概要と解説
元ネタはザッP氏による卓ゲm@ster作品の連作、『P@ranoia M@ster』。
コンピュータに全てを管理されたディストピアを舞台とするTRPG、『PARANOIA』のリプレイである。全22回。
PARANOIAの概要については同名の記事を参照されたし。
主な登場人物
このゲームの登場人物は全てクローンであり、名前の最後に番号を振られている。
死亡し、次のクローンを使用する度に数字が1つ増える(つまり、6の状態で死ぬとゲームオーバー)。
HARU-R-UNN-1 (天海春香)
PARANOIAを普通のTRPGと勘違いして、なるだけ穏便にプレイしようとするこの作品の良心。
しかし、天然で豪運の持ち主であるため、本人の知らないところで他のプレイヤーが害を被る事が多い。
例えばPARANOIA内の大抵のスイッチはデストラップだが、HARUはそれらに一切引っかかっていない。
他にも他人のトラップでの死によりHARUが問題を解決してしまう、等。
また共産主義者(コミー)であり、彼女の言葉は他のプレイヤーを共産主義に染め上げる(=反逆者に仕立て上げる)力も持つ。
そこで付いた別名が『這いよる天然』。
この特性(?)を利用してHARUを武器のように扱う事も可能である。実際、UV様とRITUがそうした。
最大の被害者はYUKI-R-DRL-4。
YUKI-R-DRL-1 (萩原雪歩)
この作品において最も完璧なロールプレイを行う人。
所属する秘密結社(破壊魔集団『デス・レオパルド』)の関係か、殺人狂じみている。
殺すためなら何でもする。隙有らば言いがかりを付けレーザーガンを突きつける。
実際、自らの手でプレイヤー、NPC含め9人は明確に殺している。
残念ながら彼女にゆきまこという概念はなく、NPCとして真が登場したが『IR(奴隷身分)である』という理由でよく惨殺する。
なぜか運に恵まれず、よく爆発オチを担当させられたりHARU-R-UNNに(悪意無しに)殺される。
HARU-R-UNN-3に幸福薬(≒覚醒剤)を注入された際には『幸福ですぅぅぅぅ』しか喋れなくなり、
HARU-R-UNN-5に共産主義を説かれた際にはまれに語尾に『コミ』が付くようになった。
(この現象は後遺症としてゲーム終了後まで残った)。
RITU-R-ITU-1 (秋月律子)
頭脳派。パーティーのチームリーダーとしての権限を利用(悪用)し、
華麗に死亡フラグを回避したり、逆に他プレイヤーを死の淵に追いやる鬼畜眼鏡。
他プレイヤーとの口プロレスがかなり強く、NPCやハプニングに対しては堅実なプレイングを見せる。
但し、他のプレイヤーより知能が高すぎて逆にそこを突いたYUKI-R-DRL-5とMAMI-R-AMI-12に2回殺されている。
そして自身も迂闊に自爆することがある。
秘密結社は『ロマンテクス』。懐古主義団体――の筈だが、新たなアイドルの形の象徴であるRYO-ITU-1(秋月涼)を布教するために活躍する。
(ロマンテクス幹部は涼を皆のロマンと語るが、ロマンテクスの『ロマン』は
そのロマンとは違うだろ、とRITUは内心突っ込みを入れていたが)
AMI-R-MAM-2 (双海亜美)とMAMI-R-AMI-9 (双海真美)
双子で参加(但し、真美はほぼ無理やり)。MAMIはAMIの死亡後の後継であるため、クローンナンバーは7から。
AMIは4回も『ゲーム中の反則行為でペナルティとして』処刑され、MAMIはプレイ前になぜか2回処刑されている。
その度重なる反則の数々からAMIは『腐れマンチ』の称号を得た。
(※マンチ=マンチキン(Munchkin)=反則などを平気で使う汚いプレイヤー)
AMI-R-MAM-1が存在しないのも反則が原因である。
『ルールが許す限りの最強』を求めるところもあり、AMIのみ2つの秘密結社に所属している(二重スパイ)。
これにより、技術屋集団『コンピューター・フリークス』によるプログラム書き換え技術(反逆です)と
ミュータント主義団体『サイオン』による2つ目のミュータント能力(反逆です)を所持する。
CHIHA-UV-RB7-2
このセッションのゲームマスター。階級名にちなみ、通称『UV様』。
間違っても美人でかわいくセクシーな歌姫・如月千早ではない(本人談)。
4(5)人をありとあらゆる手段で死の恐怖や人間不信に陥れること、または他人を勧誘(=洗脳)するのがお仕事。
そしてその醜い有様を見るのが楽しみ。意外とおちゃめ。
反則魔王・双海亜美をねこじゃらしで処刑し、トラウマを植えつけた。
P@ranoia M@ster 2nd
約6ヶ月のブランクを経て、悪m(ZAPZAPZAP)…幸福に満ち溢れた第2シーズンが幕を開ける。
なお、CHIHA-UV-RB7-2はなぜか死亡しており、その後任であるCHIHA-UV-RB7-3が今回のGMを勤める。
(アイドルマスター2公式で自身のバストサイズが増えなかったせいか?)
P@ranoia M@ster 2ndの登場人物
YUMEKO-R-OVE-1 (桜井夢子)
765プロへの偵察へ行ったつもりが成り行きでPARANOIAのセッションをさせられてしまう。
一応PARANOIAが『何を目的とするゲームか』は理解しているが、『その間に何が起きるか、何をすべきか』はまだ理解していない。
(他のRPGでは)常識的な行動で完璧なプレイヤーを演じようとするが、
そこにYUKI-R-SCPとKOTORI-R-OAR(、とその他諸々)の魔の手が忍び寄る……
……が、セッションを続ける内に『コツ』を把握、次第に狡猾なプレイングで反撃を開始する。
YUKI-R-SCP-1 (萩原雪歩)
前作から続投。ただし、前作で全滅したため地区コードをDRL(ドリル)からSCP(スコップ)に変えて別人として参戦。
キャラシート自体の内容は前作のYUKI-R-DRLと変わらない(と思われる)。
YUKI-R-DRL同様にPCにはひたすら疑心暗鬼思考を(しかも超高速で)繰り返し、
NPCと反逆者には容赦なくZAPをキメる実に模範的なクローンである。そして自滅する所も同様である。
今回はそこまでダイス運は悪くない様子。良くもないが。
KOTORI-R-OAR-1 (音無小鳥)
他のアイドルにオフを無理矢理取らせて事務所でセッションをやろうとするダメ事務員。
さすが2X歳なだけあって計算力は高く、『場所も招集者も時刻も不明なミッション召集令』に対し
『召集令を発したTVを破壊してミッションそのものを無くそうとする』というファインプレーを見せる。が……
また『何でも食べられる』ミュータント能力を有する。
これ自体は本来『毒性の強い食事でも難なく食える』くらいのハズレ能力の筈だが……
AMI-R-AMI-2 (双海亜美)
前作から続投。ただし、プレイヤーに桜井夢子(=まだ真美の存在を知らない人)がいる為地区コードがMAMではなくAMIになっている。
今回も反則魔王のノリは健在であり、前作同様セッション開始前の反則のせいで
クローンナンバー2からのスタートを強制され、
セッション中も反則で3回、CHIHA-UV-RB7-3に対する小言で1回処刑され
最終的には『立ち絵グラフィックが少ない』と言う理由でたったの2話で全滅させられた。
学習していない。
MIKI-R-XBX-1 (星井美希)
AMI-R-AMI-6の死亡によりPC人数が足りなくなったが、天海春香の到着が間に合わないため
『事務所で寝てたから』と言う理由で急遽CHIHA-UV-RB7-3が参戦させた。小鳥の誤算。
(ちなみに前日は事務所のノートパソコンでNetHackを徹夜でプレイしていた)
あまりPARANOIAのルールを理解していない様子。場合によってはHARU-R-UNNを超える台風の目になる可能性も。
……ただし、美希らしくやる気は少なく、常に居眠りの危険性を秘めている。
初登場時に予備クローンのMIKI-R-XBX-5は既にまどろみ、MIKI-R-XBX-6は寝てしまっている。
また、自分の出番がないからとセッション中に居眠りこいて処刑されてしまった。
が、やる気が出た時の潜在能力は侮れない。