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人物

プロフィール

本名姉: シャルロット・デエ(Charlotte Deshayes) / 弟: ヴィクトル・デエ(Victor Deshayes)
性別女 / 男
出身地フランス
声優姉: Catherine Gauthier / 弟: Jean-Baptiste Garnier

右胸に穴が空いている方が姉のシャルロット、その胸の穴に収まっているクリーチャーめいた小柄な方が弟のヴィクトルである。元々は完全に結合して産まれてきたが、エンティティの裏の世界に誘われるタイミングで突如ヴィクトルが凶暴化し分離。それぞれ完全に独立した個体となったものの、その後も平時はこれまでと同じように体を合わせて行動している。

複数で一人として扱われているキラーとして前例にリージョンがいるが、スキンによる差別化で4人組という形をなす彼らとは違い、ツインズは実際に2人で連携して儀式を行うキラーである。

背景

母との死別

シャルロットとヴィクトルは、17世紀のフランスで双子としてこの世に生を受ける。しかし、結合双生児として生まれた二人の出産に立ち会い、その姿に怯え逃亡した助産師を口火に、周囲は二人を「悪魔」と、そして彼女らを産み落とした母を「魔女」と呼び蔑んだ。

しかし母のマドレーヌは、そんな我が子たちを母の愛でなんとしても守り抜こうと、以降は二人を連れて放浪生活を始める。数年が過ぎ、物心ついた双子にとってこうした生活は当たり前のものとなり、愛情深い母からは、よく走ったり隠れたりしなければならないことも「ゲーム」だと教えられて育った。

しかし、二人が5歳のときに母が病気にかかってしまう。母に代わり町に食料を盗みに入った双子であったが、彼女ら親子を狩ろうと動き出した魔女狩りハンターに後をつけられ、夜襲を仕掛けられる。ハンターは病床の母に容赦なく棍棒で殴打し、その場で裁判を開始する。「彼女は魔術を使い、その結果この悪魔(双子)を産み落とした」という文字通りの魔女裁判で、母は木に縛り付けられ、子供たちの目の前で火炙りにされてしまう。

弟との死別

その後「悪魔」の双子はハンターに連れられ、黒衣を纏った謎の組織に売り飛ばされてしまう。彼らは根城である木造の神殿にて双子に対し異常で残虐、不可解な実験を繰り返し行った。双子は母の命を奪ったこともあり、より一層、他者への警戒と憎悪を強めるようになる。

そしてある日、双子を裁断に押さえつけ謎の儀式が行われた際、彼らの高位と思しき老人の持つ剣に戦慄し、咄嗟の隙き(老人が「メメント・モリ」とつぶやいた瞬間)を突いて脱出。逃亡時にヴィクトルが倒した燭台の火によって神殿は火の海に包まれた。なんとかその場を抜け出した二人であったが、シャルロットは弟を守ろうと体力を消耗したせいもあり、そのまま気を失ってしまう。気が付くと、ヴィクトルは動かなくなっていた。愛する母親だけでなく弟まで失い、シャルロットは悲嘆した。

一人迫害に耐える日々

一人となったシャルロットは、再びハンターや組織の追手が現れることを警戒し、それから数年間、何度も住処を変えながら盗んだ食料や家畜の残飯を漁って命をつないだ。その間、弟の亡骸は彼女にとって最後の心の拠り所とあり、決して手放すまいと守り続けた。ときには盗みがバレたことで、拳や言葉による暴力にも苛まれ、彼女の社会への憎悪はさらに増大していった。

やがて食料は底をつき、彼女にもとうとう限界が近付く。極寒の冬空の下、シャルロットはせめて暖を取るために森で枯れ木を集め火を焚べていたが、最早望みも失せ、死を迎え入れようとした。しかしその時、突然ヴィクトルが劈くような金切り声と共に息を吹き返したかと思えば、彼女の胸から分離し森の奥へと駆け出した。シャルロットも突然の出来事と胸部の激痛に驚きつつも、すぐに弟の名を呼びながらその後を追っていった。

深い霧の中、ヴィクトルの腕を締め上げる組織の者らしき人影をみたシャルロットは積年の憎悪が爆発。弟に害をなせば腸を引きずり出さんと激憤し、鎌を強く握りしめ、その影に向かって突進した。

性能

※2024年10月現在

基本情報

移動速度4.6m/s(シャルロット)/6.0m/s(ヴィクトル)
心音範囲32m(シャルロット)/0m(ヴィクトル)
視点高い(シャルロット)/低い(ヴィクトル)
凶器マルセイユの刃
シャルロットが農家から盗んだ使い古しの鎌を改造したもの。
固有能力血の結束
根城なし

固有能力:血の結束

シャルロットからヴィクトルを解放し、プレイヤーはアビリティ発動ボタンでシャルロット視点とヴィクトル視点に操作を切り替えられる。

ヴィクトルは操作されずにいると殺人鬼の本能が発動し、彼の付近を歩行中または走行中の生存者のオーラがシャルロットに視えるようになる。ただし、操作していないヴィクトルは生存者に潰されやすい。

飛びつき

ヴィクトル操作中に飛びつき攻撃ができる。飛び付きが命中した生存者はダメージを受け、ヴィクトルは無傷状態の生存者にはしがみつく。しがみつかれた生存者はその間、衰弱、無感覚(忘却)、行動不能のステータス効果を受け、ロッカーへの進入と脱出ゲートからの脱出が不可になる。

付近にいる生存者のオーラが視えるようになる。しがみつかれている間、生存者は払い除けアクションを完了するとヴィクトルを潰すことができる。

飛び付きが外れた場合、ヴィクトルは一瞬だけ脆弱になり、生存者は彼を潰すことが可能になる。ヴィクトルは自分の背より高い障害物に着地すると自滅する。

行動不能

生存者はほとんどの基本的なアクションを遂行できなくなる。これには自分や他の生存者への治療や治癒、発電機の修理と破壊工作、トーテムの浄化、チェストの調査、アイテムを使う・拾う・落とすことが含まれる。

固有パーク

  • 溜め込み屋

パーク範囲以内でチェストにアクションを行うかアイテムを拾った生存者の位置が判明する。儀式の開始時点で、マップ上に最大2個のチェストが追加で出現する。

  • 迫害

発電機を破壊すると、他のランダムな3台の発電機の進行度が最大3台まで後退し始める。これらの発電機が修理中の場合、修理をしている生存者に難しいスキルチェックが発生する。

  • とどめの一撃

発電機の修理が完了するたびに、とどめの一撃の力が高まる。2トークンを獲得する(最大5トークンまで)。1トークンを使用すると、次の突進攻撃の距離が最大80%増加する。

長所

ヴィクトルの圧倒的攻撃性能。

ヴィクトルはすさまじい高速移動が可能で、逃げ切ることはほぼ不可能。

体が小さく叫び声の感知範囲も18mと狭いため叫び声を聞いて逃げ始めてもまず隠れきれない。

よほど強い板をあらかじめ倒しておくなどしない限り、

ヴィクトルに追われた場合操作ミスを願って撹乱する、

シャルロットが遠い場合はロッカーに籠城するぐらいしか対抗策はない。

短所

強みをほぼヴィクトルに依存していること。ヴィクトルは負傷・我慢の相手に攻撃するとしがみつき、連続使用ができない。ヴィクトルがいなければシャルロットは無能力の徒歩キラーであり、対策は難しくない。

そのため生存者はいかにヴィクトルの攻勢を封じ込めるかが求められる。

ダウンさせる時は連続して行動できるため、殺人鬼側はいかに負傷状態の相手を作り、負傷から立て直させないか、という立ち回りが重要になるため必然的に這いずり放置が主戦術とせざるを得ず、相手がツインズを理解しているか、這いずり対策パークを持ち込むかで戦況は大きく変わる。

余談

望まれた悪魔

経歴から見ればわかる通り、本来彼女たち姉弟は完全な被害者である。

現代に生きる我々からすれば、障害を持って生まれてきてしまっただけなのだが、宗教的価値観が強かった当時の社会が彼女たちを悪魔として排斥した。

盗みをして暮らしていたことは正道と言えないかもしれないが、決して人を傷つけたりもしなかった善性に満ちた母も「魔女」の名の下に処刑され、人として認められないような状況で他にどんな手段で生きていけばいいのだろう?

社会の同調圧力…『無理解』が、何の罪もない彼女らを悪魔へと変えた。

社会が彼女らが悪であることを望んだ結果、本物の邪悪を生み出してしまったのだ。

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