概要
中国の忍者組織『燐塊(リン・クェイ)』に所属するサイバネティック忍者。
機械に改造された身体を持ち、体内に球型時限爆弾やレーザーネットなどの近代兵器を内蔵している。
黄色の機体と隙間から覗かせる黄緑の電飾が特徴。
コードネームは『LK-4D4』。
キャラ性能
時間差で爆発する爆弾を設置したり、レーザーネットで相手を拘束する飛び道具と、身体を分離させ離れたところで再合体するワープ技を有していたりとなかなかトリッキーなキャラ性能をもつ。
爆弾の使い方が勝利のカギで、相手の牽制に使ったり、コンボに上手く組み込んだりとプレイヤーのセンスに問われる。
MKDAでは新たに胸からバズソーを飛び出させる必殺技も追加され、戦闘スタイルの1つとして光学剣『パルス・ブレード』による剣術も使う。
MK9ではゲージ使用で鉤爪爆弾を射出、一種の飛び道具として使用できるようになった。
本作から初登場するX-rayアタックは
胸から爆風を放ち、ワープ技で浮いた敵の背後に回り背骨を蹴り砕き、身体を掴んだ後あとそのまま地面に頭を叩きつける
というかなりカッコイイ必殺技を与えられた。
もちろん上手く当てることができれば大ダメージを与えられる。
登場作品
モータルコンバット3
本作から初登場。
エンディングでは機能停止して砂漠のど真ん中に立ち往生、特定のステージ内でも埋もれている姿を確認出来る。
また、このネタはMK9にも存在する。
モータルコンバットGOLD
エンディングでジャックスとソニアの手により再改造され、人間としての心を取り戻すことができた。
その後、スペシャルフォースの仲間として地球側の戦士として援護することになる。
マスクが外され、彼が黒人であることが判明するのはこの作品から。
また、セクターのエンディングではソニアとジャックス共々ミサイルで爆殺されてしまう。
ひどすぎる、血も涙もないのか。
モータルコンバットデッドリーアライアンス
首から下をリファインされて登場。
敵と交戦した際にアウトワールドに取り残されてしまうが、道中出会った女吸血鬼のニタラと協力することとなる。
パルス・ブレードを装備したのは本作が初。
ライトセーバーみたいでカッコイイ。
モータルコンバットアルマゲドン
固有FATALITYも無いため詳しい説明は割愛。
エンディングではサイバー化の呪縛から完全に解き放たれ、サブゼロと共にセクターとスモークと交戦、見事打ち勝ち彼らの武装と機械化を解除するものとなっている。
モータルコンバット9
本作でデザインが大幅に変更された。
マスクに面影を残しつつ、全身をアイアンマンめいた金属質のスーツに仕立てあげられ、細部のディテールアップを施されている。
DLCでMK3仕様にも変更出来る。
また、歴史が遡ったことにより、彼の人間の頃の姿が日の目を帯びることとなった。
黄色と黒の忍者装束を身にまとったドレッドヘアの黒人男性で、性能こそ同じだが技の出し方が一部異なっており、化学薬品か何かが入った小瓶を投げつけたり、レーザーネットを手から投げたりする。
第一回モータルコンバットの頃から居たらしく、その頃はまだ燐塊の人間だった。
彼自身は当初燐塊のサイバー化計画に反対しており、セクターとも対立していた場面が9で確認できる。
ライデンの助言を聞き入れ、燐塊と決別する意思を見せたものの、後にサイバー化して燐塊の忠実な戦士として登場することから結局は捕らえられ無理矢理改造させられたようだ。
モータルコンバットX
本人は登場していないが、DLCキャラ『トライボーグ』の戦闘スタイルの1つとして採用されている。
爆弾攻撃は健在。
また、前日談にあたるコミック版Xでは正気に戻っており、現在燐塊のトップとなったサブゼロと共にセクターを討ち果たしたが、その後自爆してしまう。
その後、トライボーグに残骸からデータを吸収された。
モータルコンバット11
黒幕であるクロニカの影響で過去のサイラックスが登場。サイバー・リン・クェイの一員として洗脳されており、サイボーグ工場に侵入したスコーピオン及びサブゼロと戦闘になるが倒され、洗脳を解かれる。その後は工場の機能を無理矢理停止させ、反動で死亡した。
モータルコンバット1
プレイアブルとしての登場は無いが、お助けキャラであるKameo fighterとして登場。ストーリーモードには登場しないが、劇中で「ビ・ハン(サブゼロ)の言いなり」と言われているので既にサイバー化されている模様。ちなみにナレーターをジョニー・ケイジにしているとMustardと呼ばれることがある。
モータルコンバット2(映画版)
敵としてソニアとジャックスに襲い掛かる。
引っかかった相手を消滅させるネットを使い攻撃してくるが、ジャックスの装備したマシンアームには効かなかった。
その後敗北し自爆するも、敵を仕留めるには至らなかった。
モータルコンバットレガシィ
オリジナルドラマなのでストーリーは異なるものの、人間の姿からサイバー化した経緯と彼の苦悩が描かれている。
サイラックスとセクターvs蒼いサイバー忍者『ハイドロ』の戦闘シーンは一見の価値あり。
FATALITY
- 頭を首ごと回転させ、コード(?)をタケコプターのように回し敵の頭上から強襲、バラバラにする(MK3)
- 腕の端末を操作して自爆(MK3、MKG)
- 足元に爆弾を撒き散らし地球ごと相手を爆破。 またスモーク……えっ違うの?(MKG、MK1)
- 胸からアームを出して相手捕獲、2~3回叩きつけたあと自身の身体の中に引きずり込み、ミキサーで細かく粉砕する(MKDA)
- 腕をバズソーに変形させ(人間版では出し)相手を四等分にカット、キックで吹っ飛ばす(MK9)
- 端末を操作し、胸から射出されるレーザーネットの威力を上げ、相手をバラバラにする(人間版では手からレーザーネットを溜め投げをしている)(MK9)