概要
デュエルターミナル第4弾より、フレムベルモンスターと入れ替わるように登場したモンスター群。所属するモンスターの多くはデフォルメされた恐竜のような姿をしており、派手なカラーリングの身体に炎を纏うか口などから火を噴き上げている。その外見の通り、現時点で登場しているモンスターは全て炎属性の恐竜族である。何気に遊戯王OCGにおいて炎属性の恐竜族は彼らが初出。
DTマスターガイドにて世界観上の概要が語られている。
ワームの進撃を比較的少ない被害で抑え込むことに成功したが、その後魔轟神の襲撃に遭いおよそ半数の仲間を失う大損害を被ってしまう。最終的にはジュラック・タイタンを中心に生き残ったジュラックの力を結集、魔轟神の拠点に特攻(ジュラック・インパクト)を仕掛けて大打撃を与えたが全滅させるまでには至らず、それ以降ジュラック達は消息を絶ってしまった。なお、肉体こそ失ってしまったがその心はジュラック・インパクトによって焼き尽くされた地に残され、その後「ネオフレムベル」として転生したという。
元々のコンセプトとしては、戦闘によって相手モンスターを破壊したり、逆に戦闘破壊されることで効果を発揮する効果が多かった。また、「攻撃力1700」を一つの基準としており、これを上回るか否かで展開力が変わる特徴があり、下級モンスターを戦闘を介しつつ展開していきながら強力な最上級モンスターやシンクロモンスターの召喚に繋げ、そのまま敵を圧倒していくのが主軸の戦法となっていた。
しかしながら「特定の攻撃力を基準とした戦闘がメインの戦術」は時代が進むにつれて上がるゲームスピードとは合わず、ほとんど活かせなくなるばかりか、9期以降の恐竜族強化のコンセプトとなった「自身を効果破壊してアドバンテージを得る」という方針とは噛み合わせが悪く、他の恐竜族と比べてて強みがまるでないという悲惨な状態で長らく放置されていた。
初登場からおよそ16年、TERMINAL WORLD 2にて強化が確定。
あって無いようなものとなっていた戦闘面の強みはかなぐり捨てられ、代わりにエースのジュラック・メテオを中心とした何度も隕石を落とすデッキとして新たな特徴を持ったデッキとして生まれ変わった。
上記の恐竜族の強化とも噛み合わせが良くなり、真っ当に現代遊戯王仕様でやり取りができるようになっている。
テーマ名こそ「ジュラシック」を連想させる名称だが、ジュラックモンスターは白亜紀に生息していた恐竜がモデルと思われるモンスターが多い。実は似たような状況が某有名恐竜映画でも起きている(そもそもティラノサウルスをはじめ、有名どころの恐竜は白亜紀に生息していた種が多いので、名称はともかくラインナップについてはある意味仕方がない部分である)。