M151
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もでるいちごーいち
アメリカのフォード・モーター・カンパニーがが開発した小型の軍用車両。
M151は、1960年代からアメリカ軍などで使用されている¼トン積みの軍用四輪駆動車。
アメリカ軍では、時の大統領 ジョン・F・ケネディ の名を採った「ケネディ・ジープ」の愛称が付けられた。
開発・製造はフォードで、用途は概ねウィリス(現:クライスラー)が開発した元祖「ジープ」を踏襲するものである。
一見すると殆ど「ジープ」に見えるものの、前面のラジエーターグリルのスリットが「元祖」では縦向きであるのに対して、M151は横向きである。
これは、ウィリスの特許(商標権・著作権)を回避する為とされる。
積載量は、乗員4名か、運転手と貨物合わせて250kg程度。
車体の屋根は取り払うことができる幌屋根で、フロントウィンドウは前に倒すか完全に取り外す事ができる。
シャシは、前後リジッドアクスル、リーフスプリングサスペンション、ラダーフレームにボディを乗っけるという手堅い手法を採った従来の車両からの近代化が図られている。
具体的には、ボディの一部をシャシと兼用させるモノコック構造が採用されて車重の軽量化が図られたほか、懸架装置は走破性の向上と乗員の疲労の軽減を狙って四輪独立懸架となった。
しかしながら、これらの改善策には落とし穴も存在し、これまでのラダーフレームの車両と比べてシャシの強度が低下したほか、独立懸架の足回りは操縦安定性がやや劣っていたため、横転する危険性を孕んでいた。
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