概要
ブラジル空軍はM1911に代わる次世代拳銃のトライアルに向け、ブラジルにあったサンパウロにあるベレッタ社の工場を買い取ったトーラス社がベレッタ92のライセンスを元に独自改良を加えて製造したモデルである。
ベレッタ92Fとの大きな違いはセーフティ兼デコッキングレバーの位置がスライドではなくフレームにあることである。
勘違いされがちだが、この銃はベレッタ「92F」ではなく初期型のベレッタ「92」を基に改良を施したモデルであるためこのような外見の差が生まれている。
品質自体はオリジナルの92に若干劣るようだが、値段が100ドルほど安い為一定の人気がある。
ただし、トーラス社の一番の売れ筋がこの銃であるためか、「一番人気の銃がコピー品の会社」と揶揄されることもある。
また、長らく本家ベレッタはスライドにセーフティがあるベレッタを販売し続けていたが、2019年にはスポーツ射撃用にセーフティがフレーム側に戻されたベレッタ92X Performanceが発売されたが、当初はトーラス社の製品と誤認する人がいた。
著名な使用キャラクター
レベッカ・リー(ブラックラグーン):ソードカトラスの二挺拳銃の内の片方が破壊された後一時的に使用しているが愛着は無いらしく粗雑に扱っている。
ペトルーシュカ(ガンスリンガーガール):サイドアームとして最後まで使い続けた。また、終盤には二挺拳銃で使用するときもあった。
余談
ダイ・ハードでのポスターやDVDパッケージではご存じの通りベレッタの92シリーズが使われているがなぜか30周年記念4K-UHD記念盤のパッケージでマクレーンが持っている銃が本編に出てすらいないPT92にミスで差し替えられている。