朝起きたとき、もし家中の時計の半分が午前7時で、もう半分が午前8時だったとしても、正しい時間はテレビが教えてくれるだろう
で、SCP-009-JPが発生したら、正しい時間は誰が教えてくれるんだ?
概要
アイテム番号 SCP-009-JP
オブジェクトクラス euclid
SCP-009-JPとは異常存在を「確保・収容・保護」する組織scp_foundation日本支部が収容するオブジェクトの一つである。
メタタイトルは「閏秒」。
SCP-009-jpは、不定期に世界中の時計がズレる異常現象で、なんとズレないことに定評のあるセシウム時計でさえもズレてしまう。
SCP-009-JPの影響を受けたセシウム原子時計は、2つのグループに分かれ、片方のグループよりももう片方のグループの方が早く時計が進むといった自体が発生する。
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さて、ここまでならただ時計がちょっとズレるだけの異常。
世界を貪るものや宇宙の終わりなどがゴロゴロ転がっている財団世界ではなんてことない現象。
しかし、まだSCP-009-JPの内容は終わってはいない
”我々は時間を間接的にしか知覚できないため、それが絶対的なものであると思いがちです。しかし実際には、時間は重力や速度の影響を受けます。最初のSCP-009-JPを確認した後、財団は時間や原子時計に影響を及ぼす要因を調査しました。”
当然、財団はSCP-009-JPの原理を解明すべく調査をした。
”その結果、SCP-009-JPの発生時には重力計も同様に異常を示していることが判明しました。そのため、SCP-009-JPは重力場の異常が引き起こしたものと考えられています。重力異常の原因を探る試みが行われましたが、地球周辺の天体に異常は確認されませんでした。また地球の自転速度や内部構造についても、我々に確認できる範囲では異常は見つかっていません” 。
調査の結果、SCP-009-JPの影響は重力にも及んでいることが判明した。
これが表すこととは。
”これらのことから、巨大な質量を持つオブジェクト(SCP-009-JP-1とします)が空間を歪めて瞬間的に出現した結果として、SCP-009-JPが発生していると考えられます。SCP-009-JP-1が長期的に存在した場合、地球に深刻な異常を引き起こす可能性があります。シミュレーションによる最悪の事例では、地球は潮汐分裂によって破壊されました” 。
悲報 SCP-009-JPトンデモなくヤバいシロモノだった
ブラックホールレベルの質量を持つSCP-009-JP-1が長時間地球の付近にいたらどうなるか。
当然、地球が崩壊するに決まっている。
現時点では一瞬しか出現していないが、SCP-009-JPが観測された時点ですでに地球は喉元にナイフを突きつけられているに等しい状態なのである。
財団に明日なんてなかった
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