概要
実業家の亀山敬司氏によって創業された、日本のデジタルコンテンツ販売ECサイトの大手運営会社であり、株主である亀山氏が同社会長を務めている。
「DMM」の由来は、旧社名「デジタルメディアマート」(Digital Media Mart)の略からきている……という訳ではなく、IT事業立ち上げに携わった松栄立也(現在はDMMグループ全体の本社に当たるDGホールディングス社長)によれば、「夢工場」(DreaM Mill)を略してDMMと命名したとか(「デジタルメディアマート」は後付けという事になる)。
元は石川県のレンタルビデオ屋で後にアダルトビデオ業界に参入、その後EC事業に参入し現在に至っている。
一般向けコンテンツは「dmm.com」、アダルト系コンテンツのFANZAは「dmm.co.jp」とドメイン単位で区分されている。
マンガ・アニメ(ブランド名「DMM pictures」)・PCソフトなどの販売を主に行う。
一方、元はアダルトビデオの制作会社だったこともあり、現在でもアダルトコンテンツには力を入れているが詳細はFANZA参照。
近年ではオンラインのブラウザゲームの配信も行っており、現在はDMMGAMESで運営されている。
また、コンテンツ以外の事業の多角化も推し進めており、
- FX証券事業
- オンライン英会話教室(DMM英会話)
- Docomoから通信帯域を借り受け、格安SIM(MVNO)を提供(2019年で新規契約の受付終了)
- 3Dプリンターを用いたものづくりや4Kディスプレイの生産(DMM.make)
- 太陽光発電のメガソーラーシステム
- DMMバヌーシ(一口馬主)
- DMMのお葬式(2022年5月で終了)
など、奇抜なモノも含めて極めて広い事業を手がける。
pixiv内を検索する際には、タグ検索ではなくタイトル・キャプション検索がおすすめ。
(一部作品では仕事絵として投稿されていたり、更には公式が投稿している作品も存在する)
…etc
『TIGER&BUNNY』のキャラクター、ドラゴンキッド。彼女が背負うスポンサーロゴの1つに「DMM.com」がある。
沿革
- 1999年11月 - 会社設立。インターネット事業部としてビデオ通販、動画配信サイトの立ち上げ準備を開始。
- 2002年7月 - アダルトビデオの動画配信・通販をメインとしてインターネットサイト「DMM」をスタート。
- 2003年4月 - 「DMM.com」に名称を変更し、一般の動画配信・通販(DMM.com)とアダルト部門(DMM.co.jp)に分けて事業を展開。オンラインDVDレンタル事業に参入。
- 2005年 - オンラインDVDレンタル事業に音楽CD・コミック本のアイテムを追加。
- 2006年〜2008年 - 国内ビックイベント(格闘技、ロックバンド)の独占ライブ配信を実施。オンラインDVDレンタルサービスで初のTVCMを放映。
- 2009年3月 - DMM.com証券(旧SVC証券)を買収し、FX事業に参入。
- 2010年〜2011年 - オンラインDVDレンタルにファッション、家電・OA機器等を大幅に追加。通販事業に高級アパレル、家電の取り扱いを開始。
- 2012年2月 - 太陽光発電事業に参入。売電収入シェアモデル「8万円ソーラー」の業界最安値の低価格で参入し、TVメディアで大きく取り上げられた。法人向け販売とメガソーラーの建設もスタート。
- 2013年2月 - 教育事業として、海外に拠点を置くオンライン英会話サービスをスタート。
- 2013年4月 - 福岡県、石川県で自社メガソーラー発電所の売電スタート。9月には宮城県の建設中メガソーラーが売電スタート予定。他同年中に1〜2か所でメガソーラー建設準備中。
- 2013年7月 – 国内に専用プリンティングセンターを開設し3Dプリントサービスの提供開始
- 2016年10月 - はちま起稿の買収・利益供与が発覚。会長の亀山敬司氏謝罪。
- 2017年1月 - pixivの片桐孝憲氏を新社長とした新体制をスタート。
- 2020年 - 映像ソフト販売レーベルDMM Picturesを設立した。
- 音楽販売レーベルとしてDMM musicを設立した。
- レコード会社のA-sketch、SonyMusicと契約した。音楽レーベルAstro voiceを運営。
- 2022年12月 - DMM動画を定額制動画配信サービスのDMM TVにリニューアル。
- 2023年3月 - アニメ製作会社、株式会社CUE設立。
オンラインゲーム/ダウンロードゲーム
オンラインゲームおよびダウンロードゲームに関しては、事業を引き継いだ合同会社DMMGAMESの項目を参照。
専用のランチャーをインストールする必要があるゲームや、Webブラウザ上で動作するブラウザゲームなどあり、スマホアプリと進行状況を共有できる作品もある。
ブラウザの場合はHTML5対応のブラウザが必須。
関連タグ
個別
小説家になろう:2018年度のなろうコンでは協賛として参加、新規にゲーム部門が追加された。
表記揺れ
外部リンク
https://www.dmm.com/(公式サイト)