概要
1976年発売のGS400を起源とした「GS」の名を最後に冠した車種である。
キャッチコピーは「街でマジ乗り」という駄洒落じみたもの。
エンジンはビジネスバイクであるバーディーのもので、流用にあたり手動クラッチ(MT)化と高回転化のチューニングを受け、最高出力は5馬力を発揮。
他にもライト・メーター・ミラー・ホイールなど、多くの部品をバーディーから流用していた。
勇ましく跳ね上げたマフラーやテールカウルは専用設計だが、先述の通りビジネスバイクの構成部品を多用した為、スタイリングはチグハグになってしまい、人気はいまひとつで当時はエイプの方が断然売れていた。
しかし、8Lの大容量な燃料タンクと69kgの軽量な車体は、スポーツ走行やツーリングで強みを発揮し、ここに着眼したコアなユーザーには支持された。
販売期間中にはワンメイク耐久レースが開催されており、アマチュアレーサー達にも愛された。
2007年に環境規制の強化により生産終了。
以降、スズキから発売されている手動クラッチ式バイクの最小は「GSX-R125」となっている。
関連項目
チョイノリ:テールとウインカーが共通部品。
GAG:同型エンジンの大先輩。