DTテーマシリーズとは
前述した通り、DT出身のカテゴリーモンスターを全種類描ききるという企画。
DTテーマの一覧はデュエルターミナルを参照。
シリーズ共通の特徴として、「タイトルがテーマ毎に一定の規則で統一されている」という点と
「キャプションに必ず描いたモンスターのカード考察を書く」という点がある。
これらは元来ワームシリーズでやっていた習慣だが、
後のシリーズでそれを真似た事がきっかけである種の様式美のようなものとなった。
第一弾・ワームシリーズ(完結)
当企画の発祥となったシリーズ。一枚につき一体モンスターを描くという方式を採用したシリーズ、もっとも本来これが主流なのだが。一枚描く度にアンケートによって次に描くモンスターを閲覧者に決めてもらっていた。一体ずつ細かく描きこまれたワーム達は気持ち悪くも中々愛嬌のある出来となっている。一枚ずつ目を通していく事でワームの奥深さに感心を覚える事だろう。
第二弾・ナチュルシリーズ(完結)
駄津氏を『兄貴』と呼び慕う、カードエクスルーダーの嫁こと天様氏によるシリーズ。このシリーズではDTテーマ以外のモンスターを中心に描き、肝心のナチュルは森の風景に溶け込むように描くという。森に身を潜めるナチュルの特質に合わせた構図をコンセプトにしたシリーズ。一部のモンスターがDTでスキャン出来ない事もあってADXなどで見られるモンスター同士のサイズ差は全く反映されておらず、作者の憶測によってサイズが決められている。風景に溶け込むナチュル達に対しエクストラデッキ枠のモンスターは単体で描かれ、その存在感を強調させている。
第三弾・X-セイバー/XX-セイバーシリーズ(完結)
このシリーズではX-セイバーとXX-セイバーを混合して描かれている、そのため公式ではあまり見ることのない新旧X-セイバーの組み合わせを見ることが出来る。このシリーズに限った事ではないが元のカードイラストとは極力かけ離れたポージングを決めている。絵には必ず「X」の字が入っており、一部の絵にはそれを利用したオサレ風の構図が見受けられる。
第四弾・インヴェルズシリーズ(完結)
一部のDTテーマモンスターを影絵で表現し、インヴェルズと現住種族の戦いを再現したような描き方をしている。またガザス以外の上級モンスターの背景にはそのモンスターのモチーフとなった昆虫を模したインヴェルズの紋章が描かれている。大型のモンスターが多く、全身が入りきらないモンスターが多い。ヴェルズタグを入れることで後述のヴェルズシリーズと混合している。
第四.五弾・ヴェルズシリーズ(完結)
インヴェルズシリーズとの混合という事で4.5弾目として扱うシリーズ。他のテーマに侵食するというヴェルズの特質を再現するため、タグにヴェルズ化する前のモンスターが属するテーマ名を入れ、インヴェルズシリーズを意識して一部のモンスターの背景に元となったテーマの紋章をアレンジしたものを描いている。またヴェルズのステータスを意識して画像サイズを550×550で統一している。一枚ずつ時間をかけて描かれ、最後のウロボロスに至っては10時間もかかっている。しかしそれだけの苦労に見合った出来にはなっていると思われる。