水からの伝言
2
みずからのでんごん
水の結晶である氷に人類へのメッセージが読みとれるとする江本勝の著作。水を氷結させて、水に向かって様々な言葉をかけたり、音楽を聴かせたりしてカメラのついた特殊顕微鏡で撮影した結晶の写真の写真集(Wikipedia)
簡潔に言うと、「水に言葉をかけると、凍った時の氷の結晶の形がその言葉に影響される」という仮説のこと。
「言霊」や「(物理の方ではない)波動」といったオカルト思想に基づいている。
記されている実験の手順に沿って観察できる氷の結晶は、氷に大気中の水分がくっついて凍ったときにできるものであり、言葉をかけた水が凍ったものではない。
そもそも記述内容に沿う結晶を恣意的に選んで撮影したという背景もあり、どう考えても疑似科学なのだが、教育界に浸透しなぜか道徳の教科書に使われたこともある。道徳を説きたいがために科学を捻じ曲げることや嘘を教えることは不道徳極まりない。日本の科学教育の未来や如何に。
2014年末ごろからTwitterを中心に「1ヶ月綺麗な言葉をかけ続けた◯◯と1ヶ月罵声を浴びせ続けた◯◯」というネタが流行した。様々なものが浴びせられた言葉に影響を受ける、という主張が元ネタである。
綺麗な作画と作画崩壊を並べたり、類似した商品の高品質なものと低品質なものを並べたり、両極端な態度に変貌したキャラクターを並べたりするネタである。
仮面ライダーTheFirstの主人公本郷猛が大学院で行っている研究がこれに類似している。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です