概要
保線や除雪で使用するモーターカーは法規上「鉄道車両」ではなく「機械」となるため運転時には線路閉鎖を行う必要があった。線路閉鎖中は当該区間に列車を運行できなるため、本数の多い札幌近郊などで列車を止めずに除雪が行えるようATS、列車無線、防護無線、EB装置、TE装置を装備し列車として運行できるようにしたのが本形式である。
構造
日本除雪機製作所製の除雪用モーターカーHTR-600をベースに「鉄道車両」として運行出来るよう各部仕様を変更している。
運用
2両とも苗穂運転所に配置され冬期は札幌近郊区間・学園都市線などの除雪作業を担当し(ロータリー除雪車として)、夏期は除雪用機器を取り外して通常のモーターカーと同様保線作業に使用された。2014年7月に2両とも除籍され形式消滅した。