CEO)は当時、F40やマクラーレン F1からインスピレーションを受けスウェーデンから真の究極スーパーカーを誕生させる事を決意。機能性、デザイン性、パフォーマンス性、全ての側面に於いて既存のスーパーカーに対し多くの点で超越しなければ、スウェーデン製の新興自動車メーカーは注目されないという当時の実状は、クリスチャン自身も十分理解していた。その揺るぎない想いの結果本モデル、CC プロトタイプをデビューさせた。その後のケーニグセグは怒涛の快進撃が続く事となるが、それはまた別のお話。
波乱のエンジン(とトランスミッション)探し
最初はアウディ製の4.2L V8エンジンを使用する予定だったが、設計者のクリスティアン・フォン・ケーニグセグがV8エンジンの標準出力を大幅に上回る改造をする意図が明らかになったため、契約が白紙になった。
次のエンジン候補は、モトーリ・モデルニ(Motori Moderni、イタリアに本拠地を構える、レース用マシンのエンジン専門会社)がスクーデリア・コローニ・フォーミュラワンチーム(Scuderia Coloni F1、同じくイタリアに本拠地を構えるレーシングチーム。コローニモータースポーツの方が通じるか?)の為に開発した水平対向12気筒エンジンで、このエンジンを使用して1990年のシーズンにスバルがレースに参戦した。これらのスバル1235エンジンはCCで使用する為購入・改造が行われた。しかし、モトーリ・モデルニの創立者が亡くなり会社が破産した為、この取引が実現することはなかった。
最終的にフォード製の4.2L V8エンジンと6速MTが搭載された。
関連タグ
CC8S→CCプロトタイプの後継
アウディ→エンジン提供元になる予定だったメーカー
フォード→結果的にエンジンを提供したメーカー