概要
ロシアのゲーム会社であるBattlestate Gamesが開発するオンラインオープンワールドFPS。
政治的混乱から隔離されたノルヴィンスク地方の架空の一都市、タルコフ市に取り残された脱走兵のPMCの一人、もしくは現地に取り残された民間人で組織されたスカベンジャーの一員となり、そこからの脱出を目指すサバイバルFPS。
非常にリアルなゲーム性が特徴があり銃器の互換性によるカスタマイズの幅広さや銃器を動かす動作に必要なパーツが無ければ銃が動作しない、弾丸の一発一発、マガジンの管理、四肢によって耐久値が分けられており頭か胸の耐久度が0になると即死、それ以外の部位の耐久度が0になると一部動作や速度がデバフ、空腹が限界になれば餓死、装備によっては銃弾一発でも死に直結する現実的な耐久度等が挙げられる。
また、ゲーム内でオンラインの状態でプレイしている最中に死亡すると腕章や保険、ポーチ等の例外を除いてアイテムがすべてロストする等ローグライク要素も存在する。
FPSゲームではあるが、筋力や銃の習熟度、代謝等のレベルがあるため、公式ではRPGとしても扱われている。
現在はクローズドベータテスト中でありゲームを予約したプレイヤーがベータテストを遊べる仕様になっており、完成品ではなく、一部のマップや武器は未開放となっている。
世界観に関しては同じ開発元が製作している『Contract Wars』及び『Hired Wars』と共有しており、タルコフのマップの形状はこちらから取られたものだが、ゲーム性は全く異なりこちらはカジュアルな無料FPSである。
また、この世界観に関しては未発売である『Russia 2028』に続いていく予定である。
かなりマニアックな要素が強いゲームの為、ベータテストの開始当初は一部のマニアがプレイするニッチなFPSとして扱われていたが、徐々に徐々にFPS会に浸透していきリアルすぎるが故に逆に初心者でもまぐれ当たりで勝てる可能性があることでVTuberや自身のプレイしていたゲームの人気が落ち始めたプロゲーマーなどが本作に移行することで国内での知名度が上がっていき、現在では不完全ではあるが日本語訳も追加され覇権FPSの一作となっている。
ハイリスクハイリターンなゲーム性から近年ではsteamで類似したゲームや大手FPSであるCODやBATTLEFIELDも参考にして新モードとして配信されるなどゲーム業界に多大な影響を及ぼしており「リアル系FPS」というジャンルを確立させている。
steamで配信されてる類似した「リアル系FPS」ゲームをプレイヤーや配信ストリーマー達の間では「タルコフ系ゲーム」と称しており一つのジャンルとして扱われている。
ストーリー
タルコフ市内では統治を目的とする国連治安維持連合軍、自治権を行使したいロシア軍、ドサクサに紛れて暴れるギャング、暴走する自警団、軍人崩れや脱走兵、イカレた製薬会社の関係者、巻き込まれた結果世紀末のモヒカンがごとき進化を遂げた民間人、それらの上前を撥ねようとする各勢力のお偉いさん、狂った地獄ですら誰かを助けようとする医者、誰も彼もが銃を持ち、互いに限られた命と物資を奪い合う、外部からの物資の補給は断たれ、作戦司令部との通信も既に無い。
生き延びたいなら、自らの意思で選択しなければならない。
一言で言えば地獄
登場キャラクター
- Prapor
プラパー、もしくはプラポールと呼ばれている、本名はパヴェル・イェゴロッビィッチ
ロシア軍の封鎖部隊用駐屯地の補給責任者准士官、銃器やヘルメットといった軍の備品を横流ししてくれるオッサン。
控えめに言って不良軍人だが、仲間に対して情に厚い面も見せる。
- Therapist
セラピスト、本名は不明。
タルコフ中央病院(Streets of Tarkov内?)の整形外科部長をつとめるおばさん。
タルコフにおける貴重な頭のマトモな善人、治療や回復アイテム、食料などを売ってくれる。
また本作において唯一の女性キャラであるためか一部のプレイヤーからは「本作のヒロイン枠」と揶揄されている。
- Fence
フェンス、個人名ではなくタルコフ市内の盗品市を擬人化したようなもの。
他のトレーダーは一定以上の耐久がないと売れないが、ここでは何でも売れる。
が買い取り価格は安い、そして販売商品はボッタクリ価格である。
SCAVでプレイしている状態でSCAVを殺すと彼のカルマが下がる為、次にSCAVでリスポーンする際に武器や装備が貧弱であったり、再リスポーン時間が長くなったり、商品の値段が高くなったりするデメリットがある都合上、彼の顔を窺いつつSCAVではプレイしなければならない。
- Skier
スキーアー、もしくはスキーヤー、名前の由来はスキー帽をかぶっている姿かららしい、本名は不明。
元港湾エリアの税関職員。紛争の混乱に乗じてギャングと結託したゴロツキのまとめ役。
金にがめついクズだが、仕事のできる人間は正当に評価するタイプ。
- Peacekeeper
ピースキーパー、国連平和維持軍の補給士官でポーランド人。
軍の備品を横流し、諸勢力と内通、タルコフ内の物資を回収させて売り払うなどやりたい放題している。
米軍側の装備を横流ししてくれる、支払いはドルなので注意。
- Mechanic
メカニック、本名不明、元化学工場の工場長、性格は比較的マトモ、ヘビースモーカー。
銃を弄るのが得意、その仕事の繋がりで他勢力から銃の制作依頼などを受けているらしい。
金払いが良くてマトモなので多くのエスケーパーは彼に一番世話になるだろう。
- Ragman
ラグマン、元は郊外のマーケットに努めるディレクター、今は私兵を持つ小規模な闇商人?だと思われる。
防具やカバンなど布関係の取り扱いの大部分を一手に担うトレーダー。
金の匂いに敏感だが払いも良い、良くも悪くも商人気質が強い、比較的マトモ。
- Jaeger
ショットガンやサバイバル用品を扱うハンター。
彼の店売りに出ているSKSは序盤PMCが最もお世話になる武器なのだが、彼を解除するためにはWoods内の手紙を拾って尚且つ生還するという初心者にはかなり難しい条件である上、無理難題のタスクを押し付けてくるためタルコフ市において最もエスケーパーの殺意を集めている。
立場は悪人側ではなく、自然保護区で暴れるギャングへの制裁やその手伝いを依頼してくるのだが・・・協力者のプレイヤーに対して訓練やテストという名目で上記難題タスク(暗視ゴーグル無しで夜間戦闘、ボルトアクションライフルで近距離戦etc)を押し付けてくるので、善人≠良識というタルコフの常識を体現している。
また、トレーダー内で唯一ナイフを買い取ってくれる。
実写短編シリーズ
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EscapefromTarkov タルコフ:表記ゆれ