S2インフルエンザ
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えすつーいんふるえんざ
S2インフルエンザとは、コズミック・イラ世界における新型インフルエンザによるパンデミックである。
コズミック・イラ54年、S型インフルエンザの突然変異で既存のワクチンが効かない新型インフルエンザが発生。S2インフルエンザと呼ばれたそれは、瞬く間に地球上に広まり、大規模なパンデミックへと発展。数多くの死者を出した。
コズミック・イラ55年、プラントのフェブラリウス市がワクチンの開発に成功し、これを大量に増産。地球への輸出を開始したことで、パンデミックは一年で収束することとなった。
しかし、コーディネイターの中に感染者がいなかったことや、発生の前年にジョージ・グレン暗殺事件が起こっていたことから、ナチュラルの間ではコーディネイターがジョージ殺害の報復とナチュラルの殲滅を図ったものではないかという根も葉もない噂が流れ、反コーディネイター感情が高まり、地球在住のコーディネイターのプラントへの移住が多くなっていった。
その後、S2インフルエンザの流行を「神の鉄槌」であるとし、エヴィデンス01の発見により権威を失墜した宗教界が復権。地球上での反コーディネイター感情の高まりに呼応し、遺伝子改変禁止に関する協定、通称「トリノ議定書」が採択され、遺伝子操作は再び法律で禁止された。
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