概要
「ROGD(急性性別違和症候群:Rapid-Onset Gender Dysphoria)」とは、トランスジェンダー伝染説と呼ばれ、性別違和(性同一性障害)はインターネットを介して伝染し発症するという「仮説」であるが、偏った統計手法・臨床的な検証が実施されていない等の理由で科学コミュニティでは否定されている説である。
この論文で調査対象となった親は、明確な反トランスジェンダーまたはトランスジェンダーに懐疑的な立場を取っているWebサイトや掲示板で募集されていたことから、論文が公開されるとほぼ瞬時に批判が集まった。
科学コミュニティで存在を否定されているにもかかわらず、トランスジェンダー伝染説は独り歩きを始め、反トランスジェンダーコミュニティで存在を取り上げられている。